保険は、買うモノですか?それとも買わされるモノですか?
人によっても、選ぶ保険の種類によっても、考え方や感じ方は変わります。
保険は良いイメージの無い方が多いかもしれませんが、なぜそのようなイメージが強いのか?という所なども併せて解説していきます。
あなたは、買わされるのではなく、買うようにしましょう!!
目次
買う保険と買わされる保険の大きな違い
言葉の話になりますが、「買う」と「買わされる」と言うのは意味合いが真反対ですよね?
「買う」と言うのは、自分から必要だと思いする行動であり、「買わされる」と言うのは、必要性をあまり感じていないけれど仕方なくする行動ではありませんか?
これを保険で言うと、損害保険の自動車保険や火災保険は比較的「買う保険」、生命保険は比較的「買わされる保険」と言うイメージになりませんか?
あくまでも個人の見解ですので、誰でも同じ感覚ではないと思います。
なぜ同じ保険なのに、受け取るイメージが違うのか?という事を少し見て行きましょう!
買う保険の代表格は損害保険
先ほども少し書きましたが、「買う」と言うのは少なからず必要性を感じるから起こす行動です。
損害保険に関しては、自動車保険や火災保険と言うのは、必要性を感じやすいために「買う」と言う行動を起こすのです。
自動車を購入したり運転したりする場合に、「事故」と言うリスクをイメージする方は多いと思います。
それは、自動車事故と言うのが意外と身近な出来事だからです。
自動車を運転する方だけではなく、自動車事故の加害者になったり被害者になった方、身近な人(親兄弟から親戚や友達など)が事故の当事者になったことがあると言う人は多いでしょう。
そのため、自動車事故と言うのはイメージをしやすくリスクを感じやすいのです。
そう言った事から、『自動車を購入した』『運転をする』と言う時には自動車保険が必要だと感じて、自動車保険に加入するのです。
自動車保険に比べると、事故のイメージをしにくい火災保険ですが、火事のニュースなどを見る事もあれば、近所で火事が起こったなど、火事に対しても比較的身近な事から、火災保険も自ら加入すると言う保険と言えるでしょう。
買わされる保険の代表格は生命保険
一方で買わされる保険の代表格は、死亡保険や医療保険の様な「生命保険」でしょう。
これは、これまでの売り方にも問題はあるのですが、死亡や病気と言うのは身近に感じにくいモノで、どちらかと言うとネガティブな事であり考えたくないと言う方が多い話題です。
その事から、生死や病気と言うリスクに関しては関心があまり湧かないなかで、生命保険の外交員である生保レディと言われる人たちから、保険を売られることで「買わされる」と言うイメージが付いてしまっているのです。
最近では、保険ショップなどの台頭もあり徐々に「買わされるモノ」から「買うモノ」にシフトはされていますが、現状ではまだまだ生命保険は「買わされるモノ」と言えるでしょう。
来店型の保険ショップは何故あるの?
ここ数年・数十年で、保険販売の一端を握り始めた「保険ショップ」と言われる来店型の店舗が何故あるのか?どういった役割を担っているのか?という所を少し解説していきましょう。
来店型ショップは主に生命保険の販売に力を入れている事で、従来からある損害保険の代理店とは異なった保険屋さんと言えます。
生命保険を来店型の代理店で販売するという事は、これまで「買わされる保険」と言う生命保険のイメージが、「買う保険」と言うイメージにシフトしてきたとも言えるのです。
来店型の保険ショップは、お客さんが来てくれなければ保険を売ることが出来ません。
また、従来の外交員(生保レディ)が行っていた、訪問販売と違い来店型はお客さんが自ら来店する事で販売チャンスに繋がりますので、比較的保険加入に前向きな方が来店する傾向があります。
そして何よりも、生命保険と言うのを身近に感じることが出来る様になったのも、この保険ショップが駅前やショッピングモールなど人が集まる場所に出店し、パンフレットなどを気軽に手に取れるようにする事で、保険について考える機会を多くしたとも言えるでしょう。
保険に考え方が大きく変化した
さて、最後に少し保険についても考え方の変化について書いていきましょう。
生命保険は、何十年と販売されてきている保険商品であり歴史の長いモノです。
歴史が長ければ、経済状況や個人のお金に対する考え方・接し方と言うのも時代によって変わりますよね?
生命保険に限らず、世の中のお金に関する考え方と言うのがここ数年・数十年で大きく変化しています。
現在の現役世代の方、特に40代半ばあたりから20代・30代の方にとっては、お金にシビアな年代と言えるでしょう。
就職氷河期などを経験した中で、正社員になれずに非正規社員などで働くと言う選択をしなければいけなかったり、終身雇用の崩壊から年金問題などなど、お金に関わることが多く、収入面も苦しい状況を経験している中で、なるべく無駄遣いをしたくないと言う考え方になっているでしょう。
それまでは、就職をしたら右肩上がりに給与も上がり、終身雇用で安泰で経済状況も良い中で、給与天引きであれば数千円・数万円の生命保険なら加入しても良いか・・・と安易に保険加入していた人も多く、また大手生命保険会社の外交員も知識が無くてもある程度売れていた時代もありました。
しかし現在では、世の中が合理主義になり保険は無駄なモノと言うイメージも付いた中でどうやって売っていくのか?と言うのが保険業界の課題ともなっています。
あとがき
保険は買うモノなのか?買わされるモノなのか?という事で、いつもとは少し違ったテイストの記事にしましたがどうでしたか?
「あ~なるほど!!」と思った方や、「ん~よく解らないな・・・」と言う方も居るでしょう。
保険はリスクを感じることで必要性に気づくので、生命保険の様な生死や病気などイメージの付きにくい事でリスクを感じにくいモノはどうしても必要性を感じにくくなります。
しかし、そんなモノを保険外交員の方にしつこく勧誘されると、余計にネガティブなイメージになる事でしょう。
しかし、私が言えることは、損害保険も生命保険も必要な物ですが、自分がどんなリスクがあるのか、何か心配な事は無いのか?という事をしっかりと考えることで、必要な保険と言うのは分かってくると思います。
保険はネガティブなモノではなく、自分や自分の家族を守ってくれる人生のパートナーという事を知ってもらえれば私個人としては嬉しいです。
今回は、保険について書きましたが、また何かあればこの様なテイストの記事も出していきます。
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