元保険屋さんとして、20代の女性には医療保険への加入をすごく勧めます。
先日は20代男性への保険加入に関する記事を書きましたが、男性に関すれば20代であわてて保険に加入する必要はないと解説しましたが、同じ20代でも女性の場合は話が異なります。
個人的な意見ではありますが、なぜ20代の女性に医療保険を勧めるのか?と言う理由を今回は解説してから、おすすめの保険商品をいくつかピックアップします。
目次
女性に医療保険を勧める理由は出産が理由!?
私が女性の方に医療保険を勧める大きな理由の一つは「出産」があるからです。
基本的に「出産」と言うのは病気ではないために、健康保険の対象にもならず医療保険の支払い対象にもなりません。
しかし、出産に関して通常分娩で出産を終える方も居れば、帝王切開など異常分娩と言われる方法で出産をする方も居ることでしょう。
通常分娩に関しては、先ほども書きましたように病気ではないために健康保険や医療保険の支払い対象とはなりません。
しかし、異常分娩と言われる帝王切開などになった場合には、病気での手術と言う扱いになるために健康保険や医療保険の支払い対象となるのです。
近年では帝王切開での出産も増えている事から、出産に備えて医療保険に加入しておくというのは常識化してきていると言っても良いかもしれませんね。
妊娠中は医療保険に加入できない!?
医療保険の告知事項には「現在妊娠していますか?」と言う項目があります。
「なぜ、そんなことを聞くのか?」・「妊娠していると医療保険に加入できないのか?」など、疑問に思ったり、不安に思ったりする方も居るでしょう。
これに関しては、保険会社にもよるかもしれませんが、妊娠中でも医療保険には加入できます。
しかし、妊娠中の場合には、その妊娠に関する保障はないので、出産時に帝王切開などになっても保障対象外となりますが、その出産が終わり次にまた妊娠をした時にはその妊娠・出産は保障の対象となります。
20代の女性におすすめする保険商品はこれ!
個人的に20代の女性に医療保険をおすすめする理由を軽く説明しましたので、ここからはおすすめの医療保険をいくつかピックアップしていきましょう。
おすすめの保険商品
- オリックス生命「新CURE Lady(キュア レディ)」
- メディケア生命「メディフィットA(エース)女性専用パック」
- メットライフ生命「終身医療保険フレキシィS」
3商品をピックアップしましたが、オリックス生命とメディケア生命の商品に関しては、保険料の安さが魅力の商品となり、メットライフ生命の商品に関しては保障内容のカスタマイズ性が魅力の商品となっています。
それぞれに、基本的な女性向けの保障内容に大きな差はなく、女性特有の病気・がんでの入院に関して入院日額を上乗せするという内容となっています。
女性向け医療保険と通常の医療保険の内容は同じ!?
女性の方が医療保険への加入を検討している場合に、「女性専用」や「女性向けの医療保険」と言う文言が目に入ると思いますが、通常の医療保険と何が違うの?と思いませんか?
実は、女性向けの医療保険と言われる多くの保険は、一般的な医療保険に「女性特約」や「女性疾病特約」と言われる特約をセットしているだけなのです。
そのことから、基本的には一般的な医療保険の保障内容と同じであり、その上で女性特有の病気やがんへの保障を手厚くした内容にはなっているのです。
決して、一般的な医療保険とは別の商品として販売しているわけではありません。
そのため、おすすめする医療保険に関しても、一般的な医療保険の商品と大きな差がないともいえるのです。
おすすめ出来ない女性向けの医療保険もある!?
女性向けの医療保険は、一般的な医療保険に女性向けの特約をセットしただけの商品と説明しましたが、中には「健康祝い金」や「生存祝い金」などと言う特約をセットした女性向けの医療保険があります。
これらは、「掛け捨てではなく健康なら5年ごとに給付金を払います!」や「満期時に生存していれば生存給付金を払います!」と言ったような、「掛け捨てではないよ!」と言うイメージを与えるための保険です。
女性は、掛け捨てと言う言葉に抵抗が強い傾向があるため、保険会社は昔から女性向けに貯蓄代わりになる商品を販売しています。
これらの商品に関して、「お金が増えるわけではないが、保険料だと思って支払っている中から自動的に貯蓄されていればいい!」と言う考え方であれば、加入してもいいのですが、個人的にはあまりお勧めはできません。
この、「健康なら5年ごとに給付金を払います!」と言われると、すごく得した気分になりますが、貰う給付金の分を通常の医療保険の保険料にプラスして支払っているので、実際に得をしているというわけではないのです。
要は医療保障+αの保険料を支払っていると言う事で、月々の保険料を安くしたいと考える方が多い現在では少しニーズには外れるような商品ではないかと思っています。
決して悪い商品と言うわけではありませんが、保障は保障、貯蓄は貯蓄と分けて考える方が、結果として得をするということになると言う事です。
まとめ
女性向けの医療保険と言うのは、簡単に言うと一般的な医療保険に女性特有のリスクに備えた特約をセットしただけの医療保険と言えます。
また、なぜ20代の女性には医療保険を強く勧めるかと言うと、女性は男性と違い出産をしたり女性特有の病気やがんのリスクなど、男性よりも医療保険を使うリスクが高いのです。
そして、医療保険は一度病気をしてしまうと、加入が非常に困難になる保険ですので、出来るだけ若く健康なうちに医療保険へ加入しておくと安心できるでしょう。
医療保険は病気のための備えでもありますが、帝王切開などの異常分娩と言われる出産になってしまったときにも役に立つと言う事を覚えておいてください。
また、おすすめ商品も紹介しましたが、あくまでも個人的にピックアップしただけですので、今回ピックアップ商品よりも、自分のニーズに合った商品があれば、そちらをしっかりと選ぶようにしましょう。
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