健康増進型保険と言われる、住友生命の「Vitality(バイタリティ)」を知っていますか?
テレビのCMで見たことある!と言う方も居るのではないでしょうか?
その「Vitality(バイタリティ)」が保険商品ではないって知っていますか?
私も勘違いしていましたが、住友生命から新しい保険として「Vitality(バイタリティ)」と言う商品が出たと思っている方も居るのではないでしょうか?
そこで今回は、住友生命の「Vitality(バイタリティ)」がどのようなモノなのか?を出来るだけわかりやすく解説していきます。
目次
住友生命「Vitality(バイタリティ)」は有料サービス!?
住友生命の「Vitality(バイタリティ)」を簡単に説明するなら、保険加入者を対象とした有料サービスの1つです。
医療保障のある保険「1UP」や医療保険「ドクターGO」と言った保険に加入している方に対して、健康増進の活動に応じてポイントを与えて保険料の割引を行うサービスです。
そして、このサービスは月額864円の利用料が掛かります。
月額料金を払い、保険料を割り引く活動をするモノと言って良いでしょう。
住友生命「Vitality(バイタリティ)」の概要
住友生命の「Vitality(バイタリティ)」の概要を紹介しておきましょう。
- 利用条件:「1UP」・「ドクターGO」の契約者
- 利用可能年齢:18歳から
- 月額利用料:864円(800円+税)※消費税増税の際に利用料が変わる可能性あり
- 基本割引:保険料の15%割引
- 割増・割引:割増10%~割引30%(MAX)ステータス別に割引設定あり
上記が主な内容と言って良いでしょう。
内容を簡単に説明すると、保険契約から1年間で健康増進活動に応じてポイントが貰えるのですが、そのポイント数に応じて翌年のステータス(ランク)が決まり、保険料の割引や割増をすると言う物です。
ステータスの判定などに関しては後述しますが、何もしなければ保険料が値上がりして、健康増進活動(健康診断や日々の運動)をする方にとっては保険料が割り引かれる内容となっています。
住友生命「Vitality(バイタリティ)」の仕組みは?
住友生命「Vitality(バイタリティ)」は、健康増進活動に応じてポイントを取得して、年間に取得したポイントに応じて保険料の割引・割増を行うと書きましたが、その細かい内容・仕組みを解説していきます。
基本はポイントの獲得
「Vitality(バイタリティ)」に基本は、ポイントを取得してく事になります。
主なポイントの取得方法は下記の4つになります。
- 会員サイトでのオンラインチェック(健康状態のセルフチェック)
- 健康診断書の提出
- 検診などの予防活動(がん等の予防・検診など)
- 日常の運動
オンラインチェックは健康状態のセルフチェックであり、1年に1回実施するだけでポイントを取得できます。
健康診断は会社員の方などは会社で実施している健康診断を受けて診断書を提出するだけでポイントを取得でき、また住友生命が定めた基準をクリアすればさらにポイントを取得できるようになっています。
検診や予防に関しては、がん検診を受けたりすることでポイントの取得が出来ます。
日常の運動に関しては、スマートホンなどの既存アプリを活用して、一日の歩数や運動後の心拍数などを会員サイトに登録する事でポイントが取得できる仕組みになっています。
全体的に言えるのは、「Vitality(バイタリティ)」を利用するからと言って、勝手にしてくれる訳ではなく、自ら登録をしたりデータを送る必要があるため、マメな人には良いかもしれませんが、面倒くさいのが嫌いな方からすると煩わしく感じるかもしれませんね!
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最低12,000ポイントの取得が必要!?
年間の取得ポイントによって、翌年のランクが決まると書きましたが、どれだけのポイントを取得すれば良いのか?と言うのが気になりますよね?
そこで、各ステータス(ランク)になるにはどれだけのポイントは必要かを紹介していきましょう。
ステータス(ランク)は4種類に分かれ、ブルー・ブロンズ・シルバー・ゴールドの4つとなります。
判定基準
- ブルー・0ポイント~
- ブロンズ・12,000ポイント~
- シルバー・20,000ポイント~
- ゴールド・24,000ポイント~
基本割引の15%を維持するのにはブロンズ判定が必要となります。
また、シルバー・ゴールドは基本割引から、さらに割引(1・2%程度)があります。
ブルーに関しては、保険料の割増になります。
このポイントだけを見ても、何をどうすればどれだけのポイントが取得できるのか分からなければ意味が無いですよね?
そこで少し解説すると、オンラインチェック(健康状態のセルフチェック)をすると3,000ポイント、健康診断書を出すだけで2,500ポイントさらに基準をクリアしていればプラス7500ポイント、という事で、セルフチェックと健康診断の結果次第ではこれだけで13,000ポイントの取得が出来てブロンズを取得できるようになっています。
これにさらに、がん検診や日常の運動を登録すれば細かくポイントを取得できるようになっています。
因みに、日常の運動に関しては、1日の歩数が8,000歩で20ポイント・10,000歩で40ポイント・12,000歩で60ポイントを取得できます。
コツコツとポイントを貯めるのも良いでしょう。
まとめ
住友生命「Vitality(バイタリティ)」について少し解説しましたが、簡単に言うと「Vitality(バイタリティ)」は、新しい保険商品ではなく既存の保険商品の契約者に対しての有料のサービスという事です。
ポイントを少しまとめると
- 864円の月額利用料が掛かる
- ポイント取得のためのデータ等を会員サイトに登録する必要がある
- 何もしなければ保険料は割増される
- 利用するだけで保険料が15%割引される
- 獲得したポイントに応じて毎年保険料が変わる
大きなポイントはこの5つとなります。
また、月額料金を払ってまで「Vitality(バイタリティ)」をする意義があるかどうかについてですが、1UPの平均的な保険料が月々20,000円前後するので、15%の割引を適応すれば保険料は3,000円安くなりますが、「Vitality(バイタリティ)」の利用料を引くと大体月々2,000円の割引になり、保険料が18,000円程度になります。
この2,000円の差に魅力を感じれば、「Vitality(バイタリティ)」を活用するのも良いと思いますが、そもそも論として、住友生命をはじめとした国内大手生命保険会社の商品自体がおすすめ出来ないので、個人的にはあまり大きなメリットでもなければ、魅力も感じないのが正直なところです。
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