オリックス生命が販売する終身保険RISE(ライズ)は、低解約返戻金型終身保険という貯蓄性が比較的高い保険商品となっています。
貯蓄性が比較的高いという特徴があることから、貯蓄代わりにも活用されることも多く、オリックス生命の主力商品の一つとも言えます。
そんなオリックス生命の終身保険RISE(ライズ)に興味のある方も居ると思います。
この記事では、オリックス生命の終身保険RISE(ライズ)の特徴や保険内容に保険料、活用方法や注意点を解説していきます。
目次
終身保険とは
まず、オリックス生命の終身保険RISE(ライズ)の解説をする前に、終身保険について説明をしていきます。
一般的に言われる終身保険とは、一生涯保障の死亡保険を差す事が多いです。
被保険者が亡くなってしまった際に、保険金受取人が死亡保険金を受け取ると言う仕組みの保険商品となっています。
そのため、掛け捨ての保険ではない事から、月々の保険料は一定期間の保険である定期保険と比べると高くなります。
死亡を保障する保険には、定期保険・終身保険・養老保険と大きく3つに分けることが出来ますが、月々の保険料は定期保険より高く養老保険よりは安いと言う中間的な保険商品とも言えます。
亡くなった際に確実にお金を受け取れることから、自身の葬儀代に使われることが多く、また残された遺族のため・相続税対策のためなど、多くの活用目的で使用される保険商品ともなっています。
近年の終身保険は、オリックス生命の終身保険RISE(ライズ)をはじめとした、低解約返戻金型という終身保険が主流となっています。
低解約返戻金型終身保険とは、保険料払込期間中の解約返戻金を、払込保険料の7割程度に抑えることで保険料を安くしている保険となります。
逆に、保険料払込期間の終了後は、払込保険料よりも多くの解約返戻金が受け取れる仕組みとなっているのも大きな特徴と言えます。
そのため、通常の終身保険よりも貯蓄性が高く、老後資金の準備や教育費の準備に活用する方も多くなっています。
終身保険RISE(ライズ)の特徴
オリックス生命の終身保険RISE(ライズ)は、低解約返戻金型終身保険と言われる終身保険で、普通の終身保険とは少し異なった特徴を持つ終身保険となっています。
ここでは、オリックス生命の終身保険RISE(ライズ)の特徴について解説をしていきます。
- 保障内容はシンプル
- 低解約返戻金型終身保険なので保険料が安い
- 低解約返戻金型終身保険なので貯蓄性がある
- 保険料払込期間は最短で10年
保障内容はシンプル
オリックス生命の終身保険RISE(ライズ)は、非常に内容がシンプルな終身保険となっています。
基本的な保障内容は、被保険者が死亡・高度障害になってしまった時に保険金が支払われると言うだけとなっています。
非常にシンプルでわかりやすい内容となっていると言えるでしょう。
また、特約に関しても、リビング・ニーズ特約と介護前払特約という2つだけと非常にシンプルな内容と言えるでしょう。
低解約返戻金型終身保険なので保険料が安い
オリックス生命の終身保険RISE(ライズ)は、低解約返戻金型終身保険と言われる終身保険となっています。
終身保険の解説でも書きましたように、低解約返戻金型終身保険は保険料払込期間中の解約返戻金を安く抑えていることから、保険料も通常の終身保険よりも安く設定されています。
自分の死亡に関する一生涯の保障が欲しいのであれば、普通の終身保険を選ぶよりも、オリックス生命の終身保険RISE(ライズ)などの低解約返戻金型終身保険を選ぶ方が、お得に死亡保障を準備できると言えるでしょう。
低解約返戻金型終身保険なので貯蓄性がある
貯蓄性に関しても、終身保険の解説でも書きましたように、通常の終身保険よりも解約返戻金が貯まりやすい特性があるのが低解約返戻金型終身保険となっています。
オリックス生命の終身保険RISE(ライズ)のような低解約返戻金型終身保険は、保険料払込期間中の解約返戻金を低くしていますが、保険料払込期間が終了すれば解約返戻金が支払った保険料よりも多くなり、契約が続く限り解約返戻金は増え続けます。
通常の終身保険でも解約返戻金は増え続けますが、低解約返戻金型終身保険の方が増える率は高くなることから、貯蓄・資産運用を目的として活用することも出来ます。
保険料払込期間は最短で10年
オリックス生命の終身保険RISE(ライズ)の最大の特徴とも言えるのが、保険料の払込期間の短さです。
低解約返戻金型終身保険の特徴でもある貯蓄性という部分において、保険料払込期間は非常に重要な要素と言えます。
低解約返戻金型終身保険の特徴として、保険料払込期間終了後から解約返戻金が高くなり、契約が続き限り解約返戻金も貯まっていく仕組みとなる事から、出来るだけ保険料払込期間を短くして、解約返戻金が貯まる時期を多くすることで、貯蓄性を高める事が出来るのです。
他社でも低解約返戻金型終身保険は多く販売されていますが、保険料払込期間10年を設定できるのはオリックス生命の終身保険RISE(ライズ)のみとなっています。
貯蓄・資産運用などを目的とするのであれば、非常に大きな特徴と言えます。
終身保険RISE(ライズ)の保険内容
オリックス生命の終身保険RISE(ライズ)の特徴について解説をしましたので、ここからは保障内容や契約に関する内容について紹介・解説をしていきます。
終身保険RISE(ライズ)の保障に関する内容
オリックス生命の終身保険RISE(ライズ)の主契約と特約は以下のようになっています。
- 死亡保険金
- 高度障害保険金
- リビング・ニーズ特約
- 介護前払特約
オリックス生命の終身保険RISE(ライズ)は、非常に保障内容がシンプルな作りとなっています。
主契約は、死亡保険金・高度障害保険金のみとなっているため、被保険者が死亡・高度障害状態になった時のみに保険金が支払われる内容となっています。
また、特約に関しては、リビング・ニーズ特約と介護前払特約という2つしか有りません。
リビングニーズ特約とは、被保険者が余命6ヶ月と診断された際に、死亡保険金を限度に被保険者が指定した保険金額が受け取れる内容となっています。
介護前払特約とは、保険料払込期間終了後で被保険者が65歳以上の場合に、保険会社所定の要介護状態になった時に、保険金額を限度に被保険者が指定する保険金額を受け取れる内容となっています。
簡単に言うと、余命宣告や要介護状態になった際に、保険金を先に受け取れる特約と言うことです。
終身保険RISE(ライズ)の契約に関する内容
オリックス生命の終身保険RISE(ライズ)の契約に関する内容は以下のようになっています。
保険金額
保険料払込期間
- 終身
- 年満了(10年払済・15年払済・20年払済)
- 歳満了(50歳払済・55歳払済・60歳払済・65歳払済・70歳払済・75歳払済・80歳払済)
保険金額の設定は、200万円~5,000万円と幅が広く、また100万円単位で細かく設定することが出来る様になっています。
保険料払込期間に関しては、終身払いも出来ますが、終身保険の場合は短期払いを選択するのが一般的とも言えます。
オリックス生命の終身保険RISE(ライズ)では、10年払済という選択肢があることが最大の特徴でもあり、保険料払込期間を短くすると月々の保険料は高くなりますが、短期間で払い終える分、解約返戻金を増やせる期間は長くなります。
要は、貯蓄性を求めるのであれば、短い期間で保険料を払い終える保険商品が有利となると言うことです。
その点では、オリックス生命の終身保険RISE(ライズ)は、他社の低解約返戻金型終身保険よりも有利に解約返戻金型を貯めることが出来ると言えるでしょう。
終身保険RISE(ライズ)おすすめの活用法
オリックス生命の終身保険RISE(ライズ)は、低解約返戻金型終身保険と言う事もあり、保険料の安さや貯蓄性の高さと言った特徴のある保険商品です。
ここでは、そんなオリックス生命の終身保険RISE(ライズ)の活用法に関して解説をしていきます。
- 終身保険RISE(ライズ)で葬儀代を残す!
- 終身保険RISE(ライズ)を貯蓄代わりに?
- 終身保険RISE(ライズ)を他の保険と組み合わせる?
終身保険RISE(ライズ)で葬儀代を残す!
オリックス生命の終身保険RISE(ライズ)は、自身の葬儀費用として活用する為の加入すると言うのが一般的となっています。
終身保険は、名前の通り一生涯の保障となる生命保険です。
そのため、被保険者が亡くなった際には、保険金受取人が死亡保険金を確実に受け取れる仕組みとなっています。
その事から、自身の葬儀代や死後整理費用に活用するケースが多い保険商品となっています。
また、遺産相続の分配などの相続対策や相続税対策でも活用されることもあります。
基本的には、自分の為と言うよりも、残された家族のために活用するのが基本的な活用法と言えるでしょう。
終身保険RISE(ライズ)を貯蓄代わりに?
オリックス生命の終身保険RISE(ライズ)は、低解約返戻金型終身保険であることから、保険料が一般的な終身保険よりも安く設定されています。
また、保険料払込期間が最短で10年という設定が出来る事で、他の低解約返戻金型終身保険と比べても貯蓄性に優れているとも言えます。
その事から、老後資金・子供の教育費・家の修繕費などの為に貯蓄代わりに活用することも可能となっています。
低解約返戻金型終身保険は、保険料払込期間終了後から解約返戻金が増えていきますので、保険料払込期間を短く設定出来れば出来るほど、貯蓄代わりに活用しやすくなるのです。
ただし、投資や貯蓄ではなく、あくまでも保険なので、大きく資産を増やすと言うことには向かないことだけは注意しておきましょう。
終身保険RISE(ライズ)を他の保険と組み合わせる?
オリックス生命の終身保険RISE(ライズ)は、シンプルな一生涯の死亡保障です。
そのため、病気やケガでの入院・手術などの保障や、がん治療などに対応する保障などは一切ありません。
その事から、医療保険やがん保険だけではなく、学資保険・個人年金保険などと組み合わせて活用しなければいけません。
しかし、一般的な終身保険よりも月々の保険料が安く済むため、他の保険商品との組み合わせもしやすいと言えるでしょう。
それぞれの保障を分けて考えて、自分に合った保険を揃えたい人には、おすすめの保険商品と言えますが、管理が苦手な方やセット商品が良いと言う方には、おすすめできない商品とも言えるでしょう。
終身保険RISE(ライズ)の保険料例
オリックス生命の終身保険RISE(ライズ)は、低解約返戻金型終身保険と言うことで、保険料の安さが強みの一つとなっています。
ここでは、終身保険RISE(ライズ)の保険料を少し紹介していきます。
保険料算出条件
- 保険金額:300万円
- 保険料払込期間:65歳
- 保険期間:終身
- 保険料払込方法:月払
男性
契約者年齢 | 保険料 |
20歳 | 4,317円 |
25歳 | 4,962円 |
30歳 | 5,802円 |
35歳 | 6,942円 |
40歳 | 8,556円 |
45歳 | 10,974円 |
50歳 | 15,099円 |
女性
契約者年齢 | 保険料 |
20歳 | 4,122円 |
25歳 | 4,743円 |
30歳 | 5,553円 |
35歳 | 6,642円 |
40歳 | 8,175円 |
45歳 | 10,482円 |
50歳 | 14,418円 |
60歳以上の方の場合
最低保険料払込が10年という設定があるため、70歳までの方であれば80歳払済が可能となります。
終身保険RISE(ライズ)の引受可能年齢は75歳までとなり、71歳以上は終身払いのみとなります。
また、年満了に関しては10年・15年・20年となりますが、それぞれで70歳まで・65歳まで・60歳までと年齢制限があります。
簡単に言うと、80歳になるまでには保険料を払い終えられる年齢が、有期払いの上限年齢となると言うことです。
出来るだけ若くから加入しておくのが良いと言えるでしょう。
終身保険RISE(ライズ)の注意点
オリックス生命の終身保険RISE(ライズ)の特徴や活用方法などを解説してきましたが、注意点についても解説をしておきます。
オリックス生命の終身保険RISE(ライズ)への加入を検討する方は、しっかりと確認するようにして下さい。
- 解約すると保障は無くなる
- 解約返戻率は決して高くない
- 保険料払込期間は有期払いにする
- 保険料払込期間中の解約は厳禁
解約すると保障は無くなる
当たり前の事ではありますが、終身保険RISE(ライズ)を解約すると保障は無くなります。
終身保険RISE(ライズ)は、低解約返戻金型終身保険と言う貯蓄性がある保険となるため、老後資金の足しにすると言う活用をする方も居ることでしょう。
こう言った活用をする方は、基本的には終身保険の死亡保障の部分ではなく、解約返戻金の部分を重視しているはずです。
解約返戻金を受け取るためには、終身保険RISE(ライズ)の契約を解約しなければいけません。
死亡保障として加入しているけれど、解約返戻金も欲しくなったから解約をして解約返戻金を貰ったとなると、死亡保障は無くなりますので注意して下さいね。
解約返戻率は決して高くない
オリックス生命の終身保険RISE(ライズ)だけではありませんが、低解約返戻金型終身保険は販売開始当初は、返戻率も高く保険料も安い事が人気となっていました。
低解約返戻金型終身保険は、終身保険RISE(ライズ)以外にもありますが、どの商品も返戻率は下がっています。
オリックス生命の終身保険RISE(ライズ)でも、30歳の方が65歳まで保険料を払い、65歳での解約返戻率は約107%ぐらいです。
死亡保障としてではなく、貯蓄代わりに活用するのであれば、大きくお金が増えることはないと言うことは覚えておきましょう。
もしも、投資的な見方をするのであれば、元本が保証されるだけのローリスク・ローリターンの堅実な金融商品だと思っておくと良いかもしれません。
また、保険料払込期間中に解約をすると、支払った保険料の約7割しか戻ってこないので、保険料払込期間中は元本割れを起こす金融商品だと言うことにも注意しておきましょう。
保険料払込期間は有期払いにする
オリックス生命の終身保険RISE(ライズ)には、【年満了】【歳満了】【終身払い】という3つの保険料払込期間が選べる様になっています。
終身保険なので、基本的には有期払いである【年満了】【歳満了】を選び、10年かんや65歳までなど、保険料を払い終える期間をしっかりと決めておきましょう。
総支払保険料は、終身払いでも大きく差は出ることはないですが、長生きをすればする分だけ支払保険料は増えていきます。
そうなると、支払った保険料総額が死亡保険金を上回るという事態が起こりえる可能性も否定できません。
また、保険料払込期間を有期にしないと、オリックス生命の終身保険RISE(ライズ)の特徴とも言える解約返戻金も増えていきません。
終身払いなら月々の保険料も安くなりますが、死亡保障としてでも貯蓄や投資代わりに活用するにしても、保険料は決まった期間または年齢までに支払い終えるようにしておきましょう。
保険料払込期間中の解約は厳禁
オリックス生命の終身保険RISE(ライズ)に限った話ではないですが、低解約返戻金型終身保険では、保険料払込期間中の解約返戻金を支払った保険料の7割程度に抑えています。
そのため、月々の保険料は安くなりますが、保険料払込期間中に解約すると確実に損をする保険商品となっています。
保険料払込期間を短くすることで、解約をする可能性が低くは出来ますが、決して無理のない保険料の設定にする必要があると言えます。
死亡保障として活用するのであれば、保険料で決める事は無いと思いますが、貯蓄代わりに活用する場合には月々の保険料が重要になるはずです。
加入した当初は支払える保険料でも、5年・10年経つと状況も変わってくるかもしれません。
貯蓄代わりに活用する場合には、何があっても払い続けられる、無理のない保険料設定にする必要があると言えます。
終身保険などの保険料払込期間は思っているよりも長くなりますので、しっかりと保険料を確認して決めるようにしましょう。
終身保険RISE(ライズ)まとめ
オリックス生命の終身保険RISE(ライズ)は、保険料払込期間中の解約返戻金を抑える事で、保険料も安く抑えられる低解約返戻金型終身保険となります。
そんな、低解約返戻金型終身保険は、保険料の安さだけではなく、貯蓄性も注目されている終身保険となります。
オリックス生命の終身保険RISE(ライズ)は、最短10年と言う保険料払込期間を設定出来ることが、特徴であり魅力の一つとなっています。
低解約返戻金型終身保険は、保険料払込期間を短くして解約返戻金が増える期間を長くすることで、貯蓄性を高める効果もあります。
また、保険料払込期間が短ければ、解約返戻金を子供の教育費の足しにするなど、活用の幅も増やすことが出来るとも言えます。
注意点としては、解約をすれば保障は無くなると言うこと、保険料払込期間中に解約をすると確実に損をすると言うところになります。
保障内容もシンプルなので、上記の2つの注意点をしっかりと理解しておけば、後は簡単な保険と言えます。
注意点だけをしっかりと理解して、死亡保障や貯蓄代わりなど、自分のニーズに合った活用の方法を考えてみましょう。