子供を育てていくのは大変な事でしょう。
教育費や食費など、子供に掛かるのは時間だけではなく大きなお金が掛かりますよね・・・
そして、もし子供が他人様に危害を加えたらどうしますか?
子供は、外で遊んでいる時は思いもよらない事をするモノです。
子育て中の方であれば、「そうそう」と納得できる方も居るでしょう。
これから子育てをする方にとっては、自分の子供の時を思い返してみてください!今では考えられないような事をしていませんでしたか?
そこで今回は、子育て中に潜むリスクに備えるための保険について解説していきます。
目次
子供は何をするか解らない!!
子育てには、お金が掛かるので学資保険などに加入している方も多いのではないでしょうか?
しかし、子供が成長するにつれ必要な保険は「賠償責任保険」になってきます。
この賠償責任保険は、第三者に対する加害行為で負った賠償責任を補償してくれる、損害保険の一種です。
こども保険など、子供の病気に対する保険も多くありますが、子供の医療費は各自治体によって補助がしっかりしているケースが多いので、意外にお金はかかりません。
しかし、冒頭でも書きましたが、子供は何をするか解りません。
他人様の家の窓ガラスを割るかもしれません。
他人にケガを負わせるかもしれません。
車を壊すかもしれません。
子供が外で遊んでいると、これらの事は普通に起こるでしょう。
私も子供の頃は近所の公園で野球をして、人様の家の窓ガラスを割ったり、遊びに夢中になり自転車に乗った女性と衝突してケガを負わしそうになったりしました。
遊びに夢中になり、この様な経験をしたと言う方も多いのではないでしょうか?
遊び場や取り巻く環境なども変わってきていますが、子供は何をしでかすかわからないモノなのです。
万が一、取り返しのつかないほどの事をやっても、「賠償責任保険」があれば何とかなる事もあります。
子供が成長して小学生ぐらいになったら、「賠償責任保険」の加入を検討しましょう。
賠償責任保険は誰のため?
先ほどの内容でほとんどの解説は終わりましたが、これだけでは内容が少ないので、もう少し掘り下げて色々と解説しましょう。
賠償責任保険に加入するのは、被害者のためでもあり自分たちのための保険です。
子供が賠償責任を負った場合には、賠償能力が無いため親である、あなたたちが賠償責任を負わなければいけません。
窓ガラスを割った!など、比較的少額の弁償で済むなら良いですが、自転車に乗っていて歩行者と衝突して大けがをさせた!と言う様な場合にはどうしますか?
自転車事故の賠償額は数千万円・数億円単位になる事も珍しくありません。
子供が元気に遊ぶことは良い事ですが、こんなリスクは往々にしてあります。
そんな時に、賠償責任保険を使う事で、被害者の治療費もしっかりと払えますし、物を壊してしまった場合もしっかりと弁償が出来ます。
これは、相手のためでもあり、自分たちの身を守るためでもあるのです。
どんな保険で準備すれば良い?
賠償責任保険は単独での加入は難しいです。
火災保険・自動車保険・傷害保険に特約としてセットできる場合が多いので、それらの保険に加入している方は、特約を確認してみてください。
また保険会社によって、火災保険・自動車保険・傷害保険それぞれで、補償額が異なる場合があるので、その辺りも確認するようにしましょう。
火災保険では「2,000万円まで」なのに、自動車保険では「無制限」と補償額が異なる事もあります。
また特約名が異なることが多く、「日常生活賠償保険」「個人賠償保険」など主な内容は同じですが、保障する人の範囲が限定されることも有りますので、この確認もしっかりとするようにしましょう。
その他に欲しい保険とは?
子育て中は、賠償責任保険が必要だと書きましたが、その他に入っておきたい保険があるかな?と気になった方は居ませんか?
元保険屋さんの意見としては、出産時にしっかりと保険を組み立てておけば、子育て中に慌てて保険に入る事はありません。
正直、子育て期間中は新たな保険に加入する金銭的な余裕は無いかと思います。
しかし、気になると言う方は、子供の医療保険(こども保険ではなく大人と同じ医療保険)を終身保険で加入する。
または、子供の将来のために貯蓄性のある終身保険や養老保険や外貨建ての保険などに加入するのも良いでしょう。
使い道としては、大学の費用の準備に掛かる費用や、就職などで独り立ちするときの費用、また結婚資金のためなど子供に対する貯蓄代わりの保険に加入するのも良いでしょう。
しかし保障面だけを考えての、子育て期間中に加入するべき生命保険はありません。
まとめ
子育て期間中に必要な保険に関して解説しましたが如何でしたか?
最後にもう一度言いますが、子育て期間中に必要な保険は「賠償責任保険」です。
子供がすくすくと育ち、外で元気よく遊んでいる途中に、人にケガをさせたり、人の物を壊してしまう事はあります。
予想できない事をするのが子供です。
この記事を書いている私も、小さい事ですが、いろいろやってしまった子供時代があります。
この記事を見ている子育て中の方も、昔は色々やっていませんでしたか?
時代も変わり、「ごめんなさい」では済まない事も多くなり、世知が無い世の中にはなりましたが、そういった時代になったからこそ、「ごめんなさい」と言ってから、しっかりと弁償するようにしましょう!!
また、そうなった時に困らないように、事前にしっかりとリスクヘッジはしておきましょう!!
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