介護保険ってどんな保険?社会保障の一部である介護保険制度を知ろう!!

保険の基礎
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公的な介護保険についてどこまで知っていますか?

40歳以降の方は加入が義務付けられ、保険料を納付している事でしょう。

しかし、介護保険がどの様な保険なのか?という事をしっかりと理解している方は意外と少ないと思います。

どのみち保険料を納付しなければいけないのであれば、どんな保険制度なのか?どんなメリットがあるのか?と言うのを知っておいた方が良いですよね?

そこで、今回は公的な介護保険に関して紹介していきます!!

介護保険の基礎知識から

最初に介護保険の基礎的なところから少しずつ解説していきます!!

介護保険とはどんな保険なのか?誰が対象なのか?保険料は何歳から払いどうやって決まるのか?と言うような、基礎知識から知っていきましょう!!

介護保険は健康保険と似ている!?

基本的に介護保険の恩恵を受けるのは65歳以上の方となります。

65歳以上の方で要支援・要介護状態と認定された時に、介護に掛かる費用を自己負担1割で受ける事が出来ると言う制度が公的な介護保険制度の内容です。

国民健康保険や健康保険の医療費3割負担と似たような制度と言えば分りやすいのではないでしょうか?

介護保険の対象は65歳から!?

先ほども少し書きましたように、介護保険の基本的な対象者は第1号被保険者と言われる65歳以上の方が対象となります。

また、40歳以降の方は第2被保険者と言って、基本的に保険料を支払う方々となります。

この様に書くと、65歳以降は保険料を払わないのか?と思う方も居るかもしれないので書いておくと65歳以降の第1号被保険者も保険料の納付はしなければいけません。

また、40歳以上の第2被保険者であっても、加齢に伴う要支援・要介護状態であれば介護保険の恩恵を受けることが出来ます。

しかし、「加齢に伴う」という事ですので、交通事故などによって要支援・要介護になった場合には介護保険の対象にはならないという事を知っておいてください!!あくまでも「加齢に伴う」場合にのみです。

介護保険の保険者は市町村

介護保険は国の定めた社会保障ですが、保険料は各市町村によって異なります。

これは、国民年金などとは異なり健康保険や地方税と考え方は同じですね!!

保険料の金額は、国民健康保険などと同じく前年の所得(課税所得)によって異なります。

分かりやすく言うと、収入が多い人は保険料が高くなり、収入が少ない人は保険料も低くなるという事です。

また、各市町村で保険料が異なりますので同じ都道府県でも、自治体によって保険料が異なります。

この事もしっかりと覚えておきましょう。

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民間の介護保険や認知症保険との違いは?

介護保険と言われると、民間の保険会社が販売する介護保険と混同する方も居ると思いますが、その内容は全くもって異なります!!

ここでは、その内容の違いを解説していきます。

保障内容が根本的に違う!?

公的な介護保険と生命保険会社が取り扱う介護保険や認知症保険では、根本的に保障内容が異なります。

公的な介護保険は先ほども解説した様に、介護に掛かる費用を1割の自己負担にしてくれる社会保障です。

一方の生命保険会社などが取り扱う介護保険や認知症保険と言うのは、保険会社の規定によって介護状態と認められた場合に、一時金として保険金を支払う保険です。

また、商品によっても異なりますが、多くの商品は一時金を受け取った時点で保険は終了します。

  • 公的介護保険は、自己負担の軽減
  • 民間の介護保険は、保険金を受け取れる

これが、2つの簡単な違いと言って良いでしょう。

社会保障と民間の保険会社の商品ですので、保障内容には大きな差があります。

現場の声はどんな感じ?

これは、知り合いのデイサービス事業をしている方から聞いた話ですが、介護保険を使用する方・介護保険制度を知っている方と言うのは意外に少ないみたいです。

介護保険の歴史は意外に浅く、平成12年(2000年)4月1日からの制度であり、実はまだ20年くらいしか経っていない制度なのです。

そのため、現在の80代以上の高齢者の方からすると少し馴染みのない制度という事もあり、要支援や要介護の認定を受けて、介護保険の対象となっているのに、制度を活用せずにいたりすることが多いそうです。

介護保険があれば、デイサービスや訪問介護なども比較的気軽に頼むことが出来るのですが、制度をあまり理解できていない事や、もともとデイサービスや訪問介護に掛かる費用が高額であると言う認識が強い事から、サービスを受けよとしないという事だそうです。

また、高齢になり体調が悪ければ自宅から出ることも億劫になり、隣近所や社会との接点が薄くなることで、情報が入ってこなかったりするケースも多いみたいです。

私は、保険屋さんをやっていたことも有り、もし高齢者の一人暮らしのお宅に訪問をする場合には、「こんなことがあるよ!!」と教えてあげて欲しいと頼まれたことも有ります。

これが、現場サイドのリアルな声でしょう。

まとめ

公的介護保険に関して書きましたがいかがでしたか?

基本中の基本しか書いていませんので、もう少し細かな制度などに関してはまた機会があれば書こうと思いますが、介護保険に関しては基本をしっかりと覚えておけば何かあっても大丈夫です。

もし、身近な方で要支援・要介護の認定を受けている方や、それに近い方がいらっしゃれば「介護保険について知っている?」と声をかけてあげてください!!

近年では浸透してきたとはいえ、まだまだ新しい制度ではありますので、これから介護を必要とする際などのために覚えておきましょう!!

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