明治安田生命の認知症保険「認知症ケアMCIプラス」は凄い商品!?

介護保険・認知症保険
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明治安田生命が販売を始めた認知症保険「認知症ケアMCIプラス」を知っていますか?

人生100年時代と言われるほど、長生きの時代と言われるようになりましたが、長生きには様々な不安・リスクが伴いますよね?

その一つとして【認知症】があります。

認知症のリスクに関して多くの方が関心を持ち始めたことで、ここ数年の間で各保険会社から多くの認知症保険が販売され始めました。

そんな中でも、明治安田生命の「認知症ケアMCIプラス」は特筆するべき内容がありますので、今回は、明治安田生命の「認知症ケアMCIプラス」が、どのような特徴がある商品なのかを解説していきます。

明治安田生命「認知症ケアMCIプラス」には大きな特徴がある!?

明治安田生命の「認知症ケアMCIプラス」には、大きな特徴があり、その特徴が大きな強みにもなっています。

その特徴と言うのが【軽度の認知症】を保障してくれると言うものなのです。

この特徴を聞いても、何が凄いのか?と言うのが解らない方も多いと思いますので、最初にこの保険の特徴となぜ大きな強みになるのか?と言ったところを解説していきます。

明治安田生命「認知症ケアMCIプラス」の特徴とは?

明治安田生命の「認知症ケアMCIプラス」は、認知症を保障する終身医療保険となっています。

この認知症を保障する保険商品は、数年前に太陽生命が販売を始めてから、各生命保険会社が介護保険の特約や医療保険の特約などで認知症を保障する商品を出し始めました。

そのため支払い要件がバラバラで、要介護の認定を受けなければいけない商品もあれば、認知症と診断されただけで保険金を受け取れる商品など、商品によって異なります。

そんな中で、この「認知症ケアMCIプラス」は【軽度の認知症】と診断されれば保険金を受け取れる内容となっています。

この【軽度の認知症】と言う診断だけで保険金を受け取れる保険商品は、明治安田生命の「認知症ケアMCIプラス」とSOMPOひまわり生命の「リンククロス笑顔をまもる認知症保険」2つだけなのです。

この支払い要件が、この「認知症ケアMCIプラス」の大きな特徴でもあり、大きな強みとなっています。

軽度認知症を保障する保険は本当に2社だけなの?

先ほど少し触れましたが、認知症保険の中で【軽度の認知症】から保障の対象となる商品は、この明治安田生命の「認知症ケアMCIプラス」とSOMPOひまわり生命の「リンククロス笑顔をまもる認知症保険」の2つしかありません。

その他の認知症保険の支払い要件の多くは【認知症と診断確定されたとき】【要介護1と認定されたとき】など、要件が少し厳しい保険が多いです。

要件が厳しいと言っても、認知症保険自体がまだまだ新しい分野の保険であることから、介護保険の延長と言う認識がまだまだ根強いために、上記のような支払い要件はまだまだ一般的と言え、【軽度の認知症】を保障する商品が少数派と言う事になります。

MCIと言われる軽度認知症とはどんな状態?

それでは、先ほどから登場している【軽度の認知症】とは、いったいどういった状態なのか?について少し解説をしていきます。

明治安田生命のホームページにある説明が解りやすいので抜粋して書くと以下のような状態の事を指します。

MCI(軽度認知障害)とは:認知症と健常の間で、本人や家族(近しい人)から認知機能の低下の訴えはあるものの日常生活に問題が無い状態

と言う定義になっています。

この定義づけでは少し解り辛い部分も多いと思いますが、保険の支払い要件としては医師の診断確定があれば、保険の対象となります。

その事から、認知機能の低下が軽度認知症なのか、元々の性格的なものなのか、判断が付きにくいと言う場合には、一度病院に行ってみるのも良いかもしれないですね。

軽度認知症でも認知症保険の対象となれば、症状が悪化した場合には事前に様々な事に備えて置けると言うメリットがあると言う事が言えるでしょう。

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明治安田生命「認知症ケアMCIプラス」の保険内容を紹介!

それでは、明治安田生命の「認知症ケアMCIプラス」の保険内容について紹介・解説をしていきましょう。

この保険の契約に関する概要から、保険の中身や支払い要件と言った細かなところについても知っておくことは、保険選びには欠かせない事と言えます。

明治安田生命「認知症ケアMCIプラス」の概要

この保険の基本的な概要として、正式名称や契約に関することなど基本的なところについて紹介・解説をしていきます。

正式名称:5年ごと配当金付終身医療保険(解約返戻金抑制型)(Ⅱ型)認知症ケアMCIプラス
保険期間:終身
保険料払込期間:95歳まで(95歳以降は死亡保障が付きます)
契約可能年齢:満50歳~満85歳まで(被保険者)

この保険は正式名称を見てもらえればわかる通り、終身医療保険に認知症の保障を特約で付けている商品となります。

そのため入院や手術の保障も付いている保険となり、認知症の特約を付加しなければ単なる入院や手術保障する医療保険となるので注意しましょう。

「認知症ケアMCIプラス」と言う保険に加入すると言う事は、この特約も付加された商品に加入すると言う事ですので、わざわざ特約を省くと言う事もないので、注意のしようもないのですが、一応解説として書いておきます。

また、保険期間は一生涯となり、保険料の払い込み期間は95歳までとなっています。

保険料の払い込みが終了した後には、僅かな金額ではありますが、死亡保障が付くことになりますので覚えておきましょう。

また、最大の注意点として、この保険は満50歳~満85歳までの方しか、被保険者になれない(加入できない)商品となっていますので、若い間から認知症に備えたいと言う方は選択できない保険商品となり、ターゲット層は定年退職目前の方や退職後すぐの方がターゲットと言えるでしょう。

この被保険者の年齢条件はしっかりと覚えておきましょう。

明治安田生命「認知症ケアMCIプラス」の内容と保険料

続いては、明治安田生命の「認知症ケアMCIプラス」の保障内容や保険料について紹介と解説をしていきます。

主契約

  • 入院時支援給付金(10万円・15万円・20万円から選択可)
  • 入院時手術給付金・外来時手術給付金(入院時支援金の半分)
  • 入院時放射線治療給付金・外来時放射線治療給付金(入院時給付金と同額)

特約

  • 先進医療特約(先進医療に係る技術料と同額・通算2000万円まで)
  • 認知症終身保障特約(100万円・200万円・500万円・1000万円から選択可)
  • 軽度認知障害終身保障特約(認知症保障の10分の1の金額)
  • 代理請求特約

※先進医療特約は10年更新で90歳まで更新可

※認知症・軽度認知症の特約による保険金の支払いが契約後2年以内の場合は、既支払保険料相当額となります。

まず、保障内容に関して解説をしておくと、先ほども書きましたように、この保険は終身医療保険となりますので、病気やケガでの入院・手術に対する保障が主契約となります。

入院・手術に関する給付金はすべて一時金での支払いとなることから、一般的な日額○○円の支払いと言う訳ではないので、一般的な医療保険としての活用も考えていると言う方は注意しておくようにしましょう。

また、この保険のメインである認知症・軽度の認知症の保障内容(保険金額)に関しては、認知症と軽度認知症では保障金額が異なりますので、そこもしっかりと確認・注意しておくようにしましょう。

保険料例

契約例:認知症保険金100万円(軽度認知症保障あり)・入院保障10万円

年齢 男性 女性
50歳 6,632円 6,409円
55歳 7,674円 7,336円
60歳 8,943円 8,526円
65歳 10,444円 10,065円

月々の保険料としては、決して安いとは言えない保険商品と言えるかもしれません。

ただし、他の保険商品とのメリットや保障内容を考えると、コストパフォーマンスが悪すぎると言う事はないでしょう。

また、最低限の保障内容での試算をしていますので、保障金額を上げたいのであればこれよりも保険料は当然上がります。

契約可能年齢が高いことも、保険料が比較的高い理由にもなりますが、参考程度に保険料を見ておいてください。




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明治安田生命「認知症ケアMCIプラス」の支払い事由と要件

明治安田生命の認知症保険である「認知症ケアMCIプラス」の2つの特約【認知症終身保障特約】【軽度認知障害終身保障特約】の支払い事由(保険金の支払いに該当する条件)と、診断確定の要件について紹介・解説していきます。

認知症終身保障特約

支払い事由

  • 生まれて初めて「器質性認知症」と診断確定
  • 公的介護保険制度に基づく「要介護1以上」と認定

診断確定要件

  • 脳内に後天的に起こった器質的な病変あるいは損傷を有する
  • 正常に成熟した脳が上記による器質的障害により破壊されたために、一度獲得された知能が持続的かつ全般的に低下したものであること

軽度認知障害終身保障特約

支払い事由

  • 生まれて初めて「軽度認知障害」または「器質性認知症」と診断確定されたとき

診断確定要件

  • 1以上の認知領域(複雑性注意・実行機能・学習および記憶・言語・知覚-運動・社会的認知)において以前の行動水準から軽度の認知機能の低下があると証拠があること
  • 毎日の活動において自立が阻害されていないこと
  • その認知機能の低下が、せん妄の状況でのみ起こるものではないこと
  • その認知機能の低下が、他の精神疾患によってうまく説明できないこと(例:うつ病・統合失調症)

上記が認知症・軽度認知症の支払いの対象になる状態と、診断確定の条件となります。

明治安田生命が公式に出している文言を使用すると少し解り辛いので、少し簡潔に説明すると、認知症と診断されれば【認知症終身保障特約】の支払い対象となり、軽度認知障害と診断されれば【軽度認知障害終身保障特約】の支払い対象となると言う事です。

診断確定要件を一応書いておきましたが、重要な事ではありますが、目くじらを立てて理解しようとしなくても良いです。




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明治安田生命「認知症ケアMCIプラス」のメリットとデメリット

それでは、明治安田生命の認知症保険「認知症ケアMCIプラス」のメリットとデメリットについて解説をしていきましょう。

それぞれの多く出しても仕方がないので、特徴的なメリットとデメリットだけをピックアップして解説をしておきます。

MCI(軽度認知障害)が保障されるのが最大のメリット

この保険の最大の特徴は、MCI(軽度認知障害)でも保険金を受け取ることが出来ると言う所です。

保険金自体は、認知症の保障よりも少なくはなりますが、現在販売されている認知症保険の中で、MCI(軽度認知障害)を保障する保険商品は、この保険を含めて2つしかありません。

先ほども少し書いたので重複する内容とはなりますが、認知症へのリスクや不安が高まっている中で、多くの保険商品が販売され始めています。

しかし、まだまだ介護保険の延長と言う概念や、認知症と診断確定されないと保険金を受け取ることが出来ないと言う商品が多く、公的介護保険制度の要介護1以上の認定が必要だという商品も多い中で、【軽度認知障害】の診断確定で給付金を貰えることで、症状が悪化して認知症になっても事前に対策をすることが出来るのです。

MCI(軽度認知障害)を保障してくれる保険を選べると言うのは、これから認知症への備えをする立場からしても大きなメリットになるのではないでしょうか?

被保険者の年齢が高めの設定がデメリットになる!?

大きなデメリットとも言えませんが、被保険者の年齢条件が満50歳~満85歳までと言う事で、他の認知症保険などと比べても、被保険者年齢は高い方となっています。

このことから、認知症のリスクを考えて若いうちから備えようと考える方からすると、加入できない保険商品となるので、この被保険者年齢の設定は少しデメリットと言えるかもしれません。

ただし、認知症のリスクを現実的に考え始める年齢は40代後半から50代半ばと言われていますので、本気で考え始める年齢にはしっかりと当てはまっていることを考えれば、そこまで大きなデメリットとは言えないのかもしれません。

また、もう一つのデメリットとしては、追随して他の保険会社も同じような保障の商品を販売し始める可能性は高いので、今後より良い保険商品が出てくると言う事も十分に考えられるので、認知症保険を選ぶ際には少しネックになってしまうかもしれないですね。




十数社の取扱保険会社から徹底的に比較可能

認知症保険は本当に必要なのか?

認知症保険は、比較的新しい保険商品と言えます。

初めて認知症保険を販売したのが太陽生命であり、初の商品「ひまわり認知症治療保険」は2016年に販売をスタートさせた種類の保険となり、その歴史自体はまだ5年にも満たないのです。

しかし、多くの保険会社が追随して認知症への保障を準備するのはニーズが高まっていると言う事になります。

認知症保険が販売され始める前は、認知症をはじめとする介護は必要な病気に対するリスクに備えるのは介護保険でした。

介護保険は現在でも多くの保険商品があり、年金形式で保険金を受け取る商品が人気を博しています。

それは、認知症をはじめとして介護はいつまで続くかわからないため、介護にかかる費用や生活費などの経済的な補填と言う側面をカバーするための保険として介護保険が活用されているのです。

認知症と限定してそこに手厚い保障が必要だと考えるのであれば、認知症保険は必要になると思いますが、大きなところで考えると同じ【介護】と考えるのであれば、一時金での支払いをメインとする認知症保険よりも、年金形式で保険を受け取れる介護保険を選ぶのも良いのではないかと思います。

ただし、介護保険と認知症保険では、保険金の支払い事由や支払い要件が異なりますので、その辺りをしっかりと把握しておく必要はあるでしょう。




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明治安田生命「認知症ケアMCIプラス」はおすすめ出来る?

認知症保険として、この保険をおすすめ出来るかどうか?と言われると、私はおすすめします。

先ほど書いたように、認知症での介護と言う側面で見ると、介護はいつまで続くかわからないために経済的な不安や、治療などに掛かる費用などに不安に関しては、一時金払いなので払拭できるかはわかりませんが、認知症の治療費として活用する目的であれば、軽度の認知症であるMCI(軽度認知障害)でも保険金の給付を受けられると言うのは非常にありがたいと言えるでしょう。

認知症に備えるために、他の認知症保険や認知症特約を考えても、あくまでも保険金の支払い事由は【認知症】となりますので、軽度認知障害は対象外になる保険商品が多いと言う事を踏まえると、この保険はおすすめ出来るのではないかと思います。




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まとめ

今回は明治安田生命の認知症保険である「認知症ケアMCIプラス」について紹介・解説をしました。

認知症保険と言う事で、認知症の治療に特化した保障内容となり、基本的には一時金での保険金支払いとなりますので、【介護費用】として年金形式で受け取りたいと言う方には向いていない保険商品と言えます。

今回の記事では、この保険の内容について解説していますので、この保険が一体どういった保険なのか?という所をしっかりと理解して、自分の考え方とすり合わせて納得できれば加入するようにしましょう。

また、この保険商品自体も比較的新しい商品であり、紹介するサイトも少ないと思いますが、MCI(軽度認知障害)を保障する商品は、この商品とSOMPOひまわり生命の「リンククロス笑顔をまもる認知症保険」しかありませんので、なかなか面白い保険商品であり、個人的には非常に興味深い保険商品の一つでもありました。

情報が少ないとは思いますが、こういった商品もあると言う事を知っておけば、保険選びの際に非常に役に立つと思います。

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