【簡単解説】損害保険はこんな保険!基本解説編!

保険の基礎
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損害保険の事をどれだけ知っているでしょうか?

自動車保険や火災保険、傷害保険に個人賠償責任保険など身近な保険商品から、生産物賠償保険や施設賠償保険、受託賠償保険など企業向けの損害保険まで、損害保険には多くの保険商品がります。

この記事では、より身近な個人向けの損害保険について説明していきます。

 

損害保険の種類

損害保険の種類は大きく分けて「物の保険」「ケガの保険」「賠償責任の保険」の3つです。

物保険は自動車保険や火災保険などの財物の補償であり、ケガの保険は人がケガをして入院や通院をしたときの補償であり、賠償責任保険は第三者に損害を与えて損害賠償責任が生じた時の補償となります。

簡単に言うと、リスクが考えられるものには保険があると思っておいてください。

意外にこれだけ?と思うかもしれませんが、この3種類の中にそれぞれの保険商品があるので、それらを解説していきましょう。

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物の保険

物保険は一番身近な「自動車保険」「火災保険」などになります。

自動車を買ったら自動車保険に加入し、家を買ったり借りたりすると火災保険に加入すると思いますので、あまり深く考えない事もあるでしょう。

主に自動車保険と火災保険が物保険となりますので、それぞれを少し解説していきます。

自動車保険

自動車保険は名前の通り自動車の保険です。

保険の内容は、車両保険・傷害補償・賠償責任の3つから構成されており、ご自身の車両に関する補償が「車両保険」、ご自身や同乗者の事故によるケガを補償するのが「傷害補償」、事故により相手の車両やケガなどを負わした場合の相手方への補償が「賠償責任」となります。

自動車保険はこの3つに様々なオプションである「特約」を付加する事(特約を契約する事)で、補償を手厚くしていきます。

基本補償の内容などは、別の記事で詳しく解説します。

火災保険

火災保険は、建物や家財道具や設備・什器などを補償する保険です。

名前こそ「火災保険」という事で、多くの方は「火事の時だけの補償でしょ?」と思われがちですが、自然災害である大雨や大雪、突風や落雷による損害も補償の対象となります。

また、近年では「不測突発的な事故」などを補償する商品もありますので、補償の範囲と言うのは思っているよりも広くなります。

また、火災保険とセットとなって話をするのは「地震保険」です。

地震保険は単体で加入する事が出来ない保険であり、必ず火災保険とセットで加入しなければいけません。

火災保険に関しても、別の記事で詳しく解説します。

ケガの保険

ケガの保険とは「傷害保険」と言う保険です。

近年では、自転車の事故などで高額な賠償責任が話題となってきていますので、傷害保険に関して興味を持っている方も居るかもしれません。

傷害保険とは基本的に、ご自身や家族など保険の対象者である被保険者が、「急激」「外来」「偶然」と言う3つの条件が原因で負ったケガでの入院や通院を補償する保険です。

ケガをした時に、傷害保険の対象になるかな?と考える時は先ほどの3つの条件が揃っているかどうかを考えるようにしましょう。

この保険に特約として「個人賠償責任特約」や「日常生活賠償特約」や「家族賠償責任特約」などを付加する事で、第三者に損害を与えて法的に損害賠償請求をされた時に備えると言うのが一般的になってきています。

この特約(個人賠償責任など)がある事で、傷害保険の加入を考える方も増えてきています。
傷害保険の詳しい補償内容や個人賠償責任についても別の記事で詳しく解説します。



賠償責任の保険

損害賠償の保険は、自動車保険の「損害賠償」や傷害保険の「個人賠償特約」なども有りますが、それとは別に様々な損害賠償に備えるために数多くの損害賠償保険があります。

この保険は主に企業向けの保険となりますが、一般の方でも自治会のイベントごとなどで活用する事があるので、知っている方も居ると思います。

賠償責任の保険では、「PL保険(生産物賠償保険)」や「施設賠償保険」「受託物賠償保険」などが主な保険となり、製造業などの業種の生産物の欠陥で起きた事故による損害賠償の補償や、施設(商業ビルや公民館など)で起きた事故による損害賠償に備える補償や、飲食店やクリーニング店、自動車の修理工場などお客さんの財物を預かっている間に財物に生じた事故を補償する保険となっています。

少し解りにくい表現になりましたが、簡潔に言うと第三者に損害を与えて法的な損害賠償請求をされた時の保険という事です。

そして、そのリスクは生産した物から施設で起きる事や預かったモノなど、幅広いリスクが考えられるために、様々な保険がラインアップされているという事です。

近年では、これらをまとめてパッケージ化した商品もありますので、リスクをしっかりと考えて加入するようにしましょう。

この賠償責任の保険に関しても、別記事で詳しく解説します。

まとめ

損害保険の基礎を書きましたがいかがでしたか?

自動車保険や火災保険に関しては、知っているよ!!と言う方も多いかもしれませんが、損害保険も数多くの商品があり、様々なリスクに備えることが出来ます。

数多くと聞くと、また解りにくい・・・と思うかもしれませんが、「何のどのような補償?」という所を考えると、解りやすいかもしれません。

今回は、損害保険のさわりだけを紹介しましたので、個別の詳しい解説も今後書いていきますので、併せて読んでいただければ、よりわかりやすくなると思います。

損害保険も生命保険も意外と簡単なモノなのです。

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