「生命保険の加入や見直しなどで、保険ショップや代理店などに足を運び、保険の相談をしようと思っている方に向けて、元保険屋さんとして保険を売っていた立場で「どんなことを事前に準備してくれていればスムーズに話が進むのか?」という所を、今回は少し解説していきたいと思います。
解説と言っても、まったく難しいことでもなく、保険の知識がどうこうと言う事でもありません。
誰でも簡単に出来る事ですので、保険の相談に行く前に少し実践しておきましょう!
目次
生命保険に入る目的をハッキリさせておく!
一番重要なことで初歩的な事ですが、なぜ保険に加入するのか?という所をハッキリさせておきましょう。
保険に限らずですが、何も欲しいものが無いのに買い物に行くと言う事は少ないでしょう。
ウインドウショッピングと言う言葉もありますが、それも「今度こんなのが欲しいから下見しておこうかな?」と言う目的があるでしょう。
生命保険も同じで、保険ショップに行くと言う事は少なからず保険が必要なんじゃないかな?と思っているからだと思います。
その理由が、「親や親類・知人に言われたから」「保険の外交員がしつこいから」「身近な人が病気などになって保険の大切さに気付いたから」など、理由は様々だと思います。
しかし、ここでハッキリさせておくのは、上記のような理由ではなく、なぜ自分が保険に入ろうと思ったのか?何が心配なのか?という所です。
「死亡したときに残された家族が心配なのか?」「病気になった時の治療費が心配なのか?」「働けなくなった時に収入が減るのが心配なのか?」と言うより具体的な理由をハッキリさせておいて欲しいのです。
そうする事で、相談に行く側としては漠然敵に保険って必要なのか?と言う段階で相談するよりもより内容のある相談内容になり、有意義な時間となるでしょう。
相談される側としても、目的がはっきりしている方が初歩的な「保険とは?」と言う説明が最低限で済ませることが出来る事と、提案内容も絞りやすくなります。
目的がハッキリしなければ、相談する方もされる方も非常に話がスムーズに行くことが多いです。
家計の見直しをしておくとさらに良い!?
生命保険の相談に行く前に、家計の見直しと言うか確認をしておいてもらうとさらにありがたいです。
これは、「これを節約して~」などと言う事ではなく、現状の家計を把握しておいてほしいと言う事です。
保険の相談窓口と言うのは、基本的には保険の専門家です。
ファイナンシャルプランナーがいる場合もありますが、そのファイナンシャルプランナーも基本的には保険の専門家であり、家計の見直しの専門家ではありません。
その事から、家計の相談と言うより生命保険の相談をするうえで、生命保険に一体いくら使えるのかな?と言う事を把握しておいて欲しいのです
生命保険の相談に来ていただき、リスクやニーズを把握して保険の提案をしても、保険料が予算をオーバーしてしまうと、保障を削ったりとしなければいけなくなります。
生命保険の相談をする前に、家計をしっかりと把握して収入と支出のバランスをしっかりと把握したうえで、保険にどれぐらいのお金を使えるのかな?と言うのを確認しておいていただければ、提案する側としては予算内でベストな選択肢を用意することが出来ます。
また、予算オーバーになりそうな時でも、担当者によっては家計の見直しまでも期待できることもありますので、「使えるお金」の確認はしっかりとしておいてください。
生命保険に入っている方は保険証券の用意も必要!?
よく「生命保険の見直しには保険証券を持ってきてください!」と言う事を見聞きした事がある!と言う方も多いでしょう。
これは、見直しの時に限った話ですが、「現状どんな保険に入っているのか?」と言う確認をするためです。
保険ショップや保険代理店と言うのは、保険に精通していて当たり前であり、保険証券を見ただけで、保険の種類・特徴などすべてわかります。
ちなみに、保険の事を少し知っていれば、保険会社と商品名と加入時期などを聞くだけで、どんな保険でどんな特徴があってメリット・デメリットまでしっかりわかる人もいます。
また、「保険証券が無いよ・・・」と言う方は、覚えている範囲で良いので、加入保険会社と加入時期・保険の商品名が解るようにしておいて欲しいところです。
要は、覚えている範囲で保険会社に問い合わせて、契約している保険をまとめていて欲しいのです。
これは、保険の相談窓口や代理店に保険の相談に行っても、その場で保険会社に問い合わせると言う事が難しい場合があります。
保険契約は個人情報のため保険会社は情報を提供することは出来ません。
契約をした保険の取扱代理店であれば、情報をしっかりと出すことは出来ますが、契約した代理店や担当者以外のところに相談に行く場合には、既契約の情報と言うのは全く調べようがありません。
そのようなこともありますので、保険の相談に行くときは、契約している生命保険の保険証券はしっかりと持っていくようにしましょう。
また、保険に加入したときは保険証券をしっかりと保管しておくようにもしましょう。
まとめ
生命保険の加入や見直しで保険ショップや代理店に行く前にしておくことを紹介してきましたが、最後に少しまとめておきます。
- 生命保険へ加入する目的をハッキリさせておく
- 生命保険に使える金額を把握しておく
- 現在加入している保険をしっかりと把握しておく
この3つだけです。
今回紹介したことは基本的なことではありますが必要な事です。
また、保険ショップや代理店に保険の相談に行くと言う事は、少なからずあなたは保険が必要だと思っているでしょう。
ただ漠然と「保険が必要なのかな?」と言うだけでも保険ショップに行くことは良いことではありますが、貴重な時間を割くと言う事を考えると、事前にどんなことを求めていくのか?という所をしっかりと把握しておくことは、相談する方にとっても、される方にとっても良いことです。
難しいことのように思う方も居るかもしれませんが、気軽に保険について相談するもの保険ショップにとっては歓迎ですので、自分でハードルを上げる事はやめて、気軽に保険について知ると言うのも良いかもしれませんね。
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