住友生命の医療保険「ドクターGO」って知っていますか?
住友生命は「1UP」と言う【総合保障】と言われるパッケージ商品を強くプッシュしていることで、その陰に隠れているイメージの医療保険です。
そんな「ドクターGO」を今回は紹介していきます!!
目次
住友生命の医療保険「ドクターGO」の基本要件を紹介!
住友生命の医療保険「ドクターGO」の契約に関する基本的なところをまずは紹介をしていきます。
基本的な要件としては、保険期間や保険料払い込み期間、何歳から加入できるのか?と言う所になります。
基本要件
それでは、保険期間・保険料払い込み期間・契約可能年齢という所を紹介しましょう。
- 保険期間:終身タイプ・定期タイプ
- 保険料払い込み期間:終身・保険期間
- 契約可能年齢:0歳~80歳まで(終身タイプ・定期タイプ・Vitalityの有無で異なる)
まず、基本要件として上記を挙げておきます。
それぞれを少し詳しく紹介をしていきましょう。
保険期間に関して
保険期間に関しては、一生涯の保障である終身タイプと、一定期間の定期タイプの2種類が存在します。
定期タイプに関しては「1UP」と同じように一定期間の保障となりますので、もし「一定期間の保障で良い!」と言う方は、保障内容だけを考えると「1UP」の方が少し保障内容は充実しますが、保険料の事を考えると「ドクターGO」の方が安いと言えるでしょう。
保障に関しては、「1UP」も「ドクターGO」も大きな差はありませんが、「ドクターGO」を選ぶのであれば、「1UP」にはない【終身タイプ】にするのが良いと言えるでしょう。
保険料払い込み期間に関して
保険料払い込み期間に関しては、終身タイプは終身払い、定期保険は保険期間中の支払いとなります。
終身タイプも定期タイプも、簡単に言うと保障のある間はずっと保険料を払い続けると言う商品となっています。
また、特約の1つである【がん薬物治療特約】に関しては、終身タイプでも10年更新であり80歳までの保障となっています。
契約可能年齢に関して
契約可能年齢に関しては、すこし細かく設定がされています。
終身タイプと定期タイプでも異なり、またそれぞれに【Vitality】を付けるか付けないかでも契約可能年齢が異なります。
・終身タイプ:15歳~80歳まで
・定期タイプ:0歳~70歳
・終身タイプ(Vitalityあり):18歳~80歳まで
・定期タイプ(Vitalityあり):18歳~70歳まで
まず、終身タイプと定期タイプでは契約可能年齢の上限が異なり、終身タイプは80歳まで契約可能に対して、定期タイプは70歳までしか契約をすることは出来ません。
また、Vitalityを使用する場合は18歳以上でなければ契約できません。
Vitalityは必要が無い!と言うのであれば、定期タイプであれば0歳から、終身タイプは15歳から加入可能となっています。
住友生命の「ドクターGO」の保障内容を紹介!
契約に関する基本要件を紹介しましたので、皆さんが一番関心のある保障内容について紹介していきましょう。
住友生命の医療保険「ドクターGO」は、主契約となる保障が5つと9つの特約で構成されていますので、それぞれ紹介していきましょう。
保障内容
主契約
- 入院保障:入院日額×入院日数の保障
- 手術一時金:入院時に公的健康保険対象の手術をした場合の保障
- がん手術一時金:がん治療で入院している際に公的健康保険対象の手術を受けた際の保障
- 外来手術一時金:外来での手術を受けた際の保障
- 放射線治療一時金:がん治療による放射線治療を受けた際の保障
特約
- LiVガード(特定重度生活習慣病保障特約)
- 傷害特約
- 傷害損傷特約
- 入院保障充実特約
- 成人病入院特約
- 女性疾病入院特約
- がん診断特約
- がん薬物治療特約
- 先進医療特約
- 保険料払込免除特約
主契約について
主契約は主に入院・手術の保障がメインと言えるでしょう。
入院に関しては日帰りの入院から保障されると言う事で、一般的な医療保険の保障と同じと言えるでしょう。
しかし、その他の主契約に関してはすべて手術の保障となり、保障内容としても入院日額が1万円の場合は入院中の手術は10万円・がんの手術は20万円(それぞれ開頭・開胸・開腹術の場合は2倍)となり、外来手術の場合は5万円、放射線治療は10万円と、言い方を浴すればシンプルな作りですが、悪い言い方をすると他社の医療保険と比べると見劣りする内容と言えるでしょう。
特約について
特約については、多くの保障がラインアップされているイメージです。
傷害特約や傷害損傷特約など、災害や事故での死亡や損傷(大けが)に対する保障が有るのも、国内生保っぽいなと思えますね。
また、特約に関しても一時金の保障がほとんどであり、【がん薬物治療特約】に関しては、支払事由部該当する限り120ヶ月(通算)毎月10万円の保障が有ると言う事で、薬物で行うがん治療(抗がん剤治療)に関しての保障は安心できる部分かと思います。
また、がん診断一時金があることで、がん保障と言う面でも悪くはないでしょう。
しかし、がん治療・診断給付金を求めるのであれば、他社医療保険・他社がん保険と見比べるとやはり劣る部分はあるでしょう。
トータルすると、目を引く特約は無いと言ってもいいでしょう。
住友生命の医療保険「ドクターGO」を選ぶなら終身タイプ一択!?
住友生命の医療保険「ドクターGO」には、【終身タイプ】と【定期タイプ】の2タイプがあると言う事は説明したと思います。
それでは、どちらのタイプを選べばいいのか?と思われる方も居るでしょう。
住友生命には「1UP」と言う商品もある中で、医療保障として「ドクターGO」を選ぶのであれば、【終身タイプ】の一択と言ってもいいでしょう。
その理由性を少し解説していきましょう。
終身タイプは「1UP」には存在しない!
そもそも、住友生命で医療保障を準備するには、「1UP」か「ドクターGO」しかありません。
この「1UP」と「ドクターGO」の大きな違いは保険期間となります。
「1UP」は基本的に10年や15年更新と言われる定期保険となっていますので、医療保障の部分も必然的に更新型となり、保険料は更新のたびに上がっていきます。
一方の「ドクターGO」には、定期タイプもありますが終身タイプがメインとなってきます。
細かく説明することはないと思いますが、終身タイプと言う事は保障が一生涯続くことで保険料も上がることはありません。
一生涯の保障が欲しいのであれば、「1UP」ではなく「ドクターGO」を必然的に選ばなければいけないと言う事になるのです。
一定期間の保障でいいなら「1UP」もあり!?
先ほども紹介しましたが、住友生命の医療保障は「1UP」でも用意されていますが、定期タイプのみとなっています。
しかし、【結婚するまで】【子供が生まれるまで】【子供が成人するまで】など、「一定期間だけの保障で良い!」と言う方であれば、「ドクターGO」よりも「1UP」を、おすすめします!
その理由性としては、大きな保障差はないものの「1UP」の方が細かな特約があり、保障が少し手厚くなっています。
入院時や災害死亡などに関しても一時金の割増をする特約が有ったり、がん保障に関しては入院の保障が有ったりと、「ドクターGO」にはない保障が「1UP」の方にはあります。
しかし、保障が手厚いと言う事は保険料も必然的に高くなると言う事であり、また「1UP」は総合保険と言う事で、医療保障以外の保障もセットにしなければいけなくなります。
その点で、医療の保障だけで保険料も抑えたいと言う方には「ドクターGO」の方が良いと言えるでしょう。
保障内容と保険料を見比べて納得できる方に加入してください!
住友生命の医療保険「ドクターGO」の保険料は高い!?
保障内容もさることながら、保険に加入するときに最も気になるのは保険料ではありませんか?
住友生命の医療保険「ドクターGO」の保険料が高いのか安いのか?という所を少し解説していきましょう。
終身タイプとしては高めの保険料
住友生命の医療保険である「ドクターGO」の保険料はハッキリ言って高いと言えます。
公式サイトにも記載されていますが、20歳から50歳までの保険料は下記の通りになっています。
契約内容
- 入院日額10,000円
- 入院保障充実特約(入院時に10万円の一時金)
- 先進医療特約(通算2000万円まで)
- がん診断給付金(100万円)
- がん薬物治療特約(月額10万円・10年更新型)
- 傷害損傷特約(運動器損傷の場合5万円・80歳まで)
男性
20歳:6,836円(7,716円)
30歳:8,641円(9,521円)
40歳:11,667円(12,547円)
50歳:16,694円(17,574円)
女性
20歳:7,461円(8,341円)
30歳:9,307円(10,187円)
40歳:11,895円(12,775円)
50歳:15,644円(16,524円)
※()内はVitalityを使用した際の保険料でありVitalityの使用料は月々880円となっています。
また、この保険料はクレジットカード払いでの料率となっていますので、支払方法によっては保険料が異なります。
上記の保障内容で、保険期間は一生涯の終身タイプとなり保険料の支払いも一生涯続く終身払込となります。
Vitalityを使用した場合に、健康であれば翌年の保険料は3%ほど割引が適応され、約10年間この3%の割引条件をクリアすれば、30%の割引が適応されると言っても、20歳の方であれば、30歳からの保険料は月々約5,500円となります。
この保険料が一生涯続くと言う事になります。
ちなみに、オリックス生命やSOMPOひまわり生命、メットライフ生命などの終身医療保険で同じ終身払いにすると、保険料は3,000円~4,000円ほどとなり、保障内容も住友生命よりも充実していると言えるでしょう。
そう考えたときに、住友生命の「ドクターGO」の保険料は高く思えませんか?
保障内容と保険料をしっかりと見比べて、また総支払保険料やVitalityを使用した割引率などもしっかりと確認するようにしましょう。
Vitalityに関しては、「割引がある」「健康増進に」「アップルウォッチと連動できる」など、目新しさはありますが、個人的にはあまり良いプログラムだとは思っていません。
Vitalityの月々の使用料、保障内容・保険料と言ったところを確認して、他社の医療保険としっかりと比べるようにしてください。
まとめ
住友生命の医療保険「ドクターGO」について紹介しました。
最後に少しまとめると
- 終身タイプと定期タイプがある
- 目立った特徴は特にない
- 保障の大部分は一時金
- 保険料は高め
と言う事です。
「1UP」にも医療保障が有ることもしっかりと理解して、自分にはどんな保障がいつまで必要でいつまで保険料の払うのか、そして保障面は自分の必要としているところをカバーできているのか?という所をしっかりと考えて保険選びをするようにしましょう。
また、個人的に住友生命の医療保険「ドクターGO」をおすすめ出来るか?と聞かれると、あまりお勧めは出来ないと言えるでしょう。
決して悪い商品ではないですが、【保険料】が最大のネックと言える事と、保障内容が医療保険と考えると少し物足らないかと思います。
これは、私の見解ですが、この保険・保障内容がニーズにピッタリと言う方も居ると思いますので、何度も言いますが自分のニーズをしっかりと把握して、保障内容などを理解して保険を選ぶようにしましょう。
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