「病気やケガでの入院や手術に関するリスクも心配だし、自分が亡くなってしまったときの葬儀代も備えておきたい。」
「医療保険と死亡保険の両方に加入すると、保険料が少し高くなるから加入する事を躊躇してしまう。」
こう言った方々も多いのではないでしょうか?
病気やケガでの入院・手術に備える為の医療保険も重要だし、人は亡くなった後もお金が掛かる事から終身の死亡保障も重要です。
この2つをセットにした保険商品が、オリックス生命から販売されている、死亡保障付医療保険Relief W(リリーフ・ダブル)となります。
病気やケガでの入院・手術にも、亡くなってしまったときの保障もある、非常に魅力的に映る保険商品ではないでしょうか?
この記事では、オリックス生命の死亡保障付医療保険Relief W(リリーフダブル)の特徴や保障内容・保険料だけではなく、医療保険CURE Next(キュア・ネクスト)との保障の違いまで細かく解説をしていきます。
目次
死亡保障付医療保険とはどんな保険?
まず、死亡保障付医療保険とは、どう言った保険商品なのかを解説していきます。
死亡保障付医療保険とは、名前の通り死亡保障の付いた医療保険となります。
この事から、病気やケガによる入院・手術に備えられる医療保障と、亡くなってしまった際の保障がセットになった保険商品となっています。
国内生命保険会社などが、様々な保障をセットにして売っているパッケージ商品に少し似ている内容となりますが、保障内容などは非常にシンプルに作られていることも多いのが、死亡保障付医療保険となっています。
また、医療保険と死亡保険を個別に加入するよりも保険料は抑えられる場合が多く、最低限の保障で良いと言う考え方や保険の管理を簡単にしたいと言う方には、おすすめする事が出来る保険商品とも言えるでしょう。
死亡保障付医療保険「Relief W(リリーフ・ダブル)」の特徴
オリックス生命の死亡保障付医療保険Relief W(リリーフ・ダブル)は、死亡保障と医療保障がセットになった保険商品と言うのが大きな特徴となっています。
医療保障は、医療保険CURE Next(キュア・ネクスト)と似た内容となっていて、病気・ケガでの入院・手術や先進医療を受けた際に給付金が受け取れる内容となっています。
また、死亡保障は入院給付金の500倍の保障となります。
死亡保障も医療保障も欲しいという方向けの保険と言え、死亡保障と医療保障を別々に加入するよりも保険料は割安になります。
死亡保障付医療保険「Relief W(リリーフ・ダブル)」の保障内容
死亡保障と医療保障がセットになった、死亡保障付医療保険Relief W(リリーフ・ダブル)の保障内容に関して解説をしていきます。
医療保障に関しては、医療保険とは少し異なる部分もありますので、しっかりと確認するようにしましょう。
- 死亡保険金:死亡したとき
- 七大生活習慣病入院給付金:約款所定の七大生活習慣病で入院したとき(1入院:120日・通算1,000日)
- 疾病入院給付金:約款所定の七大生活習慣病以外の病気で入院したとき(1入院:60日・通算1,000日)
- 災害入院給付金:不慮の事故で180日以内に入院したとき(1入院:60日・通算1,000日)
- 手術給付金:病気または不慮の事故で約款所定の手術を受けたとき(支払い回数無制限)
- 先進医療給付金(先進医療特約):病気または不慮の事故で約款所定の先進医療による療養を受けたとき(通算2,000万円)
- 先進医療一時金(先進医療特約):先進医療給付金が支払われる療養を受けたとき(1回の療養につき50万円限度)
保障内容は以上のようにシンプルな内容になっており、基本的には全てセットになっているので全てが主契約とも言えます。
医療保障に関しては最低限の内容とは言えますが、七大生活習慣病に対しては入院日数が120日に延長されるなど、七大生活習慣病に関しては手厚い保障とも言えるでしょう。
医療保険「CURE Next(キュア・ネクスト)」との違いは?
オリックス生命の死亡保障付医療保険Relief W(リリーフ・ダブル)は、死亡保障付の医療保険となっていますが、オリックス生命の主力商品である医療保険CURE Next(キュア・ネクスト)では、商品改定によって死亡保障が付けられるようになりました。
そうなると、死亡保障付医療保険Relief W(リリーフ・ダブル)と、医療保険CURE Next(キュア・ネクスト)では、どのような違いがあるのか気になる方も居ると思います。
そこで、ここでは、死亡保障付医療保険Relief W(リリーフ・ダブル)と医療保険CURE Next(キュア・ネクスト)の違いについて少し解説をしていきます。
- 三大疾病に関する保障が異なる
- 死亡保障の額が異なる
- 一時金保障の内容が異なる
- 加入可能年齢が異なる
三大疾病に関する保障が異なる
死亡保障付医療保険Relief W(リリーフ・ダブル)と医療保険CURE Next(キュア・ネクスト)では、三大疾病(がん・心疾患・脳血管疾患)に関する保障が異なります。
死亡保障付医療保険Relief W(リリーフ・ダブル)では、七大生活習慣病での入院に関しては1入院が120日まで延長がされます。
これは、医療保険CURE Next(キュアネ・クスト)と同様になりますが、医療保険CURE Next(キュア・ネクスト)の場合は、三大疾病での入院に関して1入院の制限を無制限とすることが出来ます。
死亡保障付医療保険Relief W(リリーフ・ダブル)では、三大疾病での入院に関する保障が医療保険CURE Next(キュア・ネクスト)よりも劣る内容となっています。
死亡保障の保障額が異なる
医療保険CURE Next(キュア・ネクスト)でも、特約を付加する事で死亡保障を付けることが出来ますが、死亡保障額は入院給付金の20倍までとなります。
一方、死亡保障付医療保険Relief W(リリーフ・ダブル)の死亡保障は入院給付金の500倍までとなります。
同じように死亡保障がセットできる両商品ですが、医療保険CURE Next(キュア・ネクスト)は、あくまでも医療保険であり死亡保障はおまけのような存在となります。
しかし、死亡保障付医療保険Relief W(リリーフ・ダブル)は、死亡保障もメインの保障となりますので、死亡保障に関しては死亡保障付医療保険Relief W(リリーフ・ダブル)の方が手厚くなっています。
一時金保障の内容が異なる
医療保険CURE Next(キュア・ネクスト)には、特約ではありますが特定三疾病・重度三疾病・がん診断・がん入院・入院・通院に関する一時金が用意されています。
そのため、三大疾病に関しては手厚い保障を準備することが可能となっています。
一方、死亡保障付医療保険Relief W(リリーフ・ダブル)では、これらの一時金に関する保障は用意されていません。
あくまでも医療保障に関しては、入院・手術・先進医療の保障のみとなっています。
三大疾病に関して手厚い保障が欲しいと言う方には、死亡保障付医療保険Relief W(リリーフ・ダブル)は、向かない保険商品と言えるでしょう。
加入可能年齢が異なる
死亡保障付医療保険Relief W(リリーフ・ダブル)と、医療保険CURE Next(キュア・ネクスト)では、加入可能年齢が異なります。
死亡保障付医療保険Relief W(リリーフ・ダブル)の加入可能年齢は15歳から80歳までとなり、医療保険CURE Next(キュア・ネクスト)は、0歳から80歳までとなっています。
そのため、15歳未満の子供に、医療保障と死亡保障をセットで準備してあげたいというニーズには応えられない様になっています。
死亡保障付医療保険「Relief W(リリーフ・ダブル)」の保険料
オリックス生命の死亡保障付医療保険Relief W(リリーフ・ダブル)の特徴や保障内容を紹介しましたので、ここからはRelief W(リリーフ・ダブル)の保険料について紹介していきます。
保険料算出条件
保障期間:終身
保険料払込期間:60歳払済
入院給付金日額5,000円・死亡保険金250万円の場合
入院給付金日額を5,000円・死亡保険金が250万円での月々の保険料は以下のようになります。
契約年齢 | 男性 | 女性 |
20歳 | 4,341円 | 4,329円 |
30歳 | 6,538円 | 6,339円 |
40歳 | 11,262円 | 10,583円 |
50歳 | 25,636円 | 24,251円 |
入院給付金日額10,000円・死亡保険金500万円の場合
入院給付金日額を10,000円・死亡保険金が500万円での月々の保険料は以下のようになります。
契約年齢 | 男性 | 女性 |
20歳 | 8,136円 | 8,109円 |
30歳 | 12,518円 | 12,114円 |
40歳 | 21,932円 | 20,563円 |
50歳 | 50,571円 | 47,761円 |
保険料の払い込みは有期タイプがおすすめ!?
オリックス生命の死亡保障付医療保険Relief W(リリーフ・ダブル)では、保険料の払込期間を60歳払済・65歳払済・終身払いという3つから選択することが出来る様になっています。
月々の保険料を安く抑えるなら、終身払いを選択すると良いのですが、総支払保険料を考えると60歳払済を選択するのがおすすめと言えます。
死亡保障付医療保険Relief W(リリーフ・ダブル)は、終身保険であるため保障は一生涯となります。
終身払いを選択した場合には、保険料は解約するor亡くなるまで払い続けなければいけません。
そうなると、長生きすればするだけ総支払保険料は高くなるのです。
生命保険の多くは、93歳前後までの年齢で保険料を計算していますので、終身払いでも93歳前後までなら有期払いと比べても、総支払保険料に大きな差は出てこないと言えますが、人生100年時代と言われる中で90歳を超えても元気な方は多いです。
その事から、終身の死亡保障の場合は、出来るだけ60歳・65歳払済で保険料を払い終えて保障だけを持っておくのがおすすめと言えます。
また、終身の死亡保険の場合は、受け取れる死亡保険金が決まっているため、終身払いにすると年齢・保険金額によっては、死亡保険金を上回ってしまう可能性もありますので、月々の保険料は少し高くなりますが、総支払保険料をしっかりと意識して保険料払込期間を決めるのが良いと言えるでしょう。
死亡保障付医療保険「Relief W(リリーフ・ダブル)」の注意点
ここからは、死亡保障付医療保険Relief W(リリーフ・ダブル)の注意点に関して解説をしていきます。
注意点としては以下の3つとなるでしょう。
- 医療保障は最低限
- 保険料払込期間
- どちらか一方の保障だけ解約できない
医療保障は最低限
死亡保障付医療保険Relief W(リリーフ・ダブル)は、死亡保障の付いた医療保険となりますが、医療保障の部分は最低限の保障と言っても良い内容となっています。
病気やケガでの入院・手術・先進医療が主な保障内容となり、七大生活習慣病に関する入院は120日まで延長されるという、非常にシンプルな内容であるため、医療保険CURE Next(キュア・ネクスト)の内容と比べると見劣りをします。
三大疾病や一時金など、医療保障をしっかりと備えたいと言う方であれば、死亡保障付医療保険Relief W(リリーフ・ダブル)の医療保障は少し物足らないと感じてしまうかもしれません。
保険料払込期間
死亡保障付医療保険Relief W(リリーフ・ダブル)は、終身保険となりますので、保険料払込期間は終身払いよりも60歳払済・65歳払済と言う有期期間をおすすめします。
その理由性としては、先ほども少し書きましたが、終身払いにすると月々の保険料は安くなりますが、保険料を一生涯払い続けなけれいけなく、長生きをすればするほど総支払保険料が多くなっていくと言うことです。
少し解りやすく言うと、60歳払済にする場合の総支払保険料と、終身払いで95歳ぐらいになった時の総支払保険料では、60歳払済にする方が総支払保険料が安くなると言う事です。
要は、一生涯の保障であるために、保険料を終身払いにしてしまうと保険料を払い続けなくてはいけなくなり、長生きをすればするだけ、総支払保険料が高くなってしまうと言う事です。
有期払いにすることで、総支払保険料が決まります。
そうなると、年齢・保険金額によっては死亡保険金を上回らず医療保障まで手に入れられると言う事になり、非常にお得な保険となると言うことです。
どちらか一方の保障だけ解約できない
死亡保障付医療保険Relief W(リリーフ・ダブル)は、死亡保障と医療保障がセットになった保険商品となっています。
そのため、死亡保障のみを解約したい・医療保障だけ解約したいと言う事が出来ない仕組みとなっています。
もしも、死亡保障を解約したいとなれば、医療保障も無くなってしまうことになります。
その事から、貯蓄目的というよりは、完全に保障目的として一生涯持っておくのが良い保険と言えるでしょう。
死亡保障付医療保険「Relief W(リリーフ・ダブル)」どんな人におすすめ?
ここからは、オリックス生命の死亡保障付医療保険Relief W(リリーフ・ダブル)は、どんな人におすすめの保険商品なのかを解説します。
- 死亡保障も医療保障も欲しい人
- 30代までの若い人
死亡保障も医療保障も欲しい人
オリックス生命の死亡保障付医療保険Relief W(リリーフ・ダブル)は、何度も書いているとおり死亡保障と医療保障がセットになった保険商品となっています。
そのため、当たり前の話にはなりますが、死亡保障と医療保障の両方が欲しい人におすすめの保険商品と言えます。
また、医療保険CURE Next(キュア・ネクスト)でも、医療保険に死亡保障を付加できる内容になっていますが、死亡保障の保険金額(保障額)は、死亡保障付医療保険Relief W(リリーフ・ダブル)の方が手厚くなっています。
死亡保険と医療保険を、それぞれ個別に契約するよりも保険料も安くなります。
注意点としては、先ほども書きましたように、どちらか一方の保障だけ解約すると言うことは出来ない事と、医療保障が最低限と言う事から、手厚い医療保障が欲しいと言う方は、それぞれを個別に契約する方が良いと言えます。
保険料の安さと管理のしやすさを求めるのであれば最適な保険と言えるでしょう。
30代までの若い人
オリックス生命の死亡保障付医療保険Relief W(リリーフ・ダブル)は、一定の年齢までの方であれば、医療保障が無料で手に入る保険商品となっています。
その仕組みを簡単に解説すると、60歳払済・65歳払済の総支払保険料が死亡保険金を上回らないのです。
要は、支払った保険料以上の死亡保険金が確実に支払われることから、損をしないだけではなく医療保障を実質無料で手に入れることが出来るのです。
具体的に年齢を書くと以下のようになります。
入院給付金日額5,000円で60歳払済の場合は、男性34歳・女性39歳までの方であれば、総支払保険料が死亡保険金を上回ることはありません。
入院給付金日額10,000円で60歳払済の場合は、男性35歳・女性40歳までの方であれば、総支払保険料が死亡保険金を上回ることはありません。
上記のように、男性なら35歳まで、女性なら40歳までの方であれば、250万円または500万円の死亡保障に医療保険が無料で付いてくると言う感覚で加入する事が出来るため、若い方に特におすすめの保険商品と言えます。
まとめ
オリックス生命の死亡保障付医療保険Relief W(リリーフ・ダブル)を解説しましたが、いかがだったでしょうか。
死亡保障付医療保険と言う商品自体が珍しいというのもあり、こんな商品があったと言うのを知らなかったという方も居るのではないでしょうか。
終身の死亡保障というのは、ご自身の葬儀代などのための保障として持っておきたい保障でもあります。
若い人であれば、先ほども書いたように有期払い(60歳払済など)にする事で、総支払保険料が死亡保険金を上回らないので、掛け捨てになると言うこともありません。
掛け捨ての保険に抵抗のある方でも、掛け捨てにもならず最低限の医療保障が付いてくるとなれば、加入しない方が損をするとも言えるのではないでしょうか。
メリットも注意点もある保険商品ではありますが、若ければ若いほど、おすすめ出来る保険商品と言えるのが、オリックス生命の死亡保障付医療保険Relief W(リリーフ・ダブル)と言えるのです。