【組立型の医療保険】明治安田生命の「メディカルスタイル」を解説!

医療保険
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明治安田生命の「メディカルスタイル」は組立型の医療保険です。

「組立型の医療保険ってなに?」と言う方も多いと思いますので、今回はそんな組立型の医療保険である明治安田生命の「メディカルスタイル」について解説します!

この保険も「ベストスタイル」と同様に少し特徴のある商品ですので、その辺りも含めて商品紹介をしていきます。

明治安田生命「メディカルスタイル」はこんな保険!

明治安田生命の「メディカルスタイル」は、組立型の医療保険となっています。

解りやすく言うと、同じ明治安田生命の「ベストスタイル」の医療保険バージョンと言う事です。

医療保険なのですが、必要な保障だけを選んで保険商品を組み上げていきますので、自分好みの医療保険を作れると言うメリットのある保険商品と言えるでしょう。

また、保障内容に関しては、「ベストスタイル」の医療保障と同じ保障内容となっていますので、医療保障以外にも就業不能や死亡保障も欲しいと言う方は、「ベストスタイル」を選択するようにしましょう。

そうではなく、「医療保障だけ欲しい!」と言う方に向けた商品が、この「メディカルスタイル」となっています。

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明治安田生命「メディカルスタイル」の契約概要は?

それでは、明治安田生命「メディカルスタイル」の契約に関する概要である、保険期間や保険料払込期間、契約可能年齢と言ったところを紹介していきましょう。

契約概要

保険期間:10年更新(一部終身保障選択可)
保険料払込期間:保険期間と同一
契約可能年齢:満16歳~満80歳

保険期間に関しては、基本的には【10年更新型】となりますが、入院保障に関しては終身を選択することが出来る設定になっています。

細かな要件は少し解りづらいのですが、公式ホームページにある保険料シミュレーションでは終身タイプの選択が可能となっていますが、保険商品の説明だけを見ると【保険契約後に終身に切り替えることが出来る】と言う書き方になっているので、終身タイプを希望する方は加入前に確認する必要があると言えるでしょう。

保険料払込期間に関しては、定期保険と言う事もあり保険期間と同一となります。

契約可能年齢に関しては、【満16歳~満80歳】となっていますので、この保険では90歳までは保障を続けられると言う事になります。

また、16歳未満の方は「メディカルスタイルJr」と言う子供向けの保険商品がありますので、そちらを選択するようにしましょう。

ちなみに「メディカルスタイルJr」の契約可能年齢は【0歳~満15歳まで】となっています。

保障内容としては、「メディカルスタイル」と大きく変わることはなく、基本的には「メディカルスタイル」と同じと思ってくださって大丈夫です。




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明治安田生命「メディカルスタイル」の保障一覧!

明治安田生命の「メディカルスタイル」の保障内容を紹介していきますが、保障内容としては、同じ明治安田生命の組み立て型総合保険である「ベストスタイル」の医療保障と同じとなっています。

その事もあり、保障のラインアップと共に「ベストスタイル」の記事では紹介しきれなかった、細かな保障内容についてもここで解説していきます。

保障内容(特約)の一覧

主な保障内容となる特約の一覧を紹介しておきます!

主契約

  • 5年ごと配当付組立総合保険

特約

  • 新・入院特約
  • 終身入院特約
  • 入院治療保障特約(Ⅲ型・Ⅱ型・Ⅰ型)
  • 外来時手術保障特約
  • 退院後通院治療保障特約(Ⅲ型・Ⅱ型・Ⅰ型)
  • 先進医療保障特約
  • 特定損傷給付特約
  • 傷害特約
  • がん保障特約
  • がん・上皮内新生物保障特約
  • 重度疾病継続保障特約
  • 保険料充当原資積立特約
  • 終身保険特約
  • がん保険料払込免除特約
  • リビング・ニーズ特約
  • 重度がん保険金前払特約

記事冒頭でも説明しましたように、組み立て型総合保障保険である「ベストスタイル」の医療保障の部分のみを選択できる医療保険となっています。




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明治安田生命「メディカルスタイル」の保障内容を解説!

保障内容を一覧化しましたが、一覧では少し解りにくいと思いますので、それぞれの保障内容についてどのような保障なのか少し細かく解説していきます。

病気やケガに関する保障(特約)

まず、メインの保障と言える病気やケガに備えるための保障(特約)の内容について説明していきましょう。

【新・入院特約】【終身入院特約】

日帰り入院から対象となる入院給付金となり、一般的な医療保険の入院保障と同じで、入院一日○○円と言う給付方法の保障となり、1入院の上限は180日間、保険期間の通算上限は1,095日までの保障となっています。

また、悪性新生物(がん)・上皮内新生物での入院に関しては支払い日数・通算日数と共に無制限となります。

保険金額(入院給付金日額)は、3,000円でも5,000円でも10,000円でも、設定は出来ると思いますので、自分がどれだけの保障が欲しいのかと言うところを保険料と相談して決めましょう。

名前を見ればわかると思いますが、【新・入院特約は定期タイプ】で【終身入院特約は終身タイプ】となります。

【入院治療保障特約(Ⅲ型・Ⅱ型・Ⅰ型)】

先ほどの入院特約の内容とは異なり、公的医療保険の対象となる治療を行った際の自己負担額に備える内容となっています。

入院時の治療に掛かる診療報酬点数に応じて保険金が決まる仕組みとなっており、解りやすく言うと入院時の治療の自己負担額分を保険金として受け取れる保障と言う事です。

そのため、公的医療保険の自己負担割合に応じて型が決められていて、満70歳未満はⅢ型の診療報酬点数×3円、満70歳以上満75歳未満はⅡ型の診療報酬点数×2円、満75歳以上はⅠ型の診療報酬点数×1円となっています。

ただし、満70歳以上でも公的医療保険の自己負担が3割の方は、所定の書類を提出することでⅢ型への加入が可能となっています。

支払限度額を一応書いておきますが、1回の入院でⅢ型は90万円、Ⅱ型は60万円、Ⅰ型は30万円となり、保険期間を通した通算額は600万円までとなっています。

因みにこの保障は、明治安田生命の推しポイントとなっています。

【退院後通院治療保障特約(Ⅲ型・Ⅱ型・Ⅰ型)】

この保障は、先ほどの入院治療保障特約の通院バージョンとなります。

【退院後】とあるので、保険金の給付事由で入院して退院した後に入院した病気と同じ理由で通院した場合に、先ほどの入院治療保障特約と同じ内容で給付金を受け取ることが出来ます。

注意点としては、退院日の翌日から起算して180日以内の通院(悪性新生物・上皮内新生物の場合は730日以内)が対象となるために、退院後180日以上経過してからの通院は対象外となると言う事です。

また、この保障には【通院治療一時金】と言う給付金が初回の通院をした際に給付されます。

そして支払限度額に関してですが、入院した理由が悪性新生物(がん)・上位内新生物ではなかった場合の通院は、Ⅲ型は60万円、Ⅱ型は40万円、Ⅰ型は20万円となり、入院した理由が悪性新生物(がん)・上皮内新生物の場合の通院は、Ⅲ型で120万円、Ⅱ型で80万円・Ⅰ型で40万円となり、保険期間の通算は600万円となっています。

注意点としては、退院日から180日以内の通院と言う事と、悪性新生物(がん)・上皮内新生物の場合とそうではない場合とでは限度額が違うと言う事を覚えておいてください。

【外来時手術保障特約】

この保障は入院を伴わない公的医療保険制度対象の手術を受け、手術を受けた日の療養に関する診療報酬点数の合計が2,000点を超えた場合に給付される一時金の保障です。

診療報酬点数に関しては、私は医療従事者ではないので詳しくは解りませんが、入院を伴わない手術を行った際に給付金が支払われると思っていて大丈夫だと思います。

また、放射線治療の場合には先ほどの給付額の2倍の給付額になります。

注意点としては、施術の部位・内容・種類を問わず、施術の開始から60日間で1回の支給となり、悪性新生物(がん)・上皮内新生物を直接の原因としない歯・歯肉・歯槽骨の治療に伴う手術は対象外となります。

【先進医療保障特約】

先進医療を受けた際の技術料を保障する特約です。

支払い上限は保険期間を通じて2,000万円までとなり10年更新型の特約となります。

これ以上の説明はありません。

また、この先進医療は悪性新生物(がん)・上皮内新生物の治療だけではなく、白内障の手術(多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術など)も対象となります。

また、一つ注意しておかなければいけないのは、先進医療を受ける医療技術・先進医療を受ける病気・先進医療を受ける医療機関の3つについてしっかりと国が認めているかどうかを確認しておかなければいけません。

その医療技術を厚生労働省が先進医療と認めているか、先進医療を受けられる病気か、厚生労働省が認める医療機関かどうか、この3つを満たしていない場合、先進医療とは認められないことがありますので、先進医療を受けると言う方はこの3つをしっかり確認しましょう。

【特定損傷給付特約】

不慮の事故で180日以内に、骨折・関節脱臼・腱の断裂・熱傷・永久歯の喪失による治療を受けた場合に一時金を受け取れる特約となっています。

簡単に言うと、病気ではなく大きなケガをした際の保障と言う事です。

また、支払いに関する注意点として、支払限度は同一の事故につい1回まで、保険期間を通じて通算10回までとなり、同一の事故で2回以上治療を受けた場合や、2か所以上の損傷を負っても重複支払いはありません。

【傷害特約】

不慮の事故や災害で死亡または高度障害になった場合に保険金が支払われる特約となっています。

不慮の事故で180日以内に死亡した場合・所定の特定感染症により死亡した場合は災害死亡保険金が支払われます。

また、不慮の事故で180日以内に所定の身体障害表の第1級~第6級までの障害状態に該当したとき(公的な障害認定ではなくあくまでも保険会社の認定条件です)に、障害給付金として災害死亡保険金の1割~10割の間の額で支払われます。

この保障を簡単にまとめると、病気ではなく【事故】により死亡した場合や、高度障害になった場合に保険金を支払うと言う事です。




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重い病気(がんなど)に関する保障(特約)

病気やケガの保障に続いて、重い病気とされる悪性新生物(がん)・上皮内新生物や心筋梗塞・脳卒中などの重度疾病と言われる病気に備える保障(特約)内容を紹介していきます。

【がん保障特約】

悪性新生物(がん)に備える保障です。

初めて所定の悪性新生物(がん)と診断確定されたとき、また直前に支払われたがん保険金の支払事由に該当した日から2年経過した後に新たに所定の悪性新生物(がん)と診断確定された場合に一時金として、「がん保険金」を受け取れる保障(特約)となっています。

初回+再発無制限保障となっていますが、注意点として一度がん保険給付金が支払われた悪性新生物に関しては、同じ臓器内での転移は保障の対象外となります。

そのため、【転移】と言う考え方は【違う臓器への転移】と言う事になりますので、注意しておきましょう。

また、がん保障ですので、契約日から責任開始日(保険の対象となる日)までは90日間の待機期間がありますので、その辺りも注意しておきましょう。

最後に、これは悪性新生物(がん)への保障となり、上皮内新生物(俗にいう軽度のがん)は保障対象外となります。

【がん・上皮内新生物保障特約】

この保障は、悪性新生物(がん)・上皮内新生物に備える保障(特約)となっています。

内容としては、初めて悪性新生物(がん)・上皮内新生物と診断確定された際に「がん・上皮内新生物保険金」が支払われる保障(特約)となっています。

注意点としては、先ほどの【がん保障特約】でも書いたように、責任開始日まで90日間の待機期間がある事と、この保障は1回きりの保障であり、【がん保障特約】の様に再発には対応していません。

この保障(特約)は、「がん・上皮内新生物保険金」が支払われた時点で消滅をします。

【重度疾病継続保障特約】

この保障(特約)は、悪性新生物(がん)や上皮内新生物ではなく、心筋梗塞や脳卒中など重度障害と言われる重度疾病に備える保障(特約)となります。

保障内容は、【急性心筋梗塞・脳卒中・重度の糖尿病・重度の高血圧性疾患(高血圧性網膜症)・慢性腎不全・肝硬変・重度の慢性膵炎】による所定の状態となった場合、「重度疾病保険金」が支払われます。

支払いに関しての注意点としては、それぞれの重度疾病に関して保険期間を通じて1回のみの支払いとして、特約を更新する場合は更新前後両期間通じて1回のみとなります。

また、それぞれの重度疾病に対して支払われますが、すべての重度疾病に対して保険金を支払った時点でこの保障(特約)は消滅します。

少し簡潔に説明すると、「上記の7つの重度疾病になった場合に、それぞれの重度疾病ごとに1回ずつ保険金を受け取ることが出来ますが、すべての重度疾病で保険金を受け取れば、この保障は終わります」と言う事です。




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その他の保障(特約)

その他の保障(特約)に関して少しずつ紹介しておきます。

【終身保険特約】

死亡に関する保障となり、一生涯にわたって死亡・高度障害に備える保障となっています。

【保険料充当原資積立特約】

契約の更新時に保険料が高くならないように、更新後の保険料に充当するためのお金を積み立てましょうと言う特約です。

【がん保険料払込免除特約】

悪性新生物(がん)と診断確定された後は、保険料の支払いをしなくて良いと言う特約です。

また、保険料の支払いが免除になっても、保障は継続します。

【リビング・ニーズ特約】

余命6ヶ月以内と診断・判断されたときに、【死亡保険金】を前倒しで受け取ることが出来る特約となっています。

【重度がん保険金前払特約】

所定の悪性新生物(がん)と医師に診断確定され、標準的な治療指針に基づく治療をすべて行ったが効果が無かった場合に、【死亡保険金】を前倒しで受け取ることのできる特約です。

先ほどのリビング・ニーズ特約と似た特約と言えるでしょう。




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明治安田生命「メディカルスタイル」の保険料例

保障内容を説明しましたので、ここからは保険料例を少し紹介しておきましょう。

【一般的な保障内容】

契約内容例:10年更新・入院1日5,000円・入院治療・通院治療がⅢ型・先進医療・外来手術保障

保険料:30歳男性の場合3,077円・30歳女性の場合4,191円

【がん保障・重度疾病保障付き】

保障内容:10年更新・入院1日5000円・入院治療・通院治療がⅢ型・先進医療・外来手術保障・がん保障300万円・がんまたは上皮内新生物保障60万円・重度疾病保障300万円

保険料:30歳男性の場合5,007円・30歳女性の場合6,793円

【終身型の場合】

保障内容:入院保障のみ終身にしてその他の保障は10年更新

保険料:30歳男性の場合5,352円・30歳女性の場合6,441円

【がん保障ありの終身型の場合】

保障内容:上記の終身型にがん保障を付けた保障内容

保険料:30歳男性の場合7,282円・30歳女性の場合9,043円

これが主な保険料例となります。

少し解りにくいかもしれませんが、定期医療保険と言う面からみると決して安いとは言えない金額でしょう。

しかし、入院治療・通院治療の保障に関して自己負担額を補填できると言う保障をメリットと見るかどうかという所が決め手になるかと思います。




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この保険はおすすめ出来る!?

最後にこの明治安田生命「メディカルスタイル」をおすすめ出来るのか?という所の私見を書いておきます。

個人的な意見とはなりますが、この保険に関しておすすめはしません。

理由性として大きいのは【定期医療保険】という所です。

保障内容は決して悪くないと思いますし、医療費の自己負担を補填できる保障(特約)も魅力的ではありますが、どうしても【更新型】であることから保険料が更新ごとに上がっていくという所を見ると、私は決しておすすめ出来ないと言うか、私なら加入を見送ります。

若い間は保険料も決して高くはありませんが、いざ医療保険のお世話になるだろう年齢である50歳・60歳以降の保険料を考えると、とても支払える保険料ではなくなりますので、この医療保険を一生涯で持とうと思うのであれば止めておくのが良いでしょう。

しかし、「結婚するまで」「子供が独立するまで」など、一定期間の保障で良いと言うのであれば、選択肢に入れても良いと思います。

要は、その人の考え方次第・ニーズ次第となりますが、医療保険ですので一定期間の保障と考える方は少ないのかと思います。




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まとめ

明治安田生命「メディカルスタイル」について保障内容を少し詳しく解説しました。

保障内容としては総合保障保険と言われる「ベストスタイル」の医療保障と全く同じ保障が用意されていますので、「ベストスタイル」の医療保障もこの保障内容と同じと思っておいてください。

また満50歳未満の方が、明治安田生命で医療保険を考えるのであれば、この「メディカルスタイル」しか選択肢はありませんので、他社の医療保険と比較をして保障内容・保険料をしっかりと確認して保険選びをするようにしましょう。

最後に書きますが、この記事で書いていることは最後の「おすすめ出来る?」と言う箇所以外は私見を一切入れていませんので、こんな商品なんだと言う事を知ってもらえれば幸いです。

いっさい忖度のない内容ですので、保険選びの参考にしてください!

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