少しずつ注目を浴び始めている保険であるリターン型の医療保険。
2013年に東京海上日動あんしん生命が初めて販売して6年ほどが経ち、追随する保険会社もいくつか出てきたことで、その商品数は少し増えました。
しかし、まだまだ認知度の低い保険商品と言えますが、若い方にとっては面白い商品と言えるでしょう。
そこで、今回はリターン型の保険商品4つを、おすすめの順に紹介していきます!!
目次
リターン型商品はこの4つ!
順位を付ける前に、保険商品を少し紹介しておきます。
支払った保険料が戻ってくる医療保険は、現在4つしかありません。
- 東京海上日動あんしん生命「メディカルKit R」
- メディケア生命「メディフィットリターン」
- ソニー生命「メディカル・ベネフィットリターン」
- メットライフ生命「リターンボーナスつき終身医療保険」
この4つだけです。
意外と少ないな!と思った方も居るのではないでしょうか。
そもそも、保険料を返すという事は保険会社にとってはあまりしたくない事ですので、この様な保険を販売する会社は少ないのです。
今後、増えるかどうかはこの4商品の動向次第と言ったところでしょう。
おすすめの順位を発表!!
この4商品をおすすめする順番に並べ替えましょう!!
1位:メディケア生命「メディフィットリターン」
2位:東京海上日動あんしん生命「メディカルKit R」
3位:メットライフ生命「リターンボーナスつき終身医療保険」
4位:ソニー生命「メディカル・ベネフィットリターン」
この順位になります。
それぞれの特徴・保険料を比較したうえでの順位になります!!
この中で、少し特異なのが、メットライフ生命の「リターンボーナスつき終身医療保険」です。
この商品は、他の3商品と違い実質無料で医療保険に加入できる内容となっています。
その仕組みについては、後ほど少し解説をします!!
おすすめのポイントは?
まず、この保険商品の特徴は健康であれば、契約時に決めた年齢または時期に「健康還付給付金」と言う形で、それまで支払った保険料が戻ってくると言う仕組みです。
そのため、通常の掛け捨ての医療保険と比べて保険料は高めの設定になっていますが、決して大きなデメリットと言う訳ではありません。
そして、保険商品の内容は非常にシンプルなものとなっているケースが多く、主契約は多くの商品で病気やケガでの入院・手術の保障のみとなっています。
その上で、3大疾病や生活習慣病などに備えたい場合には、別途特約をセットしてカスタマイズする必要はありますが、自分好みの保険商品にすることが出来ると思えば保障面でも大きなデメリットのない保険商品です。
保険を見直すチャンスを作れる!?
この商品を個人的におすすめする理由は、保険料が戻ってくる事で保険の見直しをするチャンスが有るという事です。
若いうち(20代や30代)に医療保険に加入した場合、本当に医療保険に必要性を感じるまでに20年・30年掛かる場合があります。
それは、50代から病気のリスクが急増する為です。
その時まで健康に過ごして、いざ医療保険のお世話になると言う時に、医療技術と医療保険の内容が合っていなければ、医療保険は意味を成さなくなります。
この先20年・30年先の医療技術の進歩は誰にもわかりません。
しかし掛け捨ての医療保険に加入して、30年後に病気になった時に今の医療保険で対応できるでしょうか?
そして、20年・30年経ったときに、医療保険を見直して加入し直すとなった場合、それまで支払った保険料はすべて無駄になります。
無駄になると言うのは少し語弊がありますが、戻ってこないお金になりますよね?
しかし、この保険では健康で過ごした場合にはそれまで支払った保険料が戻ってくる事で、支払った保険料は無駄にならないのです。
その上で、保険を継続するか見直すかの選択肢が生まれるのです。
あくまでも、健康で医療保険に入れると言う条件の下ですが・・・・
実質保険料が無料になる!?
この4つの商品の中で、特異な商品であるメットライフ生命の「リターンボーナスつき終身医療保険」は、実質保険料が無料になる商品です。
これ以外の保険商品は、終身保険で保険料の支払いは終身払いとなり、「健康還付給付金」を受け取った後も保障が続く限り保険料を払い続けなければいけませんが、メットライフ生命の「リターンボーナスつき終身医療保険」は、払込期間が有期でリターンボーナスを受け取るまでとなっています。
そのため、リターンボーナスを受け取った後は保険料の支払いが無く、保障だけが続く商品となっています。
そのため、実質的に無料で医療保険に入れるのです。
しかし、保険料はどの商品よりも高く、リターン系の他の商品よりも2倍近い保険料を払わなければいけません。
同じ終身型の医療保険で掛け捨ての保険であれば、終身払いの商品の保険料の6倍近い保険料の設定となっています。
保険料が非常に高いですが、トータルするとすごくお得な商品となります。
そのため、この保険料を払える人は、大きな得を手にできるという事になります。
保障内容はどれも同じ!?
先ほども少し説明しましたが、この4つの保険商品の保障内容は基本的に同じです。
主契約は、病気やケガでの入院・手術から放射線治療などになっていて、その他は全て特約です。
特約も掛け捨ての保険と変わらない、先進医療や三大疾病や生活習慣病・がんへの保障など、一般的な医療保険と同じ内容になっています。
そして、この4つの保険商品も主契約・特約共に同じような保障がラインナップされていますので、保険料と相談しながら自分の好きな商品を選べば良いでしょう。
まとめ
支払った保険料が戻ってくる医療保険、リターン型の医療保険について書きましたが、今回はこの商品の全体の特徴などの内容になしました。
しかし、おすすめする順位は今回の通りです。
メディケア生命が4つの中で保障面・保険料共にコストパフォーマンスは良いと言えるでしょう。
東京海上日動あんしん生命は、この分野の先駆者として保障内容も保険料もベースの商品と言えるでしょう。
3位にメットライフ生命を入れましたが、これは「保険料を払える人」と言う前提条件付です。
最後をソニー生命にしましたが、4つの中で劣っていると言う訳ではなく、東京海上日動あんしん生命と保障内容が変わらず保険料もさほど変わらないという事から、特異性のあるメットライフ生命を先に持ってきたと言うだけです。
この、リターン系商品は、2013年に東京海上日動あんしん生命が発売開始した比較的新しい保険商品ですので、これからどんどん出てくる可能性もありますが、まだまだわからない商品です。
特性をしっかりと理解すれば、面白い保険と言えるでしょう。
また、それぞれの商品を詳しく記事にしますので、商品別のポイントや注意点を知りたい方は、そちらの記事も参考にしてみてください。
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