「結婚をした」「子供が生まれた」など、生命保険への加入を考え始めた時に、保障額をいくらにするのか?と言う悩みに直面する人も多いでしょう。
保険は万が一の時のために加入するモノですが、実際にいくらの保障があれば良いのか?と言うのはあまり想像できないモノです。
そこでこの記事では、保障額の決め方について解説していきます。
同じ死亡保険でも目的によって保障額が異なりますので、その辺りも含めて解説しますので、保険加入を考えている方は、どんな保険を選ぶのか?という所を決めた後にここで解説する事を実践してみてください!!
保険金額の決め方はこれ!!
保険金額の決め方と言うのは意外と簡単なのです。
基本的には以下の3つを意識すれば、自ずと保険金額は決めることが出来ます。
- 誰が誰のために
- 今の生活費はどれぐらい?
- 将来の人生設計
それぞれについて少しずつ解説していきましょう。
誰が誰のために保険を掛けるのか?
まず大事なのは、「誰が誰のために保険を掛けるのか?」という事です。
保険の目的をしっかりと把握しておかなければいけませんよね!!
同じ死亡保険でも、残された家族のために保険に入るのか、自分の死後の整理費用(葬儀やお墓に掛かる費用)の準備なのか、老後の資金を準備するためなのか、死亡保険の活用方法にも数多くあります。
まず、「誰が誰のために保険を掛けるのか?」を考えて、保険に入る目的をハッキリとさせておきましょう。
今の生活費にどれぐらい掛かっている?
これは、残された家族のための死亡保険である「収入保障保険」などに加入する場合です。
保険金額は、現在の手取り給与と同額の保障額にしましょう。
少し残酷な言い方ですが、自分が死んだ後も残された家族は生活をしていかなければいけません。
生活をする上で、月々の収入は大切です。この月々の収入を保険金と言う形で残すのです。
そして、自分が死んだ後の生活は家族が一人減る事で、生活費も今よりも少し少なくなります。
その事を考えると、現在月々手取りで貰っている給与と同額の金額を貰えるようにしておけば大丈夫という事です。
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将来どうなっていくかを計画する!
人生設計という事です。これに関してはライフイベント表と言う物を使うと設計しやすくなります。
子供が生まれたタイミングなどで、子供の幼稚園・小学校・中学校・高校・大学・成人と言うライフイベント時に、自分たち夫婦がいくつになっているのか、またそれぞれの進学時にいくらぐらいかかるのか?そして、親の介護などの必要性は出てくるのか?など、将来に掛かる費用をあらかじめ知っておくことで、保険加入・保険金の決め方もしやすくなるのです。
ライフイベント表は、結婚したタイミングで一度作成するようにしましょう。
その後、出産などの節目・節目で新しいモノを作っていくようにしましょう。
決して、「一度作ったからもう良いだろう」と言わず、出来ればこまめに更新する様にしたほうがより具体的になるので、おすすめします。
その他の保険の保障額はこう決める!
死亡保険は残された家族に残すためだけに加入するモノではありませんよね。
自分の葬儀代などの死後整理費用や老後の生活費を準備すると言った目的も勿論あります。
葬儀代などの費用としていくら必要かは知っていますか?
平均的に葬儀・お墓代など合わせて200万円必要と言うデータがあります。
葬儀の規模やお墓の有無など、人によって異なりますが、出来れば葬儀にいくらぐらいかかりそうだな?と事前に調べておき、その金額を保障額として準備するのが良いでしょう。
また、老後資金を準備するなど貯蓄を目的とする場合には、保障額ではなく月々の保険料をいくらなら出せるかな?という事を考えて下さい。
貯蓄を目的とする場合には、保障額よりもいくら保険料を払っていくら返ってくるのか?と言う方が重要になります。
保険期間と払込期間も重要!?
保険金額の決め方を解説しましたので、保険期間と払込期間についても少し解説しておきましょう。
生命保険は保障額を決めるのも大切ですが、保険期間と保険料の払い込み期間もすごく重要になります。
それぞれ少しずつ解説しましょう。
保険期間は目的によって変わる
保険期間は、生命保険の加入目的によって変わります。
残された家族のために加入するのであれば、いつまで保障があれば良いのか?という事を考えなければいけません。
最低限、子供が独立するまで生活費を準備すれば問題ないでしょう。
子供が独立した後は、残された配偶者のみでの生活になりますので、遺族年金などで賄える場合が多いです。
そういった事を考えて、すべての子供が独立するであろう時期まで保険期間があれば良いという事になります。
また自分の死後整理の費用を準備する場合には、自分が死ぬまで保障が続かなくてはいけないので、終身保障にしておかなければいけません。
この様に、目的によって保険期間は異なるという事です。
保険料の払い込み期間も重要!!
保険料の払い込み期間も重要になってきます。
保険料は、保険料の払込期間の長さによって変わります。
長ければ長いほど月々の保険料は安くなり、短ければ短いほど浮月の保険料は高くなります。
保険期間が決まっている定期保険であれば、保険期間中払い続ける場合が多いですが、終身保険の場合にはいつまで保険料を払うのか?と言うのが重要になります。
貯蓄目的であれば、保険料の払込期間が短ければ短いほど月々の保険料は高くなりますが、返ってくる返戻金の額は大きくなります。
逆に、死後整理のために死亡保険に入るのであれば、終身払いと言う、生きている間ずっと保険料を払い続けると言う方法を選択すれば、月々の保険料は安く抑えられます。
しかし、ずっと払い続けるのが嫌だ!と言う方は、保険料の払い込み期間を設定する方が良いでしょう。
まとめ
保険金額の決め方について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
今回は死亡保険をメインに解説しましたが、死亡保険は加入目的によって保険金額(保障額)や保険期間が変わる保険だという事も解説しました。
その事から、自分が何のために保険に入るのか?と言う加入目的をしっかりと把握して、目的に合った保険を選び、目的に合った保険金額を決められる様にしていきましょう。
また、今回は死亡保険をメインで書きましたが、医療保険やがん保険に関しては少し違う考え方で保険金額を決めますので、その事に関しては、また別の記事で解説します。
そして、今回は保険金額の決め方という事を説明しましたので、もう少し根本的な保険の選び方という記事も書きますので、併せて読んでいただければと思います。
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