収入保障保険は、合理的な死亡保障として子育て世代を中心に人気となっています。
オリックス生命の「家族をささえる保険 Keep(キープ)」は、収入保障保険の中でも保険料の安さなどから人気商品となっています。
この記事では、収入保障保険の基本から家族をささえる保険 Keep(キープ)の特徴などを解説します。
目次
収入保障保険とは
収入保障保険とは、一定期間だけの死亡保険となります。
特に、子育て世代の方に人気の死亡保険となり、残された家族が生活するための費用をカバーすることを目的とした死亡保険です。
定期保険のひとつ
収入保障保険は、一定期間だけの保障となるため定期死亡保険のひとつとなります。
多くの方は、子供が成人するまでの期間の死亡保険として活用されています。
収入保障保険は、保険期間を通じて保障が減少していく仕組みが大きな特徴です。
一般的な定期保険は、保険期間を通じて保障も一定となるため、収入保障保険と仕組みは大きく異なることになります。
合理的な保障内容で人気
収入保障保険は、保険期間を通じて保障が減少する仕組みとなることが大きな特徴となり人気の理由となります。
子育て世代に人気の理由として、子供の成長と共に必要となる死亡保障も少なくなることから、より合理的にリスクに備えられる仕組みが人気となっています。
例えば、収入保障保険では加入した直後の保障は一般的な定期保険よりも大きくなりますが、満期直前の保障は一般的な定期保険よりも小さくなります。
一般的な定期保険よりも合理的な保障内容となり、保険料も割安なことから人気となっているのです。
家族をささえる保険 Keep(キープ)とは
オリックス生命の収入保障保険「家族をささえる保険 Keep(キープ)」は、保障内容や保険料の安さから人気となっています。
ここからは、家族をささえる保険 Keep(キープ)について解説をします。
家族をささえる保険 Keep(キープ)とはどんな保険?
オリックス生命の収入保障保険「家族をささえる保険 Keep(キープ)」は、被保険者が死亡した際に、残された家族へ年金形式で毎月保険金が支払われる死亡保険です。
一家の大黒柱となる方が不慮の事故や病気で亡くなった際に、毎月の給与代わりに保険金が受け取れる仕組みとなります。
そのため、保険期間は65歳や70歳までなど定年時期に合わせる方が多いです。
一般的な定期保険とは異なり、死亡保障が保険期間の経過と共に減少していくことが大きな特徴となります。
以下の表のように、保険金を受け取る年数によって保険金の受取総額が変わるのです。
死亡年齢 | 40歳 | 60歳 |
被保険者の定年までの年数 | 30年 | 10年 |
遺族が受け取る保険金総額 | 3,600万円 | 1,200万円 |
※30歳男性・保険期間70歳・保険金10万円(月額)
家族をささえる保険 Keep(キープ)は、残された家族の生活費として、給与代わりに活用される死亡保険となります。
家族をささえる保険 Keep(キープ)の保障内容
家族をささえる保険 Keep(キープ)の主な保障内容は以下のようになります。
主契約
年金名称 | 支払事由 |
収入保障年金 | 死亡したとき |
高度障害年金 | 病気またはケガにより高度障害状態に該当したとき |
特約
特約名称 | 支払事由 |
リビング・ニーズ特約 | 余命6ヶ月以内と判断されたとき |
保障内容は非常にシンプルな仕組みとなり、被保険者が亡くなった際や高度障害状態になった際に、満期まで遺族が年金形式で保険金を受け取るという保障となります。
特約も、リビング・ニーズ特約のみとシンプルな保険となっています。
※支払保証期間:1年または5年から選択。保険金支払事由が発生してから保険期間満了日までの期間が「支払保証期間」に満たない場合に、保険期間満了日にかかわらず「支払保証期間」中の年金は受け取れる。
家族をささえる保険 Keep(キープ)の契約条件
家族をささえる保険 Keep(キープ)の契約条件は以下のようになります。
保険期間 | 55歳満了・60歳満了・65歳満了 |
保険料払込期間 | 保険期間と同じ |
加入可能年齢 | 23歳~55歳(プランにより異なる) |
設定可能保険金額 | 10万・15万・20万 |
支払保証期間 | 1年または5年 |
申込み方法 | インターネットまたは対面 |
上記はインターネット申込みをする際の契約条件となります。
対面で申込みをする際は、保険期間や保険金額を細かく設定することが可能です。
家族をささえる保険 Keep(キープ)は、収入保障保険となりますので、保険期間は現在の定年前後に設定されています。
上記の契約条件で良いという方は、インターネットで申込みをすることが可能が、出来れば対面で細かく条件設定をすることをおすすめします。
家族をささえる保険 Keep(キープ)の保険料例
家族をささえる保険 Keep(キープ)の保険料例は以下のようになります。
契約年齢 | 男性 | 女性 |
25歳 | 3,250円 | 2,240円 |
30歳 | 3,390円 | 2,430円 |
35歳 | 3,660円 | 2,630円 |
40歳 | 4,070円 | 2,820円 |
45歳 | 4,350円 | 2,930円 |
※年金月額10万円・保険期間65歳満了・支払保証期間5年
上記の保険料例を見ると、お手頃な保険料と言えるでしょう。
また、支払保証期間を5年と設定していますが、1年にしても保険料は100円安くなる程度となりますので5年に設定しています。
家族をささえる保険 Keep(キープ)の注意点
家族をささえる保険 Keep(キープ)は、一定期間だけの定期死亡保険です。
そのため、保険期間中に元気に過ごせれば、完全掛け捨ての死亡保険となり解約返戻金などはありません。
また、支払保証期間を設定しない場合は、保険期間満了直前に亡くなってしまったら、満期までの保険金しか受け取れません。
そのことから、支払保証期間を5年と設定するのを個人的にはおすすめします。
家族をささえる保険 Keep(キープ)はどんな人におすすめ?
家族をささえる保険 Keep(キープ)は、収入保障保険であり子育て世代に人気の生命保険です。
そんな、家族をささえる保険 Keep(キープ)は、どんな人におすすめなのか解説します。
おすすめできる人とは
家族をささえる保険 Keep(キープ)は、主に子育て世代で収入の柱となる人におすすめです。
子育て世代におすすめの理由は、保険金額(死亡保障)が保険期間を通じて減少していくことで、合理的な保障内容になっているからです。
子供が独立するまでに掛かる生活費用などは、期間が経つにつれて少なくなります。
少し具体的に書くと、2歳の子供が大学を卒業するまでは20年ありますが、15歳の子供なら7年しかありません。
子供が独立するまでの生活費を保障するという目的であれば、一般的な定期保険よりも合理的な仕組みとなっているのです。
そのため、子育て世代で子供が独立するまでの生活費が心配という方におすすめできる生命保険となります。
おすすめできない人とは
保険期間を通じて、一定の大きな保障が欲しいという方にはおすすめ出来ません。
収入保障保険である、家族をささえる保険 Keep(キープ)は、保険期間を通じて保障額が減少します。
そのため、保険加入直後は非常に大きな保障となりますが、保険期間満了直前になると非常に小さな保障でしかありません。
そのため子育て期間中は、時期に関係なく大きな保障を用意しておきたいという方にはおすすめ出来ません。
収入保障保険と定期保険の違い
収入保障保険と定期保険は、同じ一定期間の死亡保険となりますが、保険の仕組みに大きな違いがあります。
保険期間の経過と共に保険金額が減少するのが収入保障保険であり、保険期間を通じて保障が一定なのが定期保険となります。
それぞれの特徴を詳しく解説します。
収入保障保険の特徴
収入保障保険の大きな特徴は、保険期間の経過と共に保障額が減少することです。
また、基本的に死亡保険金は年金形式で受け取る方が多いのも大きな特徴です。
加入直後に亡くなってしまった場合には、死亡保険金を受け取る期間が長くなるため大きな保障となります。
一方で、満期直前に亡くなってしまったら、死亡保険金を受け取る期間が短いため保障は小さくなります。
図解にすると分かりやすく、収入保障保険の仕組みは以下のような仕組みとなります。
定期保険の特徴
定期保険は、収入保障保険と同じ一定期間の死亡保険となりますが、保障は保険期間を通じて同じ額となります。
保険期間の経過と共に保障額が減少する収入保障とは異なり、加入直後でも満期直前でも同じ保険金額となるため、保険期間を通じて保障は同じとなります。
そのため、収入保障保険と比べて少し割高になりますが、保険の仕組みはどの保険商品よりもシンプルで分かりやすくなっています。
定期保険の仕組みは、以下の図にようになっています。
収入保障保険Keep(キープ)と死亡保険FineSave(ファインセーブ)を比較
収入保障保険のKeep(キープ)と定期保険のFineSave(ファインセーブ)を比較してみましょう。
保障内容と保険料にどれぐらいの違いがあるのか確認してみましょう。
保障内容の比較
家族をささえる保険 Keep(キープ)と定期保険FineSave(ファインセーブ)では、保険の仕組み以外に大きな保障内容の違いはありません。
被保険者が亡くなってしまった場合や高度障害状態に陥った際に、保険金が支払われる内容となります。
また、基本的に収入保障保険は保険金を年金形式で受け取り、定期保険は一括で保険金を受け取るケースが多いです。
保障内容の比較を表にまとめました。
家族をささえる保険Keep
(キープ) |
定期保険FineSave
(ファインセーブ) |
|
保険期間 | 一定期間 | 一定期間 |
保障金額 | 保険期間の経過と共に減少 | 保険期間を通じて同一 |
保険金の支払事由 | 死亡または高度障害 | 死亡または高度障害 |
保険金の受け取り方 | 主に年金形式 | 主に一括受け取り |
保障の大きさ | 加入直後は定期保険よりも大きいが満期間近は定期保険より少ない | 保険期間を通じて同じ |
保険料 | 定期保険よりも割安 | 収入保障保険より割高 |
保険料の比較
それでは、家族をささえる保険Keep(キープ)と定期保険FineSave(ファインセーブ)の保険料の比較をしてみましょう。
保険の仕組みが大きく異なりますので、厳密な比較ではないことだけご了承下さい。
加入年齢 | 家族をささえる保険Keep
(キープ) |
定期保険FineSave
(ファインセーブ) |
25歳 | 3,250円 | 4,400円 |
30歳 | 3,390円 | 5,080円 |
35歳 | 3,660円 | 6,020円 |
40歳 | 4,070円 | 7,520円 |
45歳 | 4,350円 | 9,420円 |
※保険料算出条件は以下のようになり、男性の保険料となります。
家族をささえる保険Keep(キープ):年金月額10万円・保険期間65歳満了・支払保証期間5年
定期保険FineSave(ファインセーブ):保険金額2,000万円・保険期間65歳満了
加入時の保険金額に合せて保険料を算出していますが、25歳~35歳くらいまでは加入直後の保険金額は収入保障保険の方が大きくなります。
同じ一定期間の死亡保険となりますが、保険の仕組みや保険料を考えると、子育て世代に人気となる理由が分かると思います。
家族をささえる保険 Keep(キープ)によくある質問
最後に、家族をささえる保険Keep(キープ)など、収入保障保険によくある質問を紹介していきます。
収入保障保険と定期保険ではどのような違いがありますか?
保険の仕組みに大きな違いがあり、収入保障保険は保険期間を通じて保障が少なくなりますが、定期保険は保険期間を通して保障は同一となります。
掛け捨ての保険ですか?
掛け捨ての保険であり、解約返戻金や満期保険金はありません。
その代わり、大きな保障が手頃な保険料で準備できるメリットがあります。
収入保障保険と定期保険ならどちらを選ぶと良いでしょうか?
子育て世代に人気なのは合理的な保障で保険料も安い収入保障保険といえます。
ただし、保険期間を通じて同じ保障が欲しい場合は定期保険を選ぶ方が良いでしょう。
それぞれに特徴のある保険ですので、特徴をしっかりと理解して自身のニーズに合った保険を選びましょう。
満期直前に亡くなってしまったらどうなりますか?
支払保証期間を設定していれば、その期間分の死亡保険金は受け取れます。
例えば、満期6ヶ月前に亡くなってしまった場合に、支払保証期間を5年設定していた場合は、満期までの6ヶ月分と満期後4年6ヶ月分の合計5年分の保険金を受け取ることができます。
オリックス生命の収入保障保険「家族をささえる保険 Keep(キープ)」のまとめ
オリックス生命の収入保障保険「家族をささえる保険Keep(キープ)」について解説しました。
合理的な仕組みの死亡保険であり、定期保険よりも大きな保障を手頃な保険料で準備できるため、子育て世代に人気の保険商品となっています。
保険金を年金形式で受け取るため、大きな保障というイメージが湧かない方が多いですが、加入直後の保険金額は定期保険よりも大きくなります。
例えば、年金月額10万円・65歳までの内容でも、25歳なら加入直後の保険金額は4,800万円となるのです。
意外と大きな保障になりますので、加入の際は医師の診査も必要になるケースも多くなります。
子育て世代の方は、子供が独立するまでの生活費をカバーするためにも加入することをおすすめします。
ご自身の月の給与を基に保険金の設定をするようにしましょう。