オリックス生命のがん保険「Believe(ビリーブ)」は、診断給付金・入院給付金・通院給付金など、オーソドックスな保障が用意されている保険商品となっています。
一時金も受け取りたい、入院・手術にも備えたいと言う方に最適な保険と言えるでしょう。
この記事では、オリックス生命のがん保険「Believe(ビリーブ)」の特徴や保障内容・保険料例を紹介します。
おすすめ出来る商品かどうかも併せて解説をしますので、保険選びの参考にしてみて下さい。
目次
オリックス生命のがん保険「Believe(ビリーブ)」の特徴は?
オリックス生命のがん保険「Believe(ビリーブ)」の特徴は以下の3つとなっています。
- 一時金と治療給付金のダブル保障
- 入院だけではなく通院も保障
- リーズナブルな保険料で一生涯の保障
それぞれについて少し詳しく解説をしていきます。
一時金と治療給付金のダブル保障
オリックス生命のがん保険「Believe(ビリーブ)」には、「がん初回診断一時金」と「がん治療給付金」という、2つの一時金保障が用意されています。
がんと初めて診断された際に受け取れる「がん初回診断一時金」と、2年に1回を限度に受け取れる「がん治療給付金」を合わせる事で、まとまったお金を治療開始時に手にすることが出来ます。
がん治療に関して、入院だけではなく抗がん剤治療などの通院での治療となっても安心出来る内容となっています。
入院だけではなく通院も保障
オリックス生命のがん保険「Believe(ビリーブ)」では、入院保障だけではなく通院での治療もカバーできる「がん通院特約」が用意されています。
がん治療において、入院後の通院は60日を限度に、手術・放射線照射・温熱療法・抗がん剤治療のための通院は支払い日数無制限で保障されます。
がん治療は、入院・手術だけではなく、通院治療も一般的となっていますので、通院治療を保障してくれるのは心強いと言えるでしょう。
リーズナブルな保険料で一生涯の保障
オリックス生命のがん保険「Believe(ビリーブ)」は、比較的コストパフォーマンスの良い保険商品と言えます。
がん初回診断一時金・入院・手術・通院・先進医療の保障を付けて、30歳男性の場合は終身払いで月々3,572円となっています。
一時金に特化した保険・実損填補型・シンプルな保険などでは、もう少し保険料も安くなりますが、オーソドックスな保障の保険としては、非常にリーズナブルな保険料と言えるでしょう。
コストパフォーマンスを考えると、魅力的な保険の一つと言えるでしょう。
オリックス生命のがん保険「Believe(ビリーブ)」の保障内容
オリックス生命のがん保険「Believe(ビリーブ)」は、オーソドックスな保障のがん保険と言えます。
そんな、オリックス生命のがん保険「Believe(ビリーブ)」の保障内容を紹介していきましょう。
オリックス生命のがん保険「Believe(ビリーブ)」の主契約
オリックス生命のがん保険「Believe(ビリーブ)」の主契約は、以下の5つの保障となっています。
- がん初回診断一時金
- がん治療給付金
- がん入院給付金
- がん手術給付金
- がん退院一時金
それぞれの保障を少し解説します。
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がん初回診断一時金
初めてがんと診断確定された際に一時金が支払われます。
保険期間を通じて1回のみとなります。
がん治療給付金
がん治療を目的として入院を開始した際に一時金が支払われます。
支払い回数は無制限ですが、2年に1回を限度とします。
がん入院給付金
がん治療を目的に入院をした際に入院日数に応じて日額で支払われます。
支払い日数は無制限となります。
がん手術給付金
がん治療を目的として保険会社の約款所定の手術を受けた際に一時金が支払われます。
支払い回数は無制限となっています。
がん退院一時金
がん入院給付金の支払い対象となる入院を10日以上継続して退院した際に一時金が支払われます。
支払い回数は無制限ですが、がん退院一時金を受け取った入院の退院後から30日未満に開始した入院の退院に関しては支払いの対象にはなりません。
主契約に関して
オリックス生命のがん保険「Believe(ビリーブ)」の主契約は、がん診断給付金と入院・手術に関する保障となっています。
がん治療における入院・手術に関して、安心出来る内容の保障となっていますが、主契約のみであれば、抗がん剤治療や放射線治療などの、入院をしない通院治療を行う際には少し不安のある保障内容になると言えるでしょう。
がん治療に関しては、罹患部位や進行状況によって治療内容も多岐にわたることから、主契約のみというよりはしっかりと特約をセットするのが良いと言えるでしょう。
オリックス生命のがん保険「Believe(ビリーブ)」の特約
オリックス生命のがん保険「Believe(ビリーブ)」の特約は、以下の3つの保障となります。
- がん先進医療給付金(がん先進医療特約)
- がん先進医療一時金(がん先進医療特約)
- がん通院給付金(がん通院特約)
それぞれの保障を少し解説します。
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がん先進医療給付金(がん先進医療特約)
がんを直接の原因として保険会社の約款所定の先進医療による療養を受けた際に、先進医療にかかる技術料と同額の給付金が支払われます。
保険期間を通じて通算2,000万円までとなります。
がん先進医療一時金(がん先進医療特約)
がん先進医療給付金が支払われる療養を受けた際に、がん先進医療給付金の10%相当額の給付金が支払われます。
1回の療養につき50万円が限度となります。
がん通院給付金(がん通院特約)
がんの治療を目的として保険会社の約款所定の通院をした際に、通院日数に応じた日額制で給付金が支払われます。
支払い条件は以下の2つになります。
- がん入院給付金の支払事由に該当する入院をして、その退院後1年以内の通院(通院治療期間あたり60日が限度となります。)
- 保険会社の約款所定の手術・放射線照射・温熱療法・抗がん剤治療のための通院(支払い日数は無制限となります。)
特約に関して
オリックス生命のがん保険「Believe(ビリーブ)」の特約は、がん治療に関する先進医療を受けた際の保障と、通院に関する保障となっています。
先進医療に関する保障は必須と言えますが、医療保険に加入している方は医療保険に先進医療特約をセットしていれば、保障が重複してしまうので注意が必要と言えるでしょう。
通院保障に関しては、入院後の通院だけではなく、放射線治療・抗がん剤治療に関する通院も保障してくれることから、がん通院特約をセットすることで、診断給付金・入院・手術・通院など、幅広いがん治療に備えられると言えるでしょう。
個人的には、この2つの特約はセットした方が良いと言えます。
オリックス生命のがん保険「Believe(ビリーブ)」の保険料例
オリックス生命のがん保険「Believe(ビリーブ)」の保障内容を紹介しましたので、ここからは保険料を少し紹介していきます。
試算条件は以下のようにしておきます。
保険料の試算条件
まず保険料の算出条件を書いておきます。
下記の様に、フルセットの内容となっています。
- がん初回診断一時金:100万円
- がん治療給付金:50万円
- がん手術給付金:20万円
- がん退院一時金:10万円
- がん入院給付金:10,000円
- がん通院給付金:10,000円
- がん先進医療給付金・一時金:あり
保険料例(保険期間・保険料払込期間:終身)
上記の内容で保険料算出を行った結果が下記の保険料となります。
また、保険料は月々の保険料となります。
年齢 | 男性 | 女性 |
30歳 | 3,572円 | 2,945円 |
40歳 | 5,025円 | 3,826円 |
50歳 | 7,291円 | 4,760円 |
60歳 | 10,538円 | 5,686円 |
当たり前の話ですが、年齢が上がると保険料も上がりますが、60歳になると男性で月々1万円を超えていく事になります。
また、女性の方が保険料は比較的安くなっていますので、女性の方はよりリーズナブルに加入できると言えるのではないでしょうか。
オリックス生命のがん保険「Believe(ビリーブ)」の注意点
何度も言いますが、オリックス生命のがん保険「Believe(ビリーブ)」は、オーソドックスな保障のがん保険と言うこともあり、がん診断給付金・入院・手術・通院・先進医療と、様々ながん治療に備えられる内容の保険となっていますが、いくつかの弱点もあります。
ここからは、オリックス生命のがん保険「Believe(ビリーブ)」の注意点と弱点を少し解説していきます。
診断給付金は初回のみ
オリックス生命のがん保険「Believe(ビリーブ)」には、がん初回診断一時金と言う、まとまった給付金を受け取れる保障がありますが、あくまでも初回のみの給付金となります。
現在販売されている多くのがん保険では、診断給付金が複数回受け取れる商品や、毎年まとまった給付金を受け取れる商品など、複数回一時金を受け取れる商品も多いです。
その点、オリックス生命のがん保険「Believe(ビリーブ)」では、診断給付金は初回のみであり、がん治療給付金は2年に1回を限度に無制限で受け取ることが出来ますが、一時金特化型のがん保険と比べると保険の内容が劣ると言えるでしょう。
がんと診断された際や、がん治療のために纏まった給付金が欲しいと言う方には、向かない保険と言えるでしょう。
また、入院治療をしなかった場合は、思ったよりも給付金が受け取れないというケースもあり得ると言えるでしょう。
保障の選択肢は少ない
オリックス生命のがん保険「Believe(ビリーブ)」では、保障を選択することが殆ど出来ません。
オーソドックスな保障で、診断給付金・入院・手術の保障を基本保障にして、先進医療と通院を特約としていますので、選択肢としては2つの特約を付けるかどうかだけの選択となります。
保障内容を選んでカスタマイズしたい方にとっても、非常に使いにくい保険と言えるかもしれません。
保険料が比較的高い
オリックス生命のがん保険「Believe(ビリーブ)」は、保障内容が手厚く作られているため、他社の一時金特化型のがん保険などと比べると保険料が少し高めになっています。
保障内容と保険料を考えると、お手頃な保険料でありコストパフォーマンスも良いと言えますが、がん治療はがんの種類や罹患部位によって治療内容も異なります。
入院・手術という治療を行う場合には、オリックス生命のがん保険「Believe(ビリーブ)」なら非常に心強い内容と言えますが、通院などがメインの治療方法となる場合は、少し不満の残る保障内容になるかもしれません。
オーソドックスな保障を求めないのであれば、保険料はネックになると言えるでしょう。
オリックス生命には定期型のがん保険もある!?
オリックス生命のがん保険には、終身タイプの「Believe(ビリーブ)」だけではなく、定期型のがん保険「Wish(ウィッシュ)」もラインアップされています。
オリックス生命の定期型がん保険「Wish(ウィッシュ)」は、終身型がん保険「Believe(ビリーブ)」とは少し特徴が異なる商品です。
ここでは、オリックス生命の定期型がん保険「Wish(ウィッシュ)」を少し紹介していきます。
オリックス生命の定期型がん保険「Wish(ウィッシュ)」とは?
オリックス生命の定期型がん保険「Wish(ウィッシュ)」は、一時金型のがん保険となっています。
詳しい保険の内容は後述しますが、保険期間も選べて、定期保険なので保険料もリーズナブルとなっています。
子育て期間だけ、がんに関する保障を厚くしたいというような、一定期間の保障を手厚くする保険となります。
保障内容も「Believe(ビリーブ)」とは異なり、すべて一時金での給付となります。
オリックス生命の定期型がん保険「Wish(ウィッシュ)」の保障内容
それでは、オリックス生命の定期型がん保険「Wish(ウィッシュ)」の保障内容を紹介していきましょう。
- がん一時金
- 悪性新生物初回診断一時金
- がん先進医療給付金
- がん先進医療一時金
がん一時金
初回は、初めてがんと診断確定されたときに一時金が支払われます。
2回目以降は、診断確定されたがんの治療を目的として入院を開始したときに一時金が支払われます。
支払い回数は1年を1回を限度に無制限
悪性新生物初回診断一時金
悪性新生物と診断確定されたときに一時金が支払われます。
保険期間を通じて1回のみ
がん先進医療給付金
がんを直接の原因として保険会社の約款所定の先進医療による療養を受けた際に、先進医療にかかる技術料と同額の給付金を支払います。
保険期間を通じて2,000万円まで
がん先進医療一時金
がん先進医療給付金が支払われる療養を受けたときに、がん先進医療給付金の10%相当額の給付金が支払われます。
1回の療養につき50万円が限度
保障内容について
主契約に関しては、一時金給付型のがん保険となっていて、診断確定された際に一時金を受け取ることが出来て、がん治療で入院をすると1年に1回一時金が受け取れるようになっています。
がん一時金は、悪性新生物でも上皮内新生物でも同額の保障となっていますが、悪性新生物初回診断一時金は、悪性新生物と初めて診断確定されたときのみとなります。
悪性新生物の場合は、手厚い保障を受けられると言えるでしょう。
特約のがん先進医療給付金に関しては終身型がん保険「Believe(ビリーブ)」と同様になっています。
オリックス生命の定期型がん保険「Wish(ウィッシュ)」の保険料
それでは、オリックス生命の定期型がん保険「Wish(ウィッシュ)」の保険料を紹介しておきましょう。
- 保険期間:10年
- がん一時金:100万円
- 悪性新生物初回診断一時金:300万円
- がん先進医療給付金・一時金:あり
年齢 | 男性 | 女性 |
30歳 | 1,839円 | 2,802円 |
40歳 | 2,583円 | 4,233円 |
50歳 | 5,663円 | 5,751円 |
60歳 | 12,542円 | 7,688円 |
悪性新生物初回診断一時金は、500万円まで設定が可能となりますが、50歳になると300万円までしか設定出来なかったので、保険金額を合わす意味でこの保険金額で保険料を算出しました。
終身型がん保険「Believe(ビリーブ)」とは、保障内容が異なりますので、単純に比較することは出来ませんが、30代~40代では保険料は安いと言えるでしょう。
ただ、年齢を重ねると保険料は上がってしまいます。
また、契約可能年齢は60歳までとなっています。
オリックス生命のがん保険「Believe(ビリーブ)」おすすめ出来る!?
最後に、個人的にオリックス生命のがん保険「Believe(ビリーブ)」は、おすすめ出来るのかと言う事を書いていきます。
オリックス生命のがん保険「Believe(ビリーブ)」はおすすめ出来る保険
あくまでも個人的な意見ですが、オリックス生命のがん保険「Believe(ビリーブ)」は、おすすめ出来る保険です。
がん治療に関して、オーソドックス保障内容となっていることから、万能性は高いと思います。
保障内容と保険料を見ても、コストパフォーマンスも良いと思います。
また、がん保険の中で入院日額制を採用している保険が少なくなっていることから、昔ながらの保険商品の方が安心するという方には最適と言えるでしょう。
残念なところもある!?
オリックス生命のがん保険「Believe(ビリーブ)」は、全体的には非常にバランスの取れた保険と言えます。
しかし、診断給付金が初回のみと言うところは、非常に残念な部分とも言えるでしょう。
近年のがん保険では、診断給付金が複数回貰えたり、複数回の一時金給付が主流となっています。
まとまった給付金を受け取ることが出来れば、通院治療だけではなく入院・手術にも対応できるとも言えます。
また、保険料の値上げも行っているみたいなので、他社の一時金特化型のがん保険などと比べると少し見劣りする部分もあると言えます。
がん保険は、どんどんと進化していきますので、発売から10年以上経過している「Believe(ビリーブ)」は少し時代遅れの保険とも言えるのは残念なところでもあります。
まとめ
今回は、オリックス生命のがん保険「Believe(ビリーブ)」を紹介しました。
何度も言いますが、がん治療に関して、診断給付金・入院・手術・通院と様々な治療に備えられる保険商品と言えますが、少し時代遅れの保険商品とも言えます。
がん治療での入院の際には、入院日数に応じて入院給付金が受け取れるので、非常に心強いとも言えるでしょう。
また、がん通院特約を付加すれば、放射線照射・温熱療法・抗がん剤治療のための通院も保障されるので、通院治療に関しても安心出来ると言えるでしょう。
ただ、保障が比較的手厚い分、保険料が他社の保険と比べても高く見えると思います。
また、発売してから10年以上経過していることと、がん保険の市場や流行を考えると、そろそろ大幅な商品改定があってもおかしくなのかなとは思います。
がん治療に関して、入院日数に応じて給付金を支払う保険も少なくなっていますので、入院に備えたいという方は、出来るだけ早く加入しておくのが良いかもしれないですね。