「生命保険は若いうちに入ればお得!!」と聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
確かに生命保険は若ければ若いほど保険料は安くなります。
しかし、年齢だけではなく男性と女性と言う違いでも保険料が異なるのは知っていますか?
意外と知らない方も多いのではないかと思い、今回は男女での保険料の違いやその理由を解説し、この違いで得をする保険商品についても解説していきます。
目次
保険料を決める要因は?
まず保険料を決める方法について少し書いておきます。
保険料を決める要因は
- 予定利率
- 予定死亡率
- 予定事業費率
この3つと言われていますが、簡単に言うとリスクが高ければ保険料も高く、リスクが低ければ保険料も安くなるという事です。
様々なサイトや本などには、難しそうに書いていますが、簡単に言ってしまえばリスクの差だけと思ってもらって良いのです。
そして、そのリスクは男性と女性では少し違いが出てきます。男性と女性では平均寿命や健康寿命が違うので、男性と女性で保険料が異なるのです。
男女別でのリスクの違いを次の章から解説していきます。
リスクと平均寿命
保険料の決め方にはリスクが大きく関係すると書きましたが、ここでは男女別の平均寿命という所を見て保険料の差について考えていきましょう。
平均寿命の差
男女別で平均寿命が異なるのは皆さん知っていると思いますが、その差はどれぐらいあるのでしょうか?
男性の平均寿命:81.25歳
女性の平均寿命:87.32歳
平均寿命だけでみると、男女で約6歳差があります。
この差が保険料にも大きな差が出てくるのです。
リスクの差
平均寿命が違うという事は、それだけリスクにも差が出てくるという事になります。
死亡に関するリスクだけを見ると、女性よりも男性の方が高いと言えるでしょう。
そのため、死亡保険に関しては女性の方が保険料は安い傾向にあります。
死亡保険以外の医療保険やがん保険に関しては、平均寿命だけではなく様々なリスクを考慮する必要があるので、また話が変わってきます。
男女別で得する保険とは何でしょうか?
男女別で保険料が違うという事で、保険商品によっては契約者を変えることで少しお得になる場合があるのです。
普通の生命保険は、契約者=被保険者となる場合が多いので、死亡保険や医療保険の様な保障を重視する保険では関係のない話なのですが、貯蓄を重視する保険に関しては男女の保険料の差が大きく関係してくるのです。
代表的な貯蓄重視の保険と言うと「学資保険」となるでしょう。
学資保険は、基本的に契約者を両親のどちらかにして被保険者をお子さんにする契約形態となります。
学資保険の保険料は、契約者の年齢・性別で決まりますので、男性よりも女性の方が保険料は安くなります。
学資保険は、学資年金や給付金が契約時に決められている事で、貰える金額は決まっていますので、支払う保険料を安くすれば得をするという事になりますよね?
同じ金額を貰うのであれば、それに支払う金額は少ない方が良いという事です。
同じ年齢の夫婦であれば、お母さんを契約者にする事で、少しですが得することが出来るのです。
また夫婦で年齢差があり、お父さん(夫)の方がお母さん(妻)より年下の場合は、年齢差にもよりますが、お父さんを契約者にする方が保険料は安くなる可能性がありますので、その場合は、どちらを契約者にする方が保険料は安く出来るのか?という所を比較するようにしましょう。
まとめ
今回は、男女で保険料の差が出るという事を少し解説しましたが、学資保険や終身保険などで貯蓄性を重視して保険に加入する場合には、男女での保険料の差が出ますので、どちらが契約者になっても良い場合には、保険料の差を意識するようにしましょう。
一般的に生命保険への加入を考える場合には、この男女の保険料の差を意識する事も少なく、知らない方も多いのですが、男女で保険料の差がある事を知っているだけで、少し得をするか損をするかと言う商品もあるという事を知っておいてください!!
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