学資保険に加入する際に、契約者を男性のお父さんにしている方は多いのではないでしょうか?
しかし、その選択をしていると少し損をしていると言うのに気付いている方は意外に少ないです。
学資保険は、女性であるお母さんが契約者になった方が実は少し得をするのです。
今回は、その理由を少し解説していきます。
学資保険は、貯蓄代わりと言う考え方が強いので、出来るだけお得に加入したいものですよね!!
目次
学資保険は女性が契約者にするだけでお得!!
結論を先に言っておきましょう。
同じ年の夫婦や夫婦の年齢差が少ない夫婦は、学資保険の契約者を女性にしましょう。
そうするだけで、少しお得になります。
お得になると言っても、数円~数十円の話であり、返戻率に関しては1%も変わりません。
しかし、少しの差でもお得に備える方法を知っておきましょう。
そして、年齢差のある夫婦はどちらを契約者にするのかをしっかりと考えましょう。
それでは、なぜ女性が契約者になるだけで得をするのか、その理由を解説していきます。
男性と女性で保険料が異なる
生命保険は、男性と女性で保険料が異なるという事は知っていますか?
それは、リスクが男性と女性で異なるからです。
基本的に、女性が男性よりも平均寿命が長い事で、死亡するリスクが男性よりも低いと言う事から、死亡に関する保険では女性の方が少し保険料は安いのです。
また、年齢によっても保険料が変わる事から、夫婦で男性より女性の方が若い場合には、迷わず女性が学資保険の契約者になる方がお得になるのです。
この、男性と女性で保険料が異なると言うのは、しっかりと覚えておいてください。
受け取れる金額は同じという事は?
学資保険は、その他の保険と違い子供の学費準備に特化した保険です。
そして、学資保険を検討している方や契約している方は、もちろん知っていると思いますが、学資年金や満期保険金と言う、保険会社から受け取れる金額は決まっています。
これは、男性が契約者になろうが女性が契約者になろうが、何歳で加入しようが、受け取れる金額は同じという事です。
要は、総受取額300万円の学資保険に、何歳で加入するかによって保険料が決まるだけなのです。
受け取る金額が同じという事は、出来るだけ支払う保険料が少なくなることで得をするという事になりますよね!!
そのため、同じ年の夫婦であれば、女性の方が少し保険料は安くなるので、女性が契約者になる方が少しお得となるのです。
男女でどれだけの差があるのか?
言葉だけでは少し解りにくいと思いますので、男女でどれぐらいの差があるのかを少し紹介していきます。
日本生命「ニッセイ学資保険」の場合
受取総額300万円で保険料支払い期間は10年・祝い金なしの場合
保険料(月払い)と返戻率
年齢 | 男性 | 女性 |
25歳 | 23,300円
(107.2%) |
23,260円
(107.4%) |
35歳 | 23,370円
(106.9%) |
23,310円
(107.2%) |
45歳 | 23,590円
(105.9%) |
23,430円
(106.7%) |
若い間は保険料も安いので、男女で大きな差はありませんが、年齢が上がるにつれて保険料に差が出てきますので、返戻率の差も大きくなってきます。
夫婦間に年齢差がある場合には、少し考えた方が良いという事です。
学資保険の注意点
学資保険は女性を契約者にする方がお得とはなりますが、注意点として契約者死亡の時は保険料払込が免除となりますので、家計の収入の柱が男性の場合は男性を契約者にしておくとリスクは半減されます。
もし専業主婦の方を契約者にしていて、収入の柱である男性が亡くなった場合には、収入は無くなりますが学資保険は払い続けなくてはいけません。
そうなると、学資保険の保険料が家計の大きな負担になる可能性があるという事です。
この様な場合を考えると、男性と言わず家計の収入の柱の方を契約者にしておくと万が一の時でも大丈夫です。
まとめ
学資保険は貰える金額が決まっていて、お父さんでもお母さんでもどちらが契約者になっても良い保険です。
しかし男女で保険料の差があるので、出来るだけ保険料の安い女性が契約者になる事で、少しでもお得に教育資金の準備が出来るのです。
しかし、万が一の時の事も考えなくてはいけませんので、その辺りのリスク管理もしっかりしながら保険を選ぶようにしましょう。
男女の保険料の差と言うのは意外に知らない方も多いので、この記事をきっかけに少し節約ができるという事を知っていただければ幸いです!
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