保険選びを失敗して「こんなはずじゃなかった」と後悔する人が結構います。
厳密に言うと、生命保険に加入した時には気づくことが出来ない方が多いという事です。
生命保険に限らず、後悔すると解っていて商品を買う人っていませんよね?そんな方がいるとすればそれはすごく特殊な人です。
誰しも「この商品は必要だ!」「この商品が欲しい!」と考えることで、その商品を買いますよね?
そして、その商品が高額であればあるほど購入に対して慎重になりますよね!
それは後悔したくないと言う心理的なモノがあるからです。
しかし生命保険に関しては、保険に加入して数年・数十年経った後に、後悔すると言う方が一定数必ずいらっしゃいます。
なぜそんな事になるのか?という所と、保険選びを失敗した先には何が待っているのか?という所を今回は少し紹介していきます。
目次
保険選びを失敗すれば悲惨な結果が待っている!?
記事タイトルにもしましたが、保険選びを失敗すると悲惨な結果が待っているケースが多いです。
何が悲惨かと言うと、損をし続けることになるのです。
途中で気づけるとまだ良いのですが、最悪の場合には本当に保険が必要になった時に保険に加入できなくなる事や、莫大な保険料を支払わなければいけなくなると言う事になるのです。
同じ保障でも、保険の選び方でその差は数十万円・数百万円の違いが出てきますが、それをしっかりと理解している方が少ないのです。
悲惨な結果にならないように、失敗する理由とその場面をしっかりと知っておきましょう。
注意が必要なのは国内大手生命保険会社!?
保険選びで失敗する最も多い原因は、国内生命保険会社の外交員(よく言う生保レディと言われる人)から保険を買う場合です。
このサイトでも何度か書いている事ですが、国内生命保険会社の商品は将来的に大きな損をする可能性が非常に高い作りになっています。
国内生命保険会社の主力商品の多くは、いわゆる「更新型」の保険となっているため、10年や15年経つと、保険の更新が必要になります。
この「更新」と言う言葉で勘違いされる方が多いのですが、「更新」と言う言葉は間違いではありませんが、実際には新たな保険契約を結ぶこととなり、保険料を決める年齢は更新時の年齢が適応されるので、更新時には保険料が大幅に上がるのです。
そして、この類の保険は最終更新が70歳や80歳などとなっているため、最長でも90歳ぐらいまでしか保障がありません。
「90歳まで保障があれば充分じゃないの?」と思う方も居るかもしれませんが、現在では医療技術も進歩し、健康寿命も延びて人生100年時代と言われています。
仮に100歳まで生きたとすれば、90歳以降は無保険状態が続いているという事です。
その時に病気で入院したりすると、何も保障がないという事です。
また保険料の事を言うと、「更新型」の保険は保険料がどんどん上がっていく保険であり、20代や30代と言う比較的若いときに保険を契約すれば、その保障内容を変えずに50代・60代で保険を更新しようとすると、保険料は若いときに比べて4倍以上の保険料になる事も珍しくありません。
こういった事を知らずに、国内生保の外交員(生保レディと言われる人)から保険を買うと後々大変な事になるのです。
これが、保険選びに失敗したと感じる人の1つ目の原因です。
保険を言いなりで加入している!?
生命保険は、マイホーム・自動車に続く人生の中で大きな買い物の一つと言われています。
マイホームや自動車を営業マンの言いなりで買う事ってありますか?
大きな買い物だから、細部まで拘って買うまでに時間を掛けませんか?
しかし、生命保険に関しては保険ショップや外交員など保険の専門家と思われる営業マンの言いなりで買っていませんか?
保険の営業マンは、保険を買わせるのが仕事のため、デメリットも勿論伝えますが商品の利点や必要性を説き、買わせる方向に持っていきます。
これは、どの業界の営業マンでも同じことですが、生命保険に関しては圧倒的に買う側にとって不利な条件が揃っているため、営業マンの言う事を鵜呑みにして保険契約をする方が多いのです。
これがすべて悪いと言う訳ではありませんが、良く考えて下さい。
売りたいものと買いたいものが、ピッタリと合う事ってあると思いますか?
売り側は売りたい物を売っていますが、それが買う側の買いたい物ですか?本当に買いたい物を把握できていますか?
保険屋さんが言うから間違いないだろう!と言う考えで、生命保険に加入していれば、これも後々になって後悔する原因になるのです。
保険選びで失敗しないためにはどうすれば良い!?
保険選びの大切さと言うのが徐々に解ってきたと思います。
しかし、保険の事をあまり解らない方にとって、何をどうすれば後悔のない保険選びが出来るのか?と言うのは非常に難しい事ですよね?
そこで、簡単に保険選びのポイントを解説します。
保険選びの簡単な重要ポイントは「いつまで?」これだけです。
- いつまで保障が必要?
- いつまで保険料を払うの?
これをしっかりと抑えるだけで、保険の全体が見えてきます。
生命保険はどうしても、目先の月々の保険料しか見ていない方が多いですが、それだけではなく、この保険はいつまでの保障で、総額いくら払うのか?と言うのを把握すれば、後悔する事は少なくなるでしょう。
また、さらに後悔の少ない保険選びをするには、自分にはどんな保障が必要なのか?を考える事です。
この2つをしっかりと考えるだけで、保険選びに失敗するリスクは少なくなります。
完璧な保険選びは誰にもでない
これまで保険選びを失敗する原因や、失敗しにくいポイントを解説しましたが、それらを読んで、完璧な保険選びをしたいと思う方も居るかもしれません。
しかし、これだけは言っておきますが、完璧な保険選びは誰にもできません。
これは、保険を販売する方々や保険に精通している方でも、完璧な保険選びは出来ないという事です。
それはなぜかと言われると、答えは簡単です。
「将来の事は誰にもわからない」という事です。
死亡保険に関しては比較的完璧に近い保険選びは可能です。
死んだ時にいくら貰えるのか?という事と、その保障は一定期間なのか一生涯なのかを選ぶだけで、後悔する事は少なくなります。
しかし「医療保険」や「がん保険」に関しては、病気で入院したら日額○○円や、がんと診断されたら○○万円などと言う保険は、病気をしなければ支払われない保険です。
当たり前のことですが、健康でいれば確実に損をする保険ですが、病気になれば助かる保険です。
病気になるかならないかは誰にもわかりません。
それと同じように、将来のリスクと言うのは誰にもわからないのです。
明日、急に仕事でリストラに遭うかもしれませんし、交通事故に遭うかもしれません。
将来のリスクに備えるために保険に加入するのですが、可能性を考えるだけで、将来の事は販売する方も買う方も解らないため、完璧な保険を選ぶという事は誰にもできないのです。
その中で、いかに完璧に近い保険選びをするのか?と言うのが重要になるのです。
まとめ
保険選びを失敗するとどうなるのか?その失敗の原因は何なのか?という所を解説しましたが、どうでしたか?
保険と言う物に携わって一番感じることは、大きなお金が動いているモノに対して興味を抱く人が少ないという事です。
保険の売り方やイメージにも問題はあると思いますが、買う方もしっかりとした知識が必要なのです。
昔は、日本生命や住友生命など国内の大手生命保険会社しか生命保険を販売していなく、選択肢も非常に少なかったのですが、近年では損保系の生命保険会社や外資系の生命保険会社も多くの保険商品を販売しています。
そして、保険の選び方や商品の特性も大きく変わってきている中で、買う側がそれについていけていないと言う現実があります。
もっと、保険について真剣に考えみませんか?
真剣に考えることが、保険選びで失敗しない大きな第一歩となるのです。
コメントはまだありません