【3ヵ所だけ!】元保険屋が教える火災保険のパンフレットの見るべきところ

損害保険
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火災保険や保険に限らず、何か商品を買う際にパンフレットを見ると言う方は多いのではないでしょうか?

今回は、火災保険に限定してパンフレットの見方を解説していこうと思います。

火災保険のパンフレットも、どこを見たらいいのか解らないと言う方のために、保険屋さんの目線から重要なところとその理由を少し解説していきます。

火災保険のパンフレットで見るのは3ヶ所だけ!

火災保険のパンフレットで見ておかなければいけない箇所は3ヶ所だけです。

  • 保険金の支払いに関して(保険金を支払う場合・保険金を支払わない場合)
  • 支払い割合と補償の仕方
  • 補償内容

主にこの3つとなり、元保険屋さんの私が最も重要だと思うのは「保険金の支払いについて(保険金を支払う場合・保険金を支払わない場合)」と言う個所になります。

正直に言うと、支払い割合と補償の仕方や補償内容に関しても重要ではありますが、そこまで重要とは感じません。

しかし、火災保険がどの様な保険なのか?と言う部分が、補償内容や支払い割合となりますので、「火災保険についてあまりしらないよ!」と言う方はここもしっかりと見ておきましょう!!

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「保険金の支払いに関して」が火災保険のパンフレットで重要箇所なのか?

火災保険のパンフレットにおいて「保険金の支払いについて(保険金を支払う場合・保険金を支払わない場合)」が、なぜ重要な箇所なのかと言うと、保険の出口の部分だからです。

保険の出口と言うのは、事故が起こった際の保険金の支払い時の事を言いますが、保険に加入する目的は、財産(家や家財道具)を万が一の事故から守るためではないでしょうか。

実際に事故が起こった時に、「こんなはずじゃなかった」と思うのは誰でも嫌な事でしょう。

そうならないためには、補償内容よりも保険金の支払いについて知っておく必要があるのです。

そして、特に重要なのは「保険金をお支払できない場合」となります。

事故が起こった際に、保険金の支払いの対象になるかならないかは、保険金の支払いに関しての項目に沿って決まります。

事故の内容が、この「保険金をお支払できない場合」に該当していれば、どんなに足掻いても保険金の支払いはありません。

しかし、この「保険金をお支払できない場合」に該当しなければ、保険金が支払われる可能性が少しでもあるという事になります。

保険屋さんをしている時も、お客様から相談を受けて少し判断しにくいときには、この「保険金をお支払できない場合」に該当しないか?という所から確認を始めます。

それぐらい重要な箇所となります。

少し文字も小さく読みにくい部分ではありますが、ここをしっかりと確認するようにしましょう。

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支払い割合と補償の仕方と言うのはなに?

支払い割合と補償の仕方と言うのは、事故が起こった時に損害保険金の算出方法になります。

要は事故が起こって損害が出た場合に、損害額の何割を支払うかという事です。

最近の火災保険は「新価払い(再調達価格)」での支払いが主流となっているので、あまり気にする必要はありませんが、従来からある「住宅火災保険」や「住宅総合火災保険」と言う火災保険に加入している方は、事故の時の支払い方が「新価払い(再調達価格)ではなく「時価払い」と言うケースがあります。

少し解りづらいと思いますので、「新価払い(再調達価格)」と「時価払い」を簡単に説明します。

新価払い(再調達価格)と言うのは、簡単に言うと損害額×100%で損害保険金を支払う方法です。

例えば500万円の損害が出た場合には、500万円の損害保険金が支払われるという事です。

当たり前のことではないの?と思う方も居ると思いまが、「時価払い」の方はそうではないのです。

時価払いと言うのは、簡単に言うと損害額の8割程度しか保険金が支払われない場合があると言う支払方法です。

例えば500万円の損害が出た場合には、400万円の保険金しか支払われない場合があると言う事です。

計算方法もしっかりとありますが、少し複雑な計算になりますので、ここでは割愛します。

保険金の支払い方も、保険商品によって異なる場合があるので、ここもしっかりと確認をしておく必要があるでしょう。

火災保険のパンフレットで補償内容は重要ではない!?

火災保険の冒頭に来るのが補償内容でしょう。

一番大切なことですので、パンフレットの冒頭に持ってきて、こんな保険ですよ!と言う説明をします。

当たり前のことなのですが、火災保険の基本を知っている様な方は殆ど見なくても良いでしょう。少なくとも、元保険屋さんの私は殆ど見ません。

しかし補償内容と言うのは、保険金の支払いと同じぐらい大切な箇所であり、どんな補償の保険なのか知る必要がありますので、決して軽視するのではなく火災保険とはどんな保険なのかな?と確認はしっかりするようにしましょう。

その他の見るべき部分はあるの?

上記の3か所以外で、パンフレットで見ておかなければいけない箇所は、特約部分と言えるでしょう。

基本的な火災や自然災害の補償と言うのは、どこの保険会社も同じですが、特約に関しては保険会社によって異なる場合があります。

近年で言うと地震の補償に関して、地震保険の補償に上乗せして保険金を支払う特約を販売している保険会社もあります。

そういった点から、補償内容を確認する際に、基本補償だけではなく特約も併せて確認するようにしましょう。

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まとめ

今回は火災保険のパンフレットの見方について少し解説しましたがどうでしたか?

パンフレットと言うのは、その商品を販売する目的で各会社がメリットやデメリットを解説する物です。

しかし、あまりじっくりとみる方も少ない物とも言えます。

そこで、これから火災保険への加入を検討している方には、この3ヶ所を見るようにしてみてください。

これだけ見れば、意外と大丈夫です!!あれこれ見ると疲れますが、元保険屋さんの立場から言えば、この3つだけをしっかりと抑えておけば大丈夫なのです。

この事をしっかりと覚えて、パンフレットを見てみてください。

また「保険金の支払いに関して」と言うのは、パンフレットだけではなく、「約款」にも記載されていますので、一度確認してみてください。

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