身近に潜む損害賠償責任とは!?慌てないために知っておきたいこと

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損害賠償と言われると、なんだか怖いですよね・・・・

しかし、損害賠償責任と言うのは意外と身近なところに、そのリスクはあるんですよ!!

そもそも損害賠償って何ですか?と言う方も多いと思いますので、この記事では基礎的なところから具体例までを用いて、解りやすく解説していきます。

様々なところにリスクがあるので、リスク管理をしっかりとして回避していくようにしましょう。

損害賠償と損害賠償責任とは!?

基本的な事から解説をしていきます。

損害賠償と損害賠償責任の関係について少し解説していきましょう。

簡潔に解説しますので、より詳しく具体的な事などを知りたい方は弁護士などに聞いていただければと思います。

少し法律の話になるので、詳しくは書けないのでご了承ください。あくまでも一般論という事だけ心に留めていただければと思います。

損害賠償とは

損害賠償とは、第三者からの加害行為で自身の体や財物に損害を受けた事になります。

簡単に言うと、「治療代を出して欲しい!」「弁償して欲しい!」「修理代を出して欲しい!」という事になります。

大事な事は「第三者からの加害行為」という事です。

例えば、「子供が自宅の窓を割った」や「孫が遊びに来てテレビを壊した」と言うのは、損害賠償にはなりえる可能性がありますが、損害賠償責任を負わせますか?(訴えますか?)という事になり損害賠償責任は発生しない可能性があります。

損害賠償責任とは

それでは、先ほどの最後に言葉が出てきました、「損害賠償責任」に関して少し説明します。

簡単に言ってしまうと、第三者への加害行為により損害を与えてしまった場合に、損害賠償請求をされ、その責任を負う事を損害賠償責任と言います。

要は、「あなたのせいでケガをしたから治療費を出してください」と訴えられた場合(損害賠償請求をされた)に、この損害賠償請求が認められれば、その治療費を出さなければいけません。この治療費を出すことを「損害賠償責任を負う」という事になるのです。

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損害賠償責任を具体的に教えて!!

損害賠償の基本は解ってきたかと思いますが、「具体的にどんな時のことなのか?」と言うのが解りにくいかもしれないので、ここでは少し具体的に損害賠償責任に関して解説していきます。

相手にケガをさせてしまった場合

最近多い事例として、自転車で歩行者と接触してケガをさせてしまう場合です。

この場合は、自転車と歩行者では歩行者の方が交通弱者になりますので、賠償責任は自転車の運転者となります。

歩行者が自転車の運転者に対して、損害賠償請求をして認められれば、自転車の運転者は損害賠償責任が生じます。

また、その他の事例を紹介すると自宅のベランダから過って植木鉢や布団などを落としてしまい、下を歩いていた歩行者などに当たってケガをさせた場合なども、損害賠償責任を負う事になります。

相手の物を壊してしまった場合

物を壊してしまった場合の損害賠償としての具体例は、意外と少ないかもしれません。

一つ挙げるとすれば、「買い物中にお店で陳列されている商品にカバンなどが当たり、落として破損させてしまった」と言う物が、想像しやすいと思います。

それ以外で、普通に生活している中で、なかなか他人の財物を破損させるという事は無いと思います。

一番身近なところで言うと、自動車事故で相手の自動車やガードレールやポールなど「物への損害」と言うのが、物に対しての損害賠償となります。

これらも損害賠償責任なのですが、自動車保険で対応してしまうので、あまり損害賠償責任を負ったと言う感覚が無いモノになりがちです。

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損害賠償責任に備えるための保険

損害賠償責任を負わないためには、リスクを出来るだけ回避する事が大事ですが、それでも回避できないモノです。

損害賠償責任を負ってしまった時に頼りになるのが保険です。

それでは、損害賠償責任に備えるためにはどんな保険があるのか?という所を解説していきましょう。

自動車保険

最も一般的な損害保険ですが、自動車保険は基本的に自動車事故での損害賠償責任に備える保険です。

「対人・対物」と言われる、対人賠償責任・対物賠償責任がメインとなる保険なので、自動車事故に関する損害賠償責任には、自動車保険で対応するようにしましょう。

日常生活賠償保険・個人賠償責任保険

これらの保険は自動車事故などとは関係なく、「自転車で歩行者と接触してケガをさせた」や「買い物中に商品を破損させてしまった」と言う時の為の保険です。

主に、自動車保険・火災保険・傷害保険などの特約としてラインアップされている保険ですので、この保険単独で商品化しているという事が少ないので、自動車保険・火災保険・傷害保険のどれかに加入している場合は特約として付加するようにしてください。

また、保険会社によっては同じ補償内容ですが、付加する保険(自動車保険・火災保険・傷害保険)によって保障額の上限が設定されている場合があるので、そこだけは確認しておくようにしましょう。

困った時は弁護士さんに相談!!

損害賠償責任に備える保険について解説しましたが、そもそも被害を受けたときや加害者になった時に、自分に非が無い場合などトラブルになるケースがあります。

そういった時には、迷わずに弁護士さんに相談するようにしましょう。

また、最近では自動車保険や火災保険でも「弁護士費用特約」と言う物が付いていますので、場合によってはそれらの特約を使える可能性がります。

しかし、基本的には自動車保険の場合には自動車事故の話し合いでトラブルになるケースなどでの使用と言う条件が付くことが多いので、加入している保険に弁護士費用が付いているか、またどういった条件で使えるのか?という所も確認しておきましょう。

しかし、トラブルになると時間も費用も労力も掛かりますので、法律の専門家である弁護士さんに相談するのが最もいいと言えるでしょう。

まとめ

損害賠償について少し解説しましたが、いかがでしたでしょうか?

「それぐらい知っているよ!!」と言う方も居れば、「そうだったの!?」と言う方も居る事でしょう。

また、損害賠償責任と保険との関係に関しては、知っている方も少なかったのではないでしょうか?

損害賠償責任は、今の世の中ではすぐに「訴える」だの「弁償だ!!」などと言う話になりますので、被害者になった場合にも、加害者になってしまった場合にも、結局は凄く困る事になりますので、そうならないように日ごろから様々な注意を払い行動しリスク回避を心がけましょう!!

また、損害賠償責任を負ってしまった時に困らないように、保険の見直しや加入もしっかりとしておきましょう。

転ばぬ先の杖ですよ!!

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