オリックス生命では、「米ドル建終身保険Candle(キャンドル)」を含め、3種類の外貨建て保険を販売しています。
同じ外貨建て保険なので、どれも同じ内容だと思われるかもしれませんが、それぞれに特徴が異なります。
この記事では、不慮の事故や感染症による死亡に備えられる外貨建て終身保険「米ドル建終身保険Candle(キャンドル)」を紹介します。
よくある貯蓄性の高さだけではない、「米ドル建終身保険Candle(キャンドル)」の特徴を確認していきましょう!!
目次
米ドル建終身保険Candle(キャンドル)の特徴は?
オリックス生命の「米ドル建終身保険Candle(キャンドル)」は、主に不慮の事故・感染症での死亡に備える終身保険です。
また、病気やケガでの死亡に関しては、保険料払込期間中は払込保険料相当額が死亡保険金となります。
保険料払込期間終了後は、不慮の事故・感染症・病気やケガでの死亡すべてが同額の保険金となる仕組みです。
保障内容が、保険料払込期間中と保険料払込期間終了後で異なることには注意しましょう。
そして、大きな特徴のひとつとして、加入時の告知事項が2つしかなく、過去5年以内にがんまたは上皮内新生物で医師による診察・検査・治療・投薬を受けていない、視力等の機能障害や背骨の変形・障害や手・足・指の欠損や機能障害がなければ加入することができます。
主な保障が不慮の事故・感染症ということから、告知事項が少なく健康面に不安を抱えている方でも加入しやすい保険です。
また、外貨建て保険となりますので、保険料も割安な設定となり貯蓄性も期待できる保険商品となっています。
米ドル建終身保険Candle(キャンドル)おすすめのポイント
オリックス生命の「米ドル建終身保険Candle(キャンドル)」の、おすすめポイントについて解説します。
「米ドル建終身保険Candle(キャンドル)」のおすすめポイントは、以下の3つとなり、先ほども書きましたように告知事項の少なさや、外貨建て保険特有の強みがおすすめポイントとなります。
告知事項は2つだけ
オリックス生命の「米ドル建終身保険Candle(キャンドル)」の、大きな特徴のひとつが告知事項の少なさです。
先ほども書きましたように、加入時の告知事項は以下の2つのみとなり、それぞれ「いいえ」であれば申込み可能となります。
また、もしどちらかの項目に当てはまる場合でも、内容によっては条件付きで引き受ける可能性もあるので諦めないようにしましょうね。
1 | 過去5年以内に、がんまたは上皮内新生物で医師による診察・検査・治療・投薬のいずれかをうけたことがありますか。 |
2 | 以下のいずれかの身体の障害がありますか?
|
基本は不慮の事故・感染症での死亡保障
オリックス生命の「米ドル建終身保険Candle(キャンドル)」の基本保障は、不慮の事故・感染症での死亡または高度障害状態となり、保険料払込期間中は病気やケガでの死亡・高度障害は払込保険料相当額が保険金の額となります。
一般的な死亡保険の内容とは異なる内容であるため注意が必要となりますが、保険料の安さ・貯蓄性の高さを考えるのであれば魅力的な保険商品でしょう。
保険料払込期間終了後は、不慮の事故・感染症だけではなく病気やケガでの死亡・高度障害も同額の保険金額となりますので、保険料払込期間終了後は一般的な死亡保険として活用できるのも大きな魅力となります。
外貨建て保険ならではの魅力
オリックス生命の「米ドル建終身保険Candle(キャンドル)」は、アメリカドルで運用する外貨建て保険です。
そのため、保険料は日本円で運用する円建て保険よりも割安な設定がされ、解約返戻金を活用する貯蓄性も円建て保険よりも高くなるなど、外貨建て保険ならではの魅力がある保険商品となります。
保険料払込期間終了後は、一般的な死亡保障としても活用できることから、死亡保障としても資産運用としても活用できるのは大きな魅力となるでしょう。
ただし、外貨建て保険となるため、為替相場の影響を大きく受ける可能性があるには注意しておきましょう。
米ドル建終身保険Candle(キャンドル)の保障内容
ここからは、オリックス生命の「米ドル建終身保険Candle(キャンドル)」の保障内容や契約内容を紹介します。
保障内容
ここでは、「米ドル建終身保険Candle(キャンドル)」の主契約部分と特約部分の内容を紹介します。
主契約
保障名 | 内容 |
災害死亡保険金 | 災害や事故・感染症により死亡した際に保険金が支払われます。 |
災害高度障害保険金 | 災害や事故・感染症により保険会社所定の高度障害状態に該当した際に保険金が支払われます。 |
死亡保険金 | 病気やケガで死亡した際に保険金が支払われます。 |
高度障害保険金 | 病気やケガにより保険会社所定の高度障害状態に該当した際に保険金が支払われます。 |
保険料払込期間中は、災害死亡保険金・災害高度障害保険金が基本保険金額となり、死亡保険金・高度障害保険金は払込保険料相当額となります。
また、保険料払込期間終了後は、死亡保険金・高度障害保険金も基本保険金額となり、災害・病気・ケガのどの状態でも死亡・高度障害状態での保険金は同額となります。
特約
保障名 | 内容 |
円入金特約 | 保険料を日本円で支払う特約 |
円支払特約 | 保険金・解約返戻金を日本円で受け取るための特約 |
リビング・ニーズ特約
(指定通貨建・外貨建用) |
余命6か月と判断された際に支払われる保険金 |
介護前払特約
(指定通貨建・外貨建用) |
保険料払込期間終了後かつ被保険者が満65歳以上で公的介護保険制度の要介護4・5の状態に認定された際に支払われる保険金です。 |
年金支払特約 | 保険金を年金形式で受け取るための特約 |
円入金特約はあらかじめ付加されている特約となります。
円支払い特約を付加することで、保険金・解約返戻金を日本円でも米ドルでも受け取れるようにできます。
老後介護や老後資金のことを考えるのであれば、介護前払特約と年金支払い特約は付加しておきましょう。
契約内容
保険期間 | 終身 |
保険料払込期間 | 10年・15年・20年
50歳~80歳から5歳刻みで設定可 |
加入可能年齢 | 15歳~70歳
(保険料払込期間により異なる) |
保険金額 | 保険会社へ問い合わせ |
その他・注意点 | 解約時に諸費用が掛かるケースがある |
保険料例
- 契約年齢:30歳
- 保険期間:終身
- 保険料払込期間:65歳払済
- 低解約返戻期間:65歳
- 保険金額:100,000米ドル
男性 | 女性 | |
月々保険料 | 100.00米ドル | 91.20米ドル |
保険料の支払いは日本円での払込となり、保険金・解約返戻金は日本円・米ドルのどちらでも受け取り可能となります。
また、為替変動の影響を受けるため月々の支払保険料は変動します。
米ドル建終身保険Candle(キャンドル)活用ポイント
オリックス生命の「米ドル建終身保険Candle(キャンドル)」は、どのような活用をする保険なのか気になりませんか?
ここからは、「米ドル建終身保険Candle(キャンドル)」の活用方法や注意点について解説します。
将来の死亡保障を割安に準備する
オリックス生命には、「US RISE(ユーエス・ライズ)」「Bright(ブライト)」「Candle(キャンドル)」と、3つの米ドル建の終身保険があり、どれも亡くなった時の保障となりますが保障内容が異なります。
そんな3つの米ドル建の保険中でも、「米ドル建終身保険Candle(キャンドル)」は、保険料払込期間中は不慮の事故・感染症による死亡のみが対象となることから保険料が割安な設定です。
保険料払込期間終了後は、病気やケガによる死亡も不慮の事故・感染症による死亡も同額の保障となることから、保障が非常に大きくなるのです。
「US RISE(ユーエス・ライズ)」は、保険期間を通して病気やケガでの死亡が保障対象となり、「Bright(ブライト)」は、不慮の事故・感染症による死亡は特約となるため病気やケガの半分の保障となります。
保険料払込期間終了後は、3つの米ドル建終身保険の中でも保障が手厚くなりますが、保険料は3つの中でも一番安くなります。
そのことから、「米ドル建終身保険Candle(キャンドル)」は、将来の保障を割安に準備するのにおすすめです。
米ドル建終身保険Candle(キャンドル)の注意点
オリックス生命の「米ドル建終身保険Candle(キャンドル)」は、為替相場の影響と諸費用だけではなく、保険料払込期間中の保障内容にも注意をしておきましょう。
まず、外貨建て保険ということから、保険料の払込・保険金や解約返戻金の受け取りは、米ドルで行われることになります。
保険料の支払いに関しては、円入金特約を付加することで、実際には日本円で支払うことになりますが、為替相場の影響を受けるため毎月の保険料が変動します。
円安になれば月々の保険料が高くなりますし、円高になれば月々の保険料は安くなります。
円建ての保険とは違い、毎月の保険料が変動することと為替相場次第では保険料が驚くほど高くなる場合もあることには注意しましょう。
また、外貨建て保険特有の短期間での解約や保険料払込期間中の解約の場合には、諸費用が発生しますので契約時には確認しておきましょう。
そして、他の終身保険とは少し内容が異なり、保険料払込期間中は不慮の事故・感染症での死亡が保障対象となりますので病気やケガでの死亡に備えたい方は注意しましょう。
同じような仕組みの保険はあるか?
オリックス生命の「米ドル建終身保険Candle(キャンドル)」は、終身保険としては「US RISE(ユーエス・ライズ)」「Bright(ブライト)」と同じですが、保障内容は大きく異なります。
保険料払込期間中の保障が不慮の事故・感染症での死亡という保険商品は、実際にはあまり見かけない保険商品となりますので、同じような仕組みの保険はほとんど無いでしょう。
保障内容をしっかりと確認して、将来の保障として持っておくのか、資産運用を目的とするのか、加入目的を明確にして活用するようにして下さいね。
ありそうな質問に答えます
最後に、オリックス生命の「米ドル建終身保険Candle(キャンドル)」に関して、怒りそうな質問について解説していきます。
死亡保障として持っていても良いのかな?
外貨建て保険なので、万が一の保障として持っておくのは少し不安です。
残された家族の生活費や葬儀代というような目的であれば、為替相場の影響で受け取れる保険金が変動するという不安があります。
為替相場の影響を理解したうえで、それでも保険料の割安さなどのメリットと比較して検討すると良いでしょう。
資産運用として活用するのはアリか?
円建ての終身保険と比べて、返戻率は高くなりますので資産運用として持っていても良いでしょう。
契約時に返戻金も確定しているので、資産運用の予定も立てやすいでしょう。
ただし、為替相場の影響があることや投資と比べると利率が低いことは留意しておきましょう。
もし、為替相場の影響が不安な方は、外貨預金の口座を持っておけば米ドルで受け取ることも可能となりますので、そういったリスクヘッジも考えておきましょう。
円建てと外貨建てどちらがおすすめですか?
支払保険料だけでいうと外貨建て保険の方が割安になるのでおすすめです。
しかし、保障を目的とする場合には、受け取り時に為替相場の影響を受けることから、万が一の保障として持つならあまりおすすめはしません。
外貨建て保険のメリット・デメリットと受け取る際のことも考えて選ぶと良いでしょう。
妊娠〜出産〜子育て中の「ママ」のための保険無料相談サービス【ベビープラネット】
まとめ
オリックス生命の「米ドル建終身保険Candle(キャンドル)」について解説しました。
「米ドル建終身保険Candle(キャンドル)」は、保険料払込期間中の保障が不慮の事故・感染症による死亡という、少し変わった保障内容の終身保険です。
こういった保障内容の保険は、他社でもあまり見かけない商品であり、どちらかというと貯蓄性の高さを強みにした資産運用を目的とする保険商品といえます。
現在の金利情勢は、日本よりもアメリカの方が良く、外貨建て保険に注目が集まっていますが、メリット・デメリットがハッキリするのも外貨建て保険です。
「米ドル建終身保険Candle(キャンドル)」は、告知事項も少ないなどの特徴もありますので、保障内容や仕組みや保険料と為替相場の影響など、メリット・デメリットをしっかりと確認して、自分にあっているか考えて選ぶようにしましょう。