雑誌などで紹介されている医療保険は本当におすすめの保険商品なのか気になりませんか？

この記事では、【私が実際に医療保険に加入するなら】という視点で保険商品を比較して医療保険を紹介します。

よりリアルな加入条件で、医療保険を比較していますので、医療保険選びで迷っている方は参考にしてみて下さい。

 

医療保険の比較条件

まず、医療保険を比較する際の条件を記載しておきます。

 

 

 

 

加入者は３０歳として、保険期間・保険料払込期間ともに終身とします。

これは、１０年・２０年後に見直しが必要になった際にも、精神的な負担なく気軽に保険を見直せるようにしているためです。

また、保障内容はオーソドックスな内容とはなりますが、三疾病や生活習慣病による長期入院に備えられるようになっています。

基本的な考え方は、せっかく医療保険に加入するなら、出来るだけ無駄なく保障は手厚くしたいという考え方です。

メディケア生命「メディフィットA（エース）」

個人的おすすめ医療保険の１つ目は、メディケア生命の医療保険「メディフィットA（エース）」です。

雑誌などでもおすすめの医療保険として取り上げられることの多い保険となり、保険料の安さ・保障内容の手厚さが注目される医療保険となっています。

それでは、おすすめポイントと保障内容・保険料例と注意点を紹介します。

個人的おすすめポイント

「メディフィットA（エース）」は、保険料の安さも魅力的な医療保険ではありますが、特約の種類が豊富な点や、入院給付金が１０日以内の短期入院なら１０日分をまとめて給付される点がおすすめのポイントとなります。

また、八大疾病でも入院給付金支払日数が無制限となることや患者申出療養にも対応できる点も大きな魅力となっています。

保障内容と保険料例

「メディフィットA（エース）」で付加する保障と保険料を紹介しておきます。

 

月々の保険料

男性	女性
２,２２６円	２,４７０円

 

がんや在宅療養に介護状態に関する特約も豊富にラインアップされているため、より手厚い保障にすることも可能となります。

保険料も他社と比べても安く設定されていることから、手厚い保障にしても保険料は抑えられると言えます。

また、入院時に一時金が欲しい方には【入院時一時金特約】があり、介護状態での保険料払込に不安がある方は【がん・介護保険料払込免除特約】が用意されています。

※がん・介護保険料払込免除は年齢や介護状態に関する条件がありますので、事前に確認をしておきましょう。

注意点と解説

大きな注意点はありませんが、先ほども書きましたように特約の種類が豊富なためカスタマイズ性が高いため、より目的に合った保障にすることが可能となります。

基本保障自体はシンプルな作りとなっていますので、自分がどのような保障が欲しいのかしっかりと考えて保障を決めていくと良いでしょう。

また、保険料支払免除の特約が２種類あることと、介護状態に関する保険料支払免除の条件は年齢と公的介護保険制度の要介護２以上の状態となることには注意するようにしましょう。

オリックス生命「医療保険 CURE Next（キュア・ネクスト）」

個人的おすすめ医療保険の２つ目は、オリックス生命の医療保険「医療保険 CURE Next（キュア・ネクスト）」です。

「医療保険 CURE Next（キュア・ネクスト）」は、男性におすすめの医療保険となります。

雑誌などでは評価が低くなりつつある医療保険ですが、実際に加入すると考えるとまだまだ他社の医療保険とも競合できる内容となっています。

それでは、おすすめポイントと保障内容・保険料例と注意点を紹介します。

個人的おすすめポイント

「医療保険 CURE Next（キュア・ネクスト）」は、保障内容としてはサブブランド系と比較すると劣る部分もありますが、三大疾病や七大生活習慣病への保障は負けていないと言えるでしょう。

また、「医療保険 CURE Next（キュア・ネクスト）」の最大のおすすめポイントは、男性の保険料が他社と比較しても安く設定されていることです。

そのため、三大疾病や七大生活習慣病への保障だけではなく入院一時金など、保障を手厚くしても他社よりも保険料は少し抑えられるのは大きな魅力となるでしょう。

保障内容と保険料例

「医療保険 CURE Next（キュア・ネクスト）」で付加する保障と保険料を紹介しておきます。

 

月々の保険料

男性	女性
２,４９６円	３,０１５円

 

入院一時金の給付金は選択できることから、予算との兼ね合いで給付額を考えると良いでしょう。

また、七大生活習慣病での入院に関しても、三大疾病と同様に無制限にも出来ますので、生活習慣病での長期入院に不安を感じる方は七大生活習慣病に関しても無制限にしても良いでしょう。

「医療保険 CURE Next（キュア・ネクスト）」は、SOMPOひまわり生命と同様に患者申出療養には対応していません。

注意点と解説

注意点としては、保険料払込免除の条件が三疾病のみであることと、三疾病でも急性心筋梗塞・脳卒中と心疾患・脳血管疾患では条件が異なりますので事前に確認をしておきましょう。

「医療保険 CURE Next（キュア・ネクスト）」は、カスタマイズ性の高さなど、サブブランド系の医療保険と比較すると劣る部分がありますが、男性の保険料に関しては他社と比較しても安く設定されているため、おすすめ商品にしました。

特約で用意されている保障は決して多いとはいえませんが、シンプルな保障内容が良いという方にはおすすめの医療保険となります。

ＳＯＮＰＯひまわり生命「健康をサポートする医療保険 健康のお守り」

個人的おすすめ医療保険の３つ目は、SOMPOひまわり生命の医療保険「健康をサポートする医療保険 健康のお守り」です。

「健康をサポートする医療保険 健康のお守り」は、病気の予防や回復治療などの保障が注目されていますが、実際に加入することを検討して保障を組むと意外に保険料も高くなく魅力的な医療保険となっています。

それでは、おすすめポイントと保障内容・保険料例と注意点を紹介します。

個人的おすすめポイント

「健康をサポートする医療保険 健康のお守り」は、がん・急性心筋梗塞・脳卒中という三疾病での長期入院だけではなく、入院一時金を付加することで短期入院にも備えられる医療保険となります。

入院一時金は１０万円となるため、他社の短期入院による一時金と比べても遜色ないと言えるでしょう。

また、入院一時金と入院日額を合せて受け取れるため、短期入院に関する保障は他社よりも手厚くなります。

保障内容と保険料例

「健康をサポートする医療保険 健康のお守り」で付加する保障と保険料を紹介しておきます。

 

月々の保険料

男性	女性
３,６５２円	３,７２７円

保障内容はシンプルにしていますが、がんなどの生活習慣病や介護に関する保障も用意されていますので、気になる方は追加で付加しても良いでしょう。

※七大生活習慣病追加給付特則は、シミュレーションでは選択ができなかったため、この特約を付加すると保険料は異なります。

注意点を解説

「健康をサポートする医療保険 健康のお守り」は、三大疾病による入院給付金の支払日数限度は無制限となりますが、七大生活習慣病に関しては６０日延長される内容となります。

因みに、他社は八大生活習慣病となりますが、健康のお守りでは、膵疾患を除く七大生活習慣病となります。

保険料払込免除の条件に関しても、ハードルが他社よりも高いため、約款を確認して保険料払込免除になる条件は事前に確認しておくことをおすすめします。

また、「健康をサポートする医療保険 健康のお守り」では、患者申出療養に関する保障がないことも注意点のひとつとなります。

はなさく生命「はなさく医療」

個人的おすすめ医療保険の４つ目は、はなさく生命「はなさく医療」です。

はなさく生命「はなさく医療」は、女性におすすめの医療保険となります。

保険料は決して安いとは言えませんが、女性向けの保障が充実している点が大きな特徴です。

それでは、おすすめポイントと保障内容・保険料例と注意点を紹介します。

個人的おすすめポイント

はなさく生命「はなさく医療」は、日本生命グループということもあり、女性向けの保障が充実している点が大きなポイントとなります。

決して保険料が安いとはいいきれませんが、女性がん早期発見サポート特約など、女性向けの特約が充実していることから、他社の女性向けの保険商品よりも細かい保障設定が可能となります。

また、保険料払込免除の条件は他社よりも少し緩い設定になっているのもポイントのひとつです。

保障内容と保険料例

はなさく生命「はなさく医療」で付加する保障と保険料を紹介しておきます。

 

月々の保険料

男性	女性
３,０５８円	３,４６９円

 

サブブランド系では珍しく患者申出療養の保障はありませんが、女性に関する保障は充実しているので、女性特有の疾病による費用が気になる方には心強い医療保険となります。

何度も書きますが、保険料は決して安くはありません。

注意点と解説

保険料の払込免除の条件が８疾病での入院となり、他社の条件よりもハードルは低めに設定されていますが、加入する際には払込免除の条件をしっかりと確認することを忘れないで下さい。

また、障害状態や介護状態でも払込免除の条件に該当するケースがあるため、万が一の時に保険料の払込が心配な方は、保険料払込免除の条件を確認して特約を付加しておくことをおすすめします。

サブブランド系にしては珍しく、短期入院や患者申出療養に対応していませんが、女性向けの保障が充実していることから、おすすめの医療保険として紹介しました。

 

おすすめできる医療保険はまだまだある！？

今回は４つの医療保険をピックアップしましたが、１８種類の医療保険を調べたところ、紹介した４つの医療保険だけではなく、非喫煙者の割引や健康面の割引が適応される医療保険や特約が充実している医療保険など、それぞれに面白い特徴をもった医療保険があります。

ネオファースト生命やＳＢＩ生命の医療保険は、非喫煙者や健康状態に自信がある方にとっては保険料の割引が適応されるため、今回紹介した医療保険よりも安く加入できる可能性もあります。

また、チューリッヒ生命の医療保険は、不妊治療の保障があるなど女性におすすめできる医療保険もあります。

保障内容があらかじめ決まっている医療保険などは、あれこれ保障を決めるのが面倒だという方にはピッタリな医療保険とも言えます。

医療保険は、人それぞれに考え方が異なりますので、自分にあった医療保険を見つけられるようにしましょう。

因みに、インターネットを通じて申込みができる通販型といわれる医療保険は、保障内容や保険料の観点からおすすめできない医療保険が多かったという事実も最後に書いておきます。