自動車保険を選ぶ際に何を重視していますか?
保険料の安さですか?
それとも事故を起こした時の安心感ですか?
自動車保険を選ぶ際に重要視しるモノは人それぞれ違うと思います。
そこで、今回は自動車保険の選び方として安さを重視する場合の選び方と、安心感のある保険の選び方を少し解説していきたいと思います。
元保険屋さんだからこそ、損をする事無く安心を買う方法を知っているのです。
目次
やっぱり保険料の安さはダイレクト系
保険料の安さを重視するなら、ソニー損保やSBI損保やアクサダイレクトの様なインターネット系の自動車保険を選ぶのがベターでしょう。
代理店系の保険商品と違い、人件費が削られる分、保険料は比較的安くなります。
しかし注意してほしいのは、条件によっては思ったよりも安くならないケースがあるという事です。
代理店をしていると、どうしても「保険料が安いからネット保険にした」と言われることが少なくありません。
そんな時に、「勉強のために教えてほしいんですけど、どれぐらい安くなりましたか?」と聞いたことがありますが、実際は「そこまで安くならなかった・・・」と答えられたことがあります。
この方の場合は、契約する自動車の使用条件がネックとなりました。
テレビのコマーシャルなどで、保険料が安いとアピールしますが、その条件は以下のような条件の場合が多いです。
- 使用条件は日常レジャーなど使用頻度が少ない
- 主に運転する人の年齢が30歳以上
- 免許証の色はゴールド免許
- 事故歴なしで20等級
この様な条件で保険料が安くなったとアピールしますが、こんな好条件のお客さんなら誰でも欲しい条件のお客さんです。
要は、こんな条件の方は意外と少ないという事です。
先ほどの話に戻すと、あまり保険料が変わらないのは、自動車の使用条件が業務使用である場合です。
業務で使用する自動車の保険は、思っているよりも安くならないのです。
それでも、代理店系よりは数千円程度は安くなるので、少しでも節約したい方は、ダイレクト系を選ぶのが良いでしょう。
ダイレクト系の保険でも更新時に保険料が上がる?
私自身が、現在ではダイレクト系の自動車保険に加入しているのですが、更新の度に保険会社を換えています。
その理由は更新時に保険料が高くなるからです。
自動車保険の場合は、元々の保険料率の改定がよくあるので、毎年保険料が上がるのは仕方ないと思っているのですが、ダイレクト系の場合は新規顧客を集めることに力を入れるため、新規契約の場合は「新規割引き」など様々な割引があり、保険料が安くなるのですが、更新の時には割引が無くなってしまう事で、更新すると保険料が高くなるのです。
そのため、毎年更新の度に保険料の安い保険会社に乗り換えることになります。
私の場合は、ソニー損保→SBI損保→アクサダイレクト→SBI損保の様に毎年乗りかえています。
余談ですが、たまに自分が今年どこの保険会社で自動車保険を契約しているのか分からなくなることがあります。
事故の時の連絡先を持ち歩いているので、大丈夫なのですが、同じ保険会社を行ったり来たりするので、混乱するときが稀に有ります。
事故を起こした時はどうする?
私の場合は元保険代理店という事で、事故慣れしていると言うのもあり、ダイレクト系の自動車保険でも何も問題はありません。
個人的な意見としては、保険会社は事故の時に保険金だけしっかりと出してくれればいいとしか思っていません。
しかし、事故慣れしていない一般の方からすると、事故を起こした時にダイレクト系の自動車保険であれば、保険会社と直接連絡を取らなければいけません。
保険会社との接点が少ない方にとって、保険会社がどんなところでどんな人が対応してくれるのか不安を感じるかもしれませんね。
ただでさえ事故で慌てていたり、不安感に襲われている状況で、スムーズに保険会社に連絡まで出来るでしょうか?
事故を起こした時などに、一番安心できるのは代理店系の損害保険と私は思います。
代理店系の自動車保険であれば、更新の度に代理店さんと顔を合わせて契約する事が多いと思います。忙しく電話だけと言う方でも、声を聴くだけで「あっ!いつもの保険屋さん」と思えますよね?
事故の時に、知っている人に頼れると言うのは非常に心強いモノです。
保険料は高くなりますが、この安心感が保険料に上乗せされていると思えば、代理店系の保険も悪くないのではないでしょうか?
自動車保険は結果的になにを重視する?
自動車保険には、ダイレクト系と代理店系の2つがありますが、どちらにもメリット・デメリットがありますよね?
保険選びをするときに何を重視するかは、結果的にその人次第となります。
安さを重視するのであれば、事故の時の対応や処理にある程度の免疫のある方でしたら、ダイレクト系の保険で充分と言えるでしょう。
しかし、「安い方が良いけれど事故の時がやっぱり心配だ」と言う方は、代理店系の保険を選び、代理店の担当者と話をして補償内容などを見直して、保険料の調整をするのがベストと言えるでしょう。
自動車保険を選ぶときには、事故を起こしてしまった時に自分はどうして欲しいか、どうできるのか?という所を意識して選べば、大きな失敗は無いでしょう。
まとめ
自動車保険の選び方に関して書きましたがどうでしたか?
最近では、自動車保険の保険料を安くしたいと考える方も多いので、ダイレクト系の加入者も多くはなっていますが、実際はずっと横ばい状態です。
それはどういう事かと言うと、安さを求めてダイレクト系に変えても、何かの不満があり代理店系に戻していると言うケースが意外に多いと言えるのです、自動車保険は、もしもの時の保険ですので、「安かろう悪かろう」ではなくしっかり頼りになる相棒にしておかなければなりません。
自分が何を求めているのか?をしっかりと把握して、損をしない保険選びをするようにしましょう。
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