国内生命保険会社の最大手と言われるのが『日本生命』であり、誰でも名前ぐらいは聞いたことがあると思います。
今回は、そんな『日本生命』の保険商品を一覧で紹介していきます。
「日本生命って名前だけは聞いたことあるけど、どんな商品を売っているの?」と言う方のために、あらゆる忖度をなしにフラットに商品の紹介と解説をしていきます。
日本生命がどの様な保険商品を売っているのか?と言うのを一緒に見ていきましょう!!
目次
日本生命の保険商品一覧
日本生命の商品には、日本生命の外交員さんが扱う商品と、金融機関の窓口で販売する商品の大きく2つに分かれています。
とは言っても、通常見聞きする保険商品は外交員さんが販売する【一般的な保険商品】となります。
金融機関の窓口で販売される保険商品も今回少し紹介はしますが、ほとんど知らない保険商品だと思いますし、一般の方が積極的に加入する保険商品ではないので、必死に覚える必要はありません。
一般的な保険商品一覧
・みらいのカタチ
・こどもの保険(げ・ん・き)
・学資保険
・出産サポート給付金付3代疾病保障保険(ChouChou! シュシュ)
・就業不能保険(もしものときの・・・生活費)
・長寿生存保険(GranAge グランエイジ)
・一時払終身保険
・限定告知・無解約返戻金型終身医療保険(medi-A×N メディ・アン)【アクサ生命引き受け】
金融機関窓口販売商品
・定額終身保険(外貨建):ロングドリームGOLD3・えらべるドリーム2・賢者の布石3・ロングドリームGOLD NEO・ロングドリームGOLD
・定額終身保険(円建):夢のかたち+(プラス)・ピュアドリーム+(プラス)・賢者の余裕+(プラス)・ステップドリーム+(プラス)
・生存給付金付変額保険(外貨建):夢のプレゼント2・夢のプレゼント
・変額年金保険:デュアルドリーム・ラップドリーム・あすへの贈り物
・変額年金保険:マイドリームプラス
その他
・損害保険:あいおいニッセイ同和損害保険の商品
・確定拠出年金(個人型・企業型)
・住宅ローン(アパートローン・住宅ローン)
これらが、日本生命が取り扱う商品となります。
自社の保険商品だけではなく、提携先のアクサ生命の保険商品やグループ会社のあいおいニッセイ同和損害保険の損害保険なども取り扱いをしています。
今の時代は、生命保険だけではなく損害保険もしっかりやらないといけない時代と言う事ですね。
日本生命の一般的な保険商品を紹介!
日本生命の保険商品を一覧で紹介しましたので、ここからは一般的な保険商品を少しだけ紹介していきます。
それぞれの商品の詳細に関しては、別記事にて細かく解説をしますので、今回は大まかな説明だけにしておきます。
みらいのカタチ
みらいのカタチは、最近の国内生命保険会社の主流でもある組立型の総合保険商品となっています。
組み立てられる保障は、死亡保障・重い病気や介護の保障・医療保障・老後の備えなど、全部で14個もの保険商品から必要な保険を選んで組み立てるタイプの保険商品となっています。
組み立てられる保険内容を少し紹介しておきましょう。
死亡保障(3商品):終身保険・定期保険・生存給付金付定期保険
重い病気や介護の保障(6商品):継続サポート3大疾病保障保険・3大疾病保障保険・特定重度疾病保障保険「だい丈ぶ」・身体障がい保障保険・介護保険・認知症保障保険「認知症サポート+(プラス)」
医療保障(3商品):入院総合保障保険「NEWin1」・がん医療保険・特定損傷保険
老後の備え(2商品):年金保険・養老保険
上記の14個の商品から必要な保障を選んで、自分だけの保険商品にすることが出来ると言う事です。
それぞれの保障の組み合わせ方の条件や、注意点も多い保険となっていると思いますので、「みらいのカタチ」の詳細は別記事で解説します。
学資保険
学資保険には、「こどもの保険(げ・ん・き)」と「ニッセイ学資保険」の2商品がラインアップされていて、主な違いは『大学入学時までの学資準備』と『大学進学時・大学在学中の学資準備』となります。
「こどもの保険(げ・ん・き)」は、小学校から大学入学時まで祝金を受け取るタイプの学資保険となり、「ニッセイ学資保険」は大学入学時から在学中の4年間の併せて5回の学資金を受け取るタイプの学資保険となっています。
因みに「ニッセイ学資保険」でも、小学校入学時から祝い金を貰えるプランもありますので、小学校から大学卒業まで学資金と祝い金が欲しいと言う方は「ニッセイ学資保険」への加入を検討しましょう。
また注意点として、「こどもの保険(げ・ん・き)」は、支払った保険料よりも受け取れる祝金が少なくなる可能性が非常に高くなっています。要は元本割れする可能性が高い商品と言う事です。
一方の「ニッセイ学資保険」は、現状では元本割れを起こす可能性は低くなっていますが、大幅にお金が増える仕組みにはなっていないので、子供の大学費用のために行う積み立て程度に考えておくと良いかもしれないですね。
出産サポート給付金付3大疾病保障保険(ChouChou! シュシュ)
不妊治療保険として発売されたのが、この出産サポート給付金付3大疾病保障保険「ChouChou!シュシュ」です。
重い病気への保障として『がん(悪性新生物)・急性心筋梗塞・脳卒中』の3大疾病に対して【3大疾病保険金】として一時金の保障と、出産時に受け取れる【出産給付金】、特定の不妊治療の際に【特定不妊治療給付金】の3本柱の保険商品となっておりが、この保険は3つ目の【特定不妊治療給付金】がメインと言って良いでしょう。
また、この保険商品は10年・15年・20年の中から保険期間を選ぶことが出来る事と、満期保険金があることから、養老保険に近い保険商品と言えるでしょう。
この商品についても詳しくは別記事で解説しますので、今回はどの様な保険かだけ知ってもらえれば良いです。
就業不能保険(もしものときの・・・生活費)
この保険商品は、病気やケガで仕事が出来なくなった時の保障をする保険商品となっています。
よく似た名前の保険に『収入保障保険』と言うものがありますが、収入保障保険の保険金支払い要件は【被保険者の死亡】ですが、この就業不能保険は【被保険者の就業不能時】となり、死亡が支払い条件ではありません。
また、この「もしものときの・・・生活費」は、保障する病気やケガを限定せずに精神疾患も保障してくれると言うのが大きな特徴ともいえるでしょう。
近年では、病気やケガでの就業不能よりも、ストレスなどが原因の精神疾患による就業不能も多くなっていることから、精神疾患も保障の対象になると言うのは魅力的な商品と言えるでしょう。
老後に備える保険
日本生命には、老後資金の準備を目的とする保険商品として「長寿生存保険(Gran Age グランエイジ)」と「一時払終身保険」の2つがラインアップされています。
「長寿生存保険(Gran Age グランエイジ)」は、50歳以上の方が加入できる保険商品であり、『トンチン保険』ともいわれる保険商品となっています。
少し解りやすく説明をすると、終身年金保険としての活用が出来るため、長生きすればするほど得をする保険商品と言う事です。
先ほども書きましたように、この保険商品は50歳~87歳までが加入可能年齢となることから、既契約者の更新が難しくなった年代のために作られた保険商品ともいえるでしょう。
この保険に関しても詳しくは、別記事を用意しますので、そちらで細かく解説をします。
また、もう一つの「一時払終身保険」は、特筆する内容はありませんので、ここでは割愛をしておきます。
その他の保険商品
日本生命のホームページには、上記以外にも、販売停止になっている商品と他社の引き受け商品がラインアップされています。
他社引き受けの保険商品として、アクサ生命の「Medi-A×N(メディアン)」と言う、限定告知型の終身医療保険をラインアップしています。
これも、高齢になった既契約者のための商品ではないかと思っています。
日本生命には金融機関窓口販売用の保険商品がある!?
日本生命には、金融機関の窓口で販売している保険商品が16種類存在します。
金融機関の窓口で生命保険を売ること自体はどこの保険会社もしている事ですが、保険商品名を分けていたりする場合は意外と少ないかもしれません。
また、金融機関窓口販売の保険商品は一般的な保険商品ではなく、資産形成に特化したような保険商品が多くなっています。
その事から、一般的な保険商品とは別に、金融機関窓口販売用に保険商品を作っているのでしょう。
これらの保険商品に関しても、別記事でまとめますが、個人的には保険屋さんとしてはノータッチともいえる分野でしたので、正直どのような商品なのか、商品知識はありません。
その事から、このパートはこれだけにしておきます。
日本生命の商品はおすすめ出来る?
それでは、日本生命の一般的な生命保険商品は全般的におすすめ出来るのか?について少し書いていきましょう。
日本生命の「みらいのカタチ」や「シュシュ!」などは、少し特徴的な商品であり保険の内容的にも魅力のある商品と言えますので、使い方や考え方によっては『おすすめ出来る保険商品』と言えるでしょう。
また、学資保険に関しても、「ニッセイ学資保険」に関しても、返戻率が100%を下回らないために、大きな貯蓄性はありませんが、コツコツと積み立てておきたいと言う方にはおすすめ出来ると言えるでしょう。
就業不能保険に関しても、精神疾患が保障されると言う部分は魅力的ともいえるかもしれません。
一般的な生命保険商品に関しての保障面だけを見ると、ほぼすべての商品で『おすすめ出来る内容』とは言えますが、保険期間や保険料などすべてを加味すると、『おすすめ出来ない』となることもあります。
今回は、保険商品一覧の紹介だけの内容になっていて、それぞれの商品の細かなところまでを解説しているわけではないので、あくまでも保障内容だけでの判断となります。
それぞれの保険商品の詳細な記事は別記事で書きますので、その記事で保障内容・保険期間・保険料などを加味して本当におすすめ出来るのか?と言う事は書きたいと思います。
まとめ
今回は、日本生命の保険商品を一覧化して、それぞれの特徴などを軽く説明しました。
先ほども書きましたように、あくまでも保障内容や特徴のみの簡易的な説明となっていますので、『あ~こんなに商品があるんだ~』程度に見て頂ければと思います。
また、日本生命は損害保険も【あいおいニッセイ同和損害保険】と提携をしていますので、取り扱いは基本的に可能となります。
しかし、実際に日本生命をはじめとした外交員の方は、ほとんど損害保険の事を知りませんので、損害保険は損害保険代理店などに任せることを個人的にはおすすめをします。
保険屋さんをしているときに、お客様で「生命保険は日本生命に加入している」と言う方も多かったのですが、日本生命の外交員の方々に損害保険の契約を奪われる事は無かった事からも、生命保険の外交員の方は「一応損害保険は取り扱いできるけど手を出せない」と言う方が多いのではないかと思っています。
最後に話は少しずれましたが、日本生命の保険商品は意外に多いと言う事を知っておいてください。
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