保険者と言う言葉を知っていますか?
あまり馴染みのない言葉だとは思いますが、生命保険・損害保険など保険には必ず関係する存在です。
この保険者とは、保険を契約する人(保険契約者)でも、保険の対象になる人(被保険者)でも、保険金を受け取る人(保険金受取人)でもありません。
それでは、この保険者とはいったい誰の事を指すのか?
この記事では、この保険者について少し解説していきます。
保険の基礎になりますので、覚えておきましょう。
保険者とは誰のこと?
結論から言ってしまうと、「保険者」と言うのは一般的に保険会社の事です。
この一文で説明は終われます。
しかし、保険者を厳密に説明すると、保険契約の当事者であり保険事故が起こった時に保険金を支払う側の者を指す言葉です。
その事から、一般的な保険契約では保険会社が保険者となります。
あまり馴染みが無い言葉だと思いますが覚えてきましょう。
保険者は保険会社だけではない!?
先ほど、保険者は一般的には保険会社と言いましたが、保険者は保険会社だけではないのです。
それでは誰が保険者になるのか?と言うと、政府や再保険会社です。
これは、「再保険」の場合です。
この再保険と言うのは地震保険で有名なのですが、保険会社が保険を掛けている保険の事を再保険と言います。
再保険は主に損害保険の分野になりますが、広域災害が起こった場合の保険金支払いに備えるための保険となります。
その保険の掛ける先は、再保険会社と政府になります。
再保険の場合には、保険契約者が保険会社となり、保険者は再保険会社と政府になります。
広域災害時の保険金支払いに不安を覚えている方は、この制度を知っているだけで、安心できると思います。
因みに、再保険を掛けている事で、広域災害等で莫大な保険金支払いになったとしても、保険会社が保険金を支払えるようにしていますので、大きな地震や集中豪雨になどで広域な災害が起こっても大丈夫と思っておいてください。
まとめ
保険者について考えることは基本的に少ないと思います。
保険は「保険者」と「契約者」が居て初めて成り立つ物ですが、契約をする際には漠然と「保険会社と契約を結んだな~」と思っている方が多いです。
その認識だけでも充分ですが、保険者と正式な文言を覚えておけば、万が一、保険者は誰ですか?と聞かれるようなことがあっても大丈夫ですよね!!
基本的に保険者と言う言葉は出てこないですが、保険契約は保険者と保険契約者と被保険者の3者が必要だという基本的な保険の事を知っておきましょう。
コメントはまだありません