JA共済「建物更生共済むてきプラス」は本当に無敵だった!?

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JA共済の販売する「建物更生共済むてきプラス」と言う商品を知っていますか?

主だった共済の中では一番保障内容が良い火災共済と言えるのが、この商品です。

ネーミングに「むてき」と入れてくるのにはそれなりの理由がありました。

今回は、JA共済の「建物更生共済むてきプラス」がどういった内容なのか?という所を一緒に見て行きましょう。

保障内容は民間の火災保険並み!?

この共済保険の無敵ポイントは、自然災害への保障です。

都道府県民共済やCOOP共済や全労済の商品では、自然災害と言われる台風での損害や洪水での損害に対しての保障は、メインの火災共済の保障額の3割や7割程度でした。

しかし、JA共済の「建物更生共済むてきプラス」では、メインの火災共済の保障額と同等の保障額であり、実損てん補特約を付帯すれば損害の100%を補償してくれるのです。

COOP共済と全労済の火災共済でも、民間の火災保険に非所に近いと思いましたが、JA共済の「建物更生共済むてきプラス」は、民間の火災保険と同等の内容と言えるでしょう。

また、その他の費用保険(残存物片付け費用や臨時費用など)も火災保険と同等の内容となっています。
まず、保障面だけを見ても「むてき」と商品名につける理由が分かります。

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地震の保障はどうなっている?

地震に対する保障も気になる所ではないでしょうか?

他の共済では、全壊の場合でも、メインの火災共済の保障額の2割や3割の保障しかありませんが、JA共済の「建物更生共済むてきプラス」では、火災共済の保障額の50%を上限に保障してくれます。

これは、民間の地震保険の内容と同じと言って良いでしょう。

少し解りにくいかもしれないので、具体的に解説します。

全労済の「地震等共済」の場合

通常の火災共済の保障額は1口10万円ですが、地震等共済の保障額は1口3万円になります。

そのため、100口加入しても火災事故の場合は1000万円の保障が上限となりますが、地震の場合は300万円が保障の上限になります。

そして、損害の認定は全壊・大規模半壊・半壊・一部壊の4区分となり区分別の保障額が異なります。

JA共済の「建物更生共済むてきプラス」の場合

保障額の上限は、通常の火災共済の50%を上限としているので、火災共済の保障額が1000万円であれば、500万円が地震の保障上限となります。

また支払条件は、保障額を上限として損害割合に応じて共済金を支払してくれる内容となっています。

地震に関しての保障は、民間の地震保険よりも支払いに関してフレキシブルかもしれません。

ケガや死亡の保障や満期共済金がある!?

JA共済の「建物更生共済むてきプラス」には、死亡や後遺障害になった場合や10日間以上入院して治療や施術を受けた場合や30日以上入院または通院をして治療や施術を行った場合などに共済金が受け取れる保障があります。

死亡した場合には基本共済金(火災共済の保障額)の30%の共済金が受け取れ、後遺障害の場合には基本共済金(火災共済の保障額)の30%×支払い割合の共済金が受け取れ、治療または施術の場合には、基本共済金(火災共済の保障額)の5%の共済金が受け取れる内容となっています。

また、満期時には50万円の満期返戻金が受け取れる保障もセットされています。

建物の保障だけではなく、自分の体の保障と少しの貯蓄が出来ると思えば良い商品ですが、その分保険料が高くなりますので、必要ないと思う方はこの共済商品ではなく、民間の火災保険を選ぶようにしましょう。




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損害賠償責任にも備えられる!?

この、JA共済の「建物更生共済むてきプラス」には、全労済と同じように損害賠償に備えるための保障も特約で準備されています。

しかし、保障上限額は5000万円と少し低い金額設定となっていますので、そこだけは注意しておきましょう。

良いところだけではなく注意点もしっかりある!?

注意点は以下の点となります。

  • 5年または10年の長期契約
  • 満期返戻金や死亡やケガの保障があるため保険料が高い

この共済の注意点としては、共済期間が5年または10年間と言う長期契約になるという事です。

また継続特約と言う物があり、この特約を付加する事で、最長30年間まで契約を延長できるようになっています。

大きなデメリットとは言えませんが、単年契約や短期間(2~3年など)の契約をしたい場合には、この縛りは少しデメリットになるかもしれません。

また満期返戻金や死亡やケガの保障があるため、保険料はどうしても高くなりがちですので、純粋に火災や自然災害の時の補償が欲しいと言う方は、民間の火災保険を選ぶ方が得策と言えるでしょう。

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まとめ

今回はJA共済の「建物更生共済むてきプラス」について解説しましたが、この商品は基本的な考え方・保障の仕方が火災保険と同じとなっています。

そのため共済の商品名も「火災共済」ではなく「建物更生共済」と建物の再建を目的にする保障だという事が分かると思います。

他の共済(都道府県民共済やCOOP共済や全労済)の火災共済に比べると、保障面では一番いいと言えるかもしれません。

保障面だけで言うと、民間の火災保険と遜色はありませんが、保険料・掛金という所においては民間の火災保険よりも高くなるでしょう。

それは、基本的な保障(火災や自然災害)の保障だけではなく、人への保障と満期返戻金という2つの要素で掛金が高くなっています。

先ほども書きましたが、純粋に火災や自然災害の補償を目的とするのであれば、民間の火災保険を選ぶ方が良いでしょう。

しかし、「人の保障もあり、ちょっとずつでも貯金が出来るなら」と思う方にとっては、すごくいい商品と言えるでしょう。

他の共済と比べると本当に無敵と言える内容でしょう。

またJA共済には、この「建物更生共済むてきプラス」だけではなく、一般的な火災共済(他の共済の火災共済と同じような)もありますので、保障内容などを確認して、掛金を安くしたいと言う方は、火災共済でも良いのかもしれません。

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