生命保険には定価がある!?保険料について少し考えてみましょう!

保険の基礎
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生命保険の保険料にはある程度の値段が決まっていることを知っていますか?

多くの方は月々の保険料を見て「高い」「安い」「お得」など判断していると思いますが、実は総支払保険料を見るとあまり変わらないのですよ・・・・

今回は生命保険の保険料について少し見ていきましょう!

生命保険の保険料はある程度決まっている!?

生命保険の保険料を算出する方法を知っていますか?

生命保険の保険料は死亡率や疾患率などリスクに応じて保険料を算出しています。

死亡保険の場合には平均死亡率を参考にして、医療保険などは死亡率や疾患率などを参考に保険料を算出しています。

そのため定期保険と終身保険では保険料が異なるのです。

また、終身保険の場合の保険料は被保険者(保険の対象となる方)が、およそ95歳前後まで生きると言う前提で保険料を決めています。

そう言った所から、総支払保険料というのはある程度決まっているのです。

それを、「いつまでに支払うのか?」という所で、月々の保険料が異なってくるのです。

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終身保険は有期払いも終身払いも保険料は変わらない!?

先ほども書いたように、終身の死亡保険や医療保険というのは、60歳までに払い終わるのも、死ぬまで払い続ける終身払いも、総支払保険料でいうと大きな差はありません。

少し具体的に解説をすると、先ほど書いたように保険会社は被保険者が95歳前後まで生きる前提で保険料を決めるので、その保険契約で契約者から支払ってもらう保険料というのはある程度決まっているのです。

それを、60歳までに支払うか、一生涯払い続けるかの違いなのです。

要は、総支払保険料が500万円だった場合、その500万円を一生涯掛けて払うか、60歳までに支払ってしまうかの違いと言う事です。

これは、月々の保険料を見れば意外とわかりやすいのですが、同じ保障の保険でも60歳までに保険料を払い終わる場合と、一生涯払い続ける場合では保険料が2倍ほど違うのです。

その事に注目すると、総支払保険料が実は同じと言う事に気付けると思います。

ちなみに、これは死ぬまで保険に入り続けた場合の話で、途中解約をした場合などはまた別の話になります。



同じ保障ならどの支払い方が一番お得になる?

さて、少し損得で保険を見ていきましょう。

同じ保障の保険商品なら、出来るだけお得に保険に加入したいと思うのは世の常だと思います。

そこで同じ保障内容の終身死亡保険に加入する場合と、終身医療保険に加入する場合の2つの場合で、保険料の支払い方は「60歳までに支払い終わる方がいいのか」「一生涯支払い続けた方がいいのか」どちらがお得なのか?という所を少し解説していきましょう。

終身死亡保険の場合

終身死亡保険の場合には、出来るだけ早く保険料を支払う方がお得と言えるでしょう。

終身死亡保険の場合は、保険金の支払事由が「死亡」と言う事で、契約が続く限り保障は続くので、保険料は55歳や60歳で払い終わる方が総支払保険料も安くなる可能性があります。

もしも、60代や70代前半などで亡くなった場合には、終身払いの方が総支払保険料は安くなる可能性はありますが、平均寿命が延びてきている事を考えれば、一生涯保険料を払い続ける場合、保障額以上の保険料を支払ってしまう可能性もありますので、終身の死亡保険の場合には55歳や60歳などで保険料を支払い終わる方がお得と言えるでしょう。



終身医療保険の場合

終身医療保険の場合には、終身払いの方が良いと言えるでしょう。

これは損得の話ではありませんが、医療保険は保険金・給付金の支払事由が病気での入院・手術となります。

言い換えれば、病気もせず入院・手術もせずに元気で一生涯を終えた場合には、支払った保険料はすべて掛け捨てとなります。

また、保険の見直しなどをする機会も多い保険種目であるために、60歳などで払い済みにするよりも一生涯支払い続ける払い方にして、月々の保険料を安くしておいた方が良いと言えるのです。

また終身医療保険の場合には、95歳前後まで終身払いで保険料を支払う保険料総額と、60歳で保険料を払い終わる保険料総額とでは、あまり大きな差はないのです。

一生涯払い続ける場合は、長生きすればするほど総支払保険料は増えますが95歳前後が損得のバーになることも考えれば、無理に少し高い保険料を払って払い済みにするよりは一生涯保険料は上がらないけれど払い続ける方が、保険の見直しもしやすくて良いと言えるでしょう。

まとめ

生命保険には「定価」という概念はありません。

しかし、生命保険という商品の値段というのは意外と決まっているものなのです。

マイホームでも自動車でも値段が決まっているように、生命保険も「ある程度の値段」というのは決まっていて、その金額をどう支払うかというだけのものなのです。

月々の保険料を安く見せる方法もあれば、月々の保険料を高く見せる方法もあるのが生命保険であり、月々の保険料だけに目を奪われると、総支払保険料という本当の値段が見えづらくなるのです。

生命保険に加入するときは、月々の保険料も大切ですが、その保険の総支払保険料という所に注目して保険を見ることが最も大切なのです。

間違っても、月々の保険料が安いという理由だけで保険を決めることだけはしないようにしましょう!後になって深く後悔すると言う事にもなりかねませんよ!!

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