損害保険の必要性って考えた事はありますか?
「自動車を買ったから保険に入る」・「家を建てた・買ったから火災保険に入る」と、半ば義務のように必要性も考えずに加入している方も多いのではないでしょうか?
そんな損害保険の必要性について、一度考えてみましょう。
必要性を考えることで、損害保険とはどんな保険なのか?と言うところも見えてくるかもしれませんね!!
損害保険の必要性は事故を起こした時のため
結論から言ってしまうと、損害保険の必要性は事故を起こしてしまった時に、自分の財物・相手方への賠償のために加入するモノなのです。
「そんなの当り前じゃないか!!」と言う方も多いでしょう。
そういった方は、保険の必要性をしっかりと理解している方と言えるでしょう。
自動車保険にしても、火災保険にしても、加入義務は一切ありませんが、加入率は9割を超えるでしょう。
しかし、その中で「本当に保険は必要だ!!」「保険に助けられた!!」と実感する方は非常に少ないです。
なぜなら、自動車事故も火災事故や自然災害での損害など、自身の身に降りかかる事が非常に少ないからです。
しかし、自動車事故を起こす確率は0%ではありません。火災事故や自然災害が自身に降りかかるのも明日かもしれません。
それは誰にもわからない事ですが、事故が起きた時に困らないようにするのが損害保険なのです。
損害保険に加入してなければどうなる?
さて、損害保険に加入している人の割合は9割を超えると言われますが、万が一保険に入っていなく自動車事故を起こしたり、家が燃えてしまったりした場合どうなるのでしょうか。
それぞれの保険商品別に紹介していきましょう。
自動車保険の場合
自動車保険に加入していなく、事故を起こしてしまった場合はどうなるのでしょうか。
簡単に言うと、自分のくるまの修理代や相手方の自動車などの財物の修理代・ケガなどの治療費など、ほぼ全額が自己負担になります。
ほぼ全額と言うのは、車検のある自動車の場合には「自賠責保険」と言う物に加入しています。
この自賠責保険と言うのは、強制保険であり行動を走る原付やバイクや自動車全般に加入が義務付けられている保険であり、この保険は事故の相手方への最低限度の補償を目的とした保険である為に、相手方への治療費に関しては、この自賠責保険から支払われる事があるのです。しかし、自賠責保険では相手方の財物への補償はありませんので、相手方の自動車などの修理代は全額支払わなければいけません。
また、相手方との交渉などもすべて自分でしなければいけません。
しかし、自動車保険に加入していると、相手方への賠償や自分の自動車の修理代から、相手方との交渉などもすべて保険会社がやってくれます。
自動車保険に入っているのと入っていないのでは、これほどまでに違いがあるのです。
火災保険の場合
火災保険の場合には、火災事故から自然災害での損害など全て自己負担で直さなければいけません。
保険に入っていないのだから当たり前の話ですよね。
火事の場合は解りやすいと思いますが、数千万円などの費用をかけて家を建てたのに、火事に遭ってしまえばすべて終わります。
またローンを組んでいた場合には、ローンの残高だけが残ります。
そして、新しく家を建てるにしても、賃貸物件に住むにしても新たに住居に掛かる費用は発生します。
また、近年では大雨や突風などの被害も多くなってきています。
大雨で床上浸水しても、裏山が崩れて家が倒壊しても、突風で屋根が飛んでも、火災保険に加入していなければ、すべて自己負担で直さなければいけません。
しかし火災保険に加入していれば、この様な事故や自然災害での損害などは、ほぼ火災保険で対応が出来るのです。
また、「ほぼ」と言う言葉を使いましたが、大雨の損害である「水災」や突風の損害である「風災」には免責金額と言う物が設定されている場合が多く、「○○万円以上の損害に限り補償の対象とする」と言う条件が付くことがあります。
しかし、保険に入っているのと入っていないのでは、金銭的な負担は違いますよね?
まとめ
損害保険の必要性に関して少し書きましたが、損害保険の必要性と言うのは、事故が起こった時のためのモノだけです。
それ以外は何もありません。
損害保険に関しては生命保険と少し違い、保険加入に際してネガティブな要素があまりありません。
「死んだ時の保障」や「病気をした時の保障」という事ではなく、「自分の財物を守るため」「事故を起こしてしまった時の相手のため」と言う目的があります。
また、生命保険の時にも言いましたが、「保険に加入しなくても充分に相手方への賠償も出来るし、家も沢山持っているよ!!」と言うような大富豪みたいな方は、保険に加入する必要はないのです。
保険は万が一の時に困らないようにする為のモノであり、損害保険は自分のため、相手のために加入するモノなのです。
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