生命保険には、死亡保険・医療保険・がん保険といくつもの保険商品がありますが、その必要性を感じないと言う方も多いのではないでしょうか?
金銭的な理由や本当に必要性を感じないと言う方も多いでしょう。
また、ネットの情報などでも「医療保険は不要だ!」などの意見を目にしたことのある方も多い事でしょう。
そこで、今回は生命保険全般の必要性を私見ではありますが解説しますので、ご自身で本当に必要があるのかないのかの判断をしてみてください!!
目次
生命保険は誰のために?
まず、根本的なところをいくつか説明します。
そもそも、生命保険は誰のために加入するモノでしょうか?
死亡保険の場合
死亡保険は「自分のため」と「残された家族のため」と言う2つの理由があります。
自分のためと言うのは、自分が死んだ後に死後の整理として葬式や遺品の整理や埋葬する墓地の管理料など、自分の死後のためのお金を準備するためのモノ。
残された家族のためと言うのは、自分が生計を支えている場合には自分に万が一の事が起こった時に、残された家族の生活が困窮するのを防ぐためのモノ。
結果論としては、残された家族のためと言えますが、この2つに備えるために必要と言えるでしょう。
しかし、充分な貯蓄がある場合には保険に加入する必要はありません。
医療保険・がん保険の場合
医療保険やがん保険と言うのは、自分のための保険です。
病気になり治療のために入院をしたり手術をする場合には、日ごろの生活費に加えて治療費と言う物が必要になります。
病気の中には、長い期間治療を行なわないといけない場合もあります。
治療費と言うのは、意外と大きなお金が必要になるのです。
お金を理由に治療を諦められますか?医療保険やがん保険は積極的に病気の治療をする為の保険と言えるのです。
何のために加入する?
生命保険に加入するには目的がありますよね?
先ほども説明した様に、死亡保険は「自分の死後整理のため」・「残された家族の生活費を準備してあげるため」と言うのが、主な加入目的になります。
医療保険やがん保険と言うのは、「積極的な治療を行なうため」・「収入などを気にせずに治療に専念するため」と言う2つが、主な加入目的となります。
この様に、加入する目的と言うのをしっかりと把握しましょう。
独身なら保険に加入する必要はない!?
これは、よく言われる事ですが、独身の方に関しては大きな死亡保障は正直必要ありません。
自分が亡くなって困る人が正直いないからです。
しかし、自分が親や兄弟を養っていると言う場合には、残された家族への保障は必要と言えるでしょう。
簡単に考えると、自分が死んだら困る人がいるのか?という所を考えてみてください。
次に医療保険に関してですが、独身の方にとって医療保険は必要と言えます。
病気に罹るリスクと言うのは、独身だろうが既婚だろうが関係ありません。
充分な貯蓄が無いのであれば、安くても良いので医療保険やがん保険に加入はしておきましょう。
医療保険は本当に要らないのか!?
冒頭でも書きましたが、「医療保険不要論」と言うのが、保険業界ではここ数年ずっと囁かれています。
保険を売る人間が、「医療保険は必要ない!」と言うのです。
不思議ですよね?
しかし、この根拠と言うのは支払った保険料と貰える可能性のある保険金を天秤にかけているからなのです。
終身医療保険と言うのは、一生涯の保障があり安心できると言う医療保険ですが、保険料は年齢・性別にもよりますが安くても月々の保険料は3,000円ほどで、平均的には月々5,000円~10,000円となります。
例えば、月々5,000円の保険料を25年間支払ったとすると、合計額は150万円となります。
しかし、医療保険で貰える可能性がある保険金はこれよりも低いのです。
不要論を唱える人は、医療保険に入ったつもりで月々貯金をすれば本当に医療保険が必要になる年齢(60代以降)になった時には、充分な医療費分の貯蓄が出来るという事なのです。
ただ、健康でいた場合と言う事にはなりますが・・・
医療保険は病気への備えですので、損得勘定だけで不要だと判断するのは間違いだと個人的には思います。
病気はいつなるのかは誰にもわかりません。ずっと健康でいれるかもしれないですし、明日、何かの病気が発覚するかもしれません。
また、医療保険も日々進化していきますので、若いうちに終身医療保険に入ると後々、保障内容と治療方法が合わなくなってくることも考えられます。
後々の保障内容などを考えると、終身医療保険ではなく、同じ金額のお金を使うのであれば、比較的安い定期型の医療保険に加入し貯蓄も同時にすると言う考え方も出来るのです。
まとめ
生命保険の必要性を感じないと言う方のために、基本的な生命保険の必要性を紹介しました。
これを読んでも、イマイチ保険の必要性を感じないと言う方も居るでしょう。
そこで、最後にこれだけは言っておきます。
何があっても大丈夫なほどの貯蓄があれば、保険は必要ありません。
何かあったら困る人ほど、保険にはしっかりと加入してください。
そして、何があっても大丈夫な人ほど保険の必要性を感じ、何かあったら困る人ほど保険は必要ないと言う考え方をします。
保険は転ばぬ先の杖という事を知っておいてください!!
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