【損保版】保険会社が売りたい保険について元保険屋が解説します!

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保険に限らず商品の売買には売りたい側の思惑と、買う側の思惑がありますよね?

「売りたい側は出来るだけ儲かる商品を売りたい」

「買う側は出来るだけいい商品を安く買いたい」

これが一般的でしょう。

保険にも売りたい商品と、あまり売りたくない商品と言うのが確実に存在します。

あまり興味のある方も少ないかもしれませんが、今回は損害保険に関して保険会社が売りたい保険について少し解説していきましょう。

保険会社の売りたい商品は火災保険!?

保険会社と保険代理店の両者から見て売りたい保険と言うのが「火災保険」なのです。

それはなぜなのか?と言うところをまずは解説していきましょう。

火災保険は手間がかからない!?

保険代理店の立場でいうと、損害保険の中でも火災保険を売る方が何かと手間がかからないのです。

手間がかからないというと少し語弊がありますが、損害保険の代理店が取り扱うメインの保険商品は自動車保険と火災保険になります。

自動車保険に関しては、比較的事故が多く事故の処理をしなければいけません。

自動車事故の事故処理と言うのが実は意外と時間がかかり、様々な業務をする中で事故の処理と言うのもしっかりとしなければいけないので、自動車保険の契約数が多い代理店さんは比較的忙しくなります。

しかし、火災保険に関する事故と言うのは自動車保険に比べて非常に少ないです。

近年では、台風による突風や大雨などの自然災害が増えていますので、事故も増えつつありますが、自動車事故に比べると非常に少ないと言えます。

そのことから、出来れば火災保険の契約が多い方が様々なことの時間が使えるのでいいのです。

火災保険は手数料率が実は良い!?

保険代理店の主な収入源は、保険会社からの手数料となります。

このことは、保険の事に対して少し知識があれば知っていることですが、この手数料率と言うのは代理店にならなければ解らないところでしょう。

自動車保険・火災保険・傷害保険・企業向け保険と、それぞれに代理店手数料と言うのは異なります。

一般の方は支払った保険料は代理店に入ると思っている方も居ますが、支払っている保険料のごく一部だけが代理店に手数料として入り、この割合と言うのが手数料率なのです。

この手数料率は、代理店の規模によっても異なりますので、契約数の多い代理店(複数人で営んでいる代理店など)ほど、手数料率は良いと思っていてください。

そんな手数料率の中で、実は火災保険の手数料率と言うのは保険料の約1割から2割程度あります。

「えっ!それだけ?」と思う方も居るかもしれませんね。

火災保険の保険料って、年間で1万円から2万円程度のものもあれば、10万円を超えるケースもありますが、年間保険料が2万円の場合には代理店に入るのは2000円から4000円程度です。

しかし、この火災保険の手数料率と言うのが損害保険の中でも比較的手数料率の良い方なのです。

そのことから代理店としては、自動車保険よりも火災保険の契約数が多い方が良いのです。

保険会社も火災保険の方がうれしい?

代理店の立場でいうと、火災保険の契約数が多い方がその他に使える時間が多くできるのでありがたいのですが、保険会社としてはどうでしょうか。

保険会社は事故が起こったときに保険金を支払うところです。

そのため、事故が多く保険金を多く払う保険よりも、事故が少なく保険金の支払いが少ない保険の方が良いですよね?

火災保険は非常に事故が少ないので、保険会社としても支払いが少なくてありがたい商品と言えます。

近年の自然災害によって保険金の支払いが多くなったり、一般の方が火災保険に少し詳しくなって小規模損害でも保険の対象になるのを知ってきたことによって保険料の値上げを少しずつしていますが、自動車保険に比べると保険料の値上げをあまりしません。

それは、火災保険が儲かる商品だと言う事でもあるのです。

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自動車保険は条件によっては手が出るほど欲しい!?

それでは、自動車保険について少し解説していきましょう。

自動車保険に関しては、条件によって喉から手が出るぐらいほしい契約もあれば、引き受け自体をしたくない契約もあります。

また火災保険と違い、手数料率もバラバラなのです。

そのあたりを少し紹介していきましょう。

自動車保険で欲しい契約はこんな条件の契約!

自動車離れが進んでいる中で、自動車保険の契約数と言うのは各保険会社で奪い合いとなっています。

どこの保険会社も条件が良い保険契約が欲しいのは当たり前のことでしょう。

この条件が良いというのは、事故がない契約と言う事です。

それでは、どんな契約が欲しいのか?と言うのを少し具体的に書きましょう。

  • 自動車を運転する人の年齢が30代から40代
  • 免許所の色はゴールド
  • 無事故で等級は20等級
  • 自動車の運転頻度は休日ぐらい

こんな条件の契約に関してはどの保険会社も欲しがる内容です。

そして、保険料は一番安くなる可能性が高い条件とも言えます。

インターネット系の自動車保険のCMで、保険料の例えに出される条件とも言えます。

要は、事故を起こす可能性の低い契約と言う事であり、この逆の条件であれば保険会社は引き受けたくない条件と言えますね。

自動車保険の手数料はバラバラ!?

自動車保険の手数料は、火災保険と違い条件によってバラバラなのです。

加入したばかりや事故が多く等級がダウンしている契約で、年間保険料が数十万円と言う契約であれば、保険代理店さんも儲かっているんでしょ?と思われがちですが、真逆で儲からないのです。

加入したばかりや事故が多いと言う事は、保険金の支払いリスクが高いと言う事になり、保険会社もそれに備えなければいけません。代理店に多く手数料を払っている場合ではないのです。

そのことから、保険料が比較的高い条件の契約に関して手数料率は低くなり、保険料が比較的安い条件の契約に関して手数料率は高くなるのです。

少し具体的に書くと、事故あり3等級の契約で年間保険料が15万円の契約と、事故なし20等級の契約で年間保険料が3万円の契約であれば、代理店手数料に大きな差はないと言う事です。

手数料率に関しては、保険代理店の規模や保険会社によって異なりますので、明らかに出来ませんが、実情はこんな感じなのです。



損害保険会社は一般家庭の保険にはあまり力を入れない!?

損害保険会社は、一般家庭の保険である火災保険や自動車保険や傷害保険に実はあまり力を入れていません。

自動車離れや住宅購入数の低下など、物を所有するのではなく、シェアしたりレンタルすることが一般的になりつつある中で、損害保険があまり売れない世の中になってきているのです。

保険会社も利益を上げなければいけないことから、売れないものには力を入れなくなります。

そんな中で損害保険会社は、一般家庭分野(リテール部門)と言われるところに力を入れることはせずに、企業分野や海外分野に力を入れています。

そのため、今までは一般家庭などの小さな契約を主戦場にしていた代理店にも、企業分野に力を入れるように動いているのです。

保険会社の大きなところでは、企業や海外の保険に力を入れて収入を確保し、小さなところでは一般家庭より中小企業などに力を入れて収入を確保しているのです。

損害保険会社も意外と大変なんですよね・・・

まとめ

今回は、言われてみれば当たり前のことを少し解説しましたが、意外と知らないことだったのではないでしょうか?

保険に限らず、売る側と買う側の思惑と言うのは決して一致するものではありません。

保険に関して言えば、売る側は商品に精通していますが、買う側はそうではありませんよね?

信頼できる方であれば信じてもいいですが、そうではない場合にはしっかりと自分が何を必要としているのかを整理して必要な保険を買うようにしましょう。

損害保険に関しては、生命保険よりも解りやすいので、あまり考えすぎることはなく必要な保険を選べると思いますが、一応注意するようにしましょう。

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