「老後資金が2000万円不足します!!」と厚生労働省がまとめを発表したことが話題になり、老後資金に少し不安を感じている方も多いのではないでしょうか?
若いうちは、結婚・子育てなど自分の老後の資金を考える余裕なんてない!と言う方も多い事でしょう。
しかし、老後は誰にでもやってきます。
そして、老後の生活が豊かになるかギリギリになるかは自助努力次第という事なのです。
公的年金は、あくまでも生活費の補助として考えておくのが良いでしょう。
そこで、今回は老後資金の自助努力の一つである個人年金保険について解説していきますので、少し将来の生活について考えてみませんか?
目次
個人年金保険に加入する目的ってなに?
個人年金保険に加入する目的は、老後資金の準備です!!
老後と言われる一般的に退職後の生活の大事な収入源は公的年金だけとなります。
何も準備をしていなければ、公的年金だけとなりますよね?
公的年金には「国民年金」と「厚生年金」の2つがありますが、国民年金は保険料を満額支払っていても現状では月々65,000円ほどしか支給されません。
これで生活は出来ないため、自助努力を怠った方は貯金を切り崩しながらギリギリの生活をしなければいけません。
貯金も増え続ける訳ではないので、切り崩しながらとなるといつまで続くのか?と言う不安との戦いになるでしょう。
そうならないために、個人年金保険などに加入して自助努力をしなければいけないのです。
個人年金保険は本当に有効な手段なのか?
老後資金のために個人年金保険は、果たして有効な手段なのでしょうか?
個人年金保険にもいくつかの種類があり、決められた金額を決められた期間受け取る保険商品もあれば、決められた金額を決められたときから一生涯受け取れる保険商品もあります。
もちろん、決められた期間だけ貰える保険商品の方が保険料も安く、一生涯受け取れる保険の方は保険料が高くなります。
目的に合わせて選ぶことが大事になりますが、比較的有効な手段と言えます。
ただ、デメリットとしてインフレには弱いと思っておいてください。
個人年金保険は長い期間の保険となるので、その間に日本の情勢も変わる可能性があります。
20代・30代で個人年金保険に加入した場合に、現在の貨幣価値で将来これだけのお金を貰えますよ!!と言う契約をするので、もしインフレになった場合には貨幣価値が変わる事があるのです。
要は現在の1万円と言う価値は、30年後には1000円の価値しかないとなれば、折角準備をしていても、生活の足しにならない可能性があると言う事です。
しかし、こればっかりは誰にもわからない事ですので、リスクだけを気にしないでください!!
個人年金保険以外の方法はあるのか?
老後資金を準備する方法は、決して個人年金保険だけではありません。
近年では、個人型確定拠出年金(iDeCo)と言われるモノもありますし、投資信託などもNISAと言われる非課税制度もあり比較的優位に自己資金を増やす方法はあります。
また、終身保険や変額保険・外貨建終身保険など保険を活用する事も充分に有効な手段と言えるでしょう。
そして、従来からあるようにコツコツと貯蓄をするのも手段の一つとして言えますが、金利情勢が思わしくないために、銀行預金などは「ローリスクローリターン」と言えますが、元本を減らしたくない!と言う堅実な方には貯蓄と言う方法や国債を買うと言うのも有効な手段と言えるでしょう。
個人年金保険以外でも、自己資金を増やす方法はいくつもありますので、老後資金の準備を考えている方は、どれが自分に合っているのか?としっかりと見極めるようにしましょう。
おすすめの商品はどれ!?
個人年金保険のおすすめ商品を紹介しようと思いましたが、「これ!!」と言う商品が特にありません。
最近では、通常の円建ての保険に加えて、返礼率の高い外貨建ての保険も多くラインアップされています。
外貨建ての保険の場合には、保険金や保険料をすべてが以下に置き換えて支払いがされますので、為替リスクと国外情勢が大きく関係してくる保険となっています。
高利率だけに目を奪われて飛びつかないようにしましょうね!!
それでは、おすすめの商品が無いという事で、こんな商品であれば良いのではないかという事を少し解説しておきましょう。
- 堅く備えるなら「円建て商品」
- リスクを背負ってでも高利率を求めるなら「外貨建て」
- 退職から公的年金の受給資格までの繋ぎなら「一定期間の間支払われる商品」
- 公的年金と併用して一生涯持つのであれば「一生涯支払いしてくれる保険」
当たり前のことを書きましたが、こんなところでしょう。
自分が将来どのように受け取りたいか?をしっかりと考えましょう。
まとめ
個人年金保険は本当に必要か?という事を少し解説しましたがいかがでしたか?
個人的な意見としては、「お金に少し余裕があるのであれば加入する!」と言う感覚で良いと思います。
若い世代の方は、結婚・子育て・親の介護などこれからライフイベントが目白押しです。
自分の将来の事も大事ですが、今の金を大事にしなければなりません。
いくら将来が不安でも、今の生活をギリギリにするような経済に負担になる様であれば、個人年金保険などは、後回しにしてください。
あくまでも、保険はリスク回避をするモノであり、自分の首を絞めるようなことをするモノではありません。
人は生きている以上、様々な心配事がありますが、現在の生活をしっかりと送ることが先決と言うことは忘れないでください!!
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